ヒルデガルトの症状ミニ辞典～疥癬編～

いつも読んでいただき
ありがとうございます。
さおりんです。


中世の時代に修道女で
医学や作曲、薬草など幅広い知識を
信仰と共に教えていたヒルデガルト
という方が症状別によって
説明しているのでご紹介します。


今回は、疥癬についてです。


【疥癬】
こちらの疾患は、皮膚病で疥癬ダニ
により引き起こされます。
たいていは人間から人間にもしくは
ダニに汚染された寝具や下着から
伝染します。


ダニの糞や卵で、とくに皮膚の
柔らかいところ(肩、手首、性器)に
激しいかゆみが生じます。


疥癬でじくじくした、部分的に
慢性化した湿疹が出ることも
あります。


ヒルデガルトは疥癬に、ラードを
ベースにした、チャービル、
メシダ、オオグルマを含む軟膏
を勧めています。


《オオグルマの軟膏》

オオグルマ
Inula helenium /Alant
エレカンペーン、イヌラ

オオグルマは庭で栽培すると
1～2mの高さに成長します。
枝分かれは少なく、幅20㎝ほどの
大きな葉は、裏側がフェルト状で
銀白色です。7月から8月にかけて
咲く黄色い花は、アルニカに
似ていますが、はるかに大きく、
その花が終わった秋に、
カブのような形の根を収穫します。


収穫したら汚れを落とし、長いもの
は2つに切って、糸が日陰に吊るして
乾燥させるのが、最良の方法です。


精油成分、アラントラクトン、
アズレン、なかでもイヌリンを
含んでいます。


現代医学でもイヌリンは腎臓の機能
を促すために用いられます。
かつては疱疹、湿疹、発疹といった
皮膚のトラブルによく外用され
根を煮て、その煮汁を湿布に
使っていました。


オオグルマには痰の切れをよくする
作用もあります。


そのためヒルデガルトは、肺の病に
も勧めています。
その場合には、ワインに根を
いくつか漬け込み、根が収縮したら
新しい根と交換します。


このワインを毎食後、または食前に
リキュールグラス1杯(約20ｍｌ)
飲んでください。
現代医学でもオオグルマは、
糖尿病などの食事療法に
よく使われています。


オオグルマの軟膏　皮膚トラブルに
・チャービル　1
・メシダ　3
・オオグルマ　5
・水　1/4L
・硫黄　少々
・ラード


ハーブ類をブレンドして濃い目の
お茶を入れます。蓋をして冷まし、
濾します。同時にラードを少しずつ
溶かし入れ、他の材料も加えながら
かき混ぜます。
冷まして何度もかき混ぜ、弾力の
ある軟膏にし、幹部に塗ります。


現代でも、疥癬は病院内でも
感染が広まる皮膚病なので
このような軟膏が
重要になってきます。


ほかには、
濃いワイルドタイムティーを使って
洗浄、湿布、入浴をします。
そして数週間、ネトルティーを
たっぷり飲んでください。


シーツ類や下着を頻繁に
取り換えましょう。
かゆみが長引くときは、
皮膚科へ行ってください。
とくに子どもの場合は、
医師の診察が必要です。


ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
さおりんでした。

ここから先は、
アフィリエイトプログラムを利用して
商品のプロモーションをしております。

この記事は
LGBTQのジェンダー種族や
ADHD・HSPなどの繊細敏感種族
いわゆる繊細感覚派の方々向けに
セルフメンテナンスする生き方の
ために「ヒルデガルトのハーブ療法」
から一部引用して紹介したものです。
ぜひ手に取って
読んでみてくださいね。

ヒルデガルトのハーブ療法 修道院の薬草90種と症状別アドバイス [ ハイデローレ・クルーゲ ]
価格：2750円（税込、送料無料) (2022/12/21時点)

楽天で購入