Fear less, hope more! Vol.2
昨日に引き続き、「生きがいの創造」(飯田史彦著)について書いていきます。
前回は、プロローグを読んでということで、今日は「第一章」に進みます。
第一章のタイトルは、
「過去の人生の記憶」(Creating the Value of Life)
読むのに結構かかってしまった。途中からは夢中になってあっという間でした・・・今日なんか体きついなと思ったら、満月らしいですよ!
というのは、さておき、
第一章は、「生まれ変わり」の科学的根拠・事例という感じでしょうか。
「退行催眠」と「トランスパーソナル誘導」
という、私は知らなかった用語が出てきました。ここで出てくる「退行催眠」とは、奇術でも魔法でもなく、「意識を特定の一点に集中させる技術」に過ぎないとのこと。「トランスパーソナル誘導」とは、人間をトランスパーソナルな(脳意識を薄めた)状態に誘導することにより、脳では認識できない情報に触れることができるようになること。それらの中には、生まれる前の記憶、過去の人生の記憶、人生の意味や目的についての情報などが、数多く含まれている。
と、ちょっと難しいなと思ったんですけど、このトランスパーソナルな状態にする方法は色々あるけれども、その中で、「退行睡眠」という手法を用いた例というのが、今回の本に書かれているようです。
「睡眠」と「催眠」
これも全く別もの。著者は、
睡眠とは、「意識の変容状態、つまり、信頼のおける雰囲気の中でリラックスし、意識的に心を集中して聞くこと」
と説明している。催眠の最も深いレベルに達した被験者でさえ、眠ってはいない状態で、催眠療法士の言葉全てに応答しているからである。
でも、1つだけ共通点がある。
それはどちらも、平常とは異なる精神状態であり、そのような状態にある時、人間は通常の外的な感覚よりも、内的な感覚を使うことができるようになるという点である。
どうやら、この「トランスパーソナル誘導」にはレベルがあって、レベル5まで到達すると、過去生の記憶がかなり現実味のある状態になるようだ。
正直、読んでいて本当に映画やドラマの世界なのかと思った・・・
信じる信じないは重要ではなくて、人間って本当に不思議な生き物だと思う。事例は個人的には、非常に興味深かった。「キリスト」が生きていた時代のことを、スラスラと話す人がいたり、古地図を調べたらその人が話した土地が存在したり・・・。まるでファンタジーの世界。
でも現に歴史は進んでいて、私たちも今歴史の中に生きているわけで。
「生まれ変わり」をしているとしたら、教科書に載っているような世界に「自分」がいても不思議じゃないというか。だとしたら、「今回」って自分は何しにきたんだろうか。
頭がめちゃくちゃいい学者たちが証言しているわけだから、「なんなのこれ」って思うより、「いや面白い。」って信じてみた方がこれはワクワクする!と私は思う派です。笑 考えは自由ですけどね。
第一章の最後に、著者がこのように仰っていました。
もちろん、本書をここまでお読みくださったうえで、「このような事例は証拠に値しない」と判断されるのも、「これほどの証拠があれば自分にとっては十分だ」と評価されるのも、読者のみなさんの自由です。しかし、「証拠など無く、単に、信じる信じないかという問題」であった時代から、「さまざまな証拠にもとづいて、各自が判断できる問題」である時代へと移ってきたことは、おわかりいただけることでしょう。
第二章は、「人生のしくみ」ということで、おそらくここからが本題っぽい感じがしますね。科学的根拠を基に話しているのが非常に面白いです。
動物はこんなこと考えていないわけで、(考えていたらまたそれはそれで面白いけど)人間だけが、このようなことを考え、そして科学的に研究している人たちがいる。というだけでもすごいというか、面白いですよね・・・
今回の人生は1回きりで、今も確かに幸せですけど、自分って何がこの世界でできるのかなってふと考えた夜でした。もし生まれ変わった「自分」がいて、2020年こうでしたっていう記憶があるとすれば、それがあんまり面白くない感じだったらつまらないよなって思うし笑
実は、前に前世がわかる人に色々話を聞きに行ったことがあるけれど、この本でもうつ病の人とかが退行催眠治療を受けてたけど、なぜか過去の記憶を聞くと人って安心するんですよね。自分の生きる意味を感じるからなのかな。
先祖がいないと自分もいないわけで。そう考えると、生まれるだけでもすごいのかもなあ・・・・。
また、明日読み進めてみます。
ありがとうございました。
完