禅の道(72)坐禅を毎日の習慣に
日々是坐禅
禅の基本を耕すために、念水庵の「禅の道」では「日々是坐禅」という取り組みを提唱しています。坐禅とは単なる静坐ではなく、心と身体を整え、深い安らぎと洞察を得るための行です。その中でも、最も重要な要素が「姿勢」です。
姿勢の核心—腰を立てる
坐禅における姿勢の基本は、「腰を立てる」ことにあります。腰がしっかりと立つことで、身体全体が安定し、自然な呼吸と心の平静が生まれます。しかし、腰を立てるためには、実は身体全体の連動した意識が必要です。その中でも特に注目すべきポイントが「首筋」です。
首筋の役割
頭は人体の中でも非常に重い部分であり、首筋が正しく支えられることで、その重さが無理なく背骨に伝わります。首筋が曲がっていたり、顎が突き出ていたりすると、背骨や腰に負担がかかり、結果として姿勢が崩れてしまいます。
正しい姿勢を取るためには、次のような意識を持つと効果的です。
耳の後ろを意識する
耳の後ろ側をグッと後ろに引くような感覚を持つと、自然に顎が引けます。この動きは、頭の位置を正しく整え、首筋が伸びる効果があります。顎を引く
顎を引くことで、頭の重心が背骨の真上に来ます。この姿勢により、首筋が安定し、背骨全体がまっすぐになります。背筋を一本の柱に
首筋から腰にかけて、まっすぐ一本の柱が通るようなイメージを持ちましょう。この柱が正しく立つことで、坐禅中の安定感が格段に向上します。
実践のポイント
以下の手順を毎回の坐禅の前に意識してみてください。
座蒲を使い、骨盤が前に傾くように座る。
足を組んだら、両手を丹田の前に軽く置く。
耳の後ろ側を意識して、首筋を伸ばす。
顎を軽く引き、頭を背骨の真上に置く。
これらのステップを踏むことで、腰を立てた正しい姿勢が自然と身につきます。正しい姿勢は、長時間の坐禅を快適にし、心と身体の調和を深めます。
姿勢を整えることの深い意味
「姿勢を整える」とは、単に身体を正しくするだけでなく、心を調えることにもつながります。腰を立て、首筋を意識することで、自然と心も一本の柱のようにまっすぐになり、雑念が遠のきます。
日々の坐禅の実践を通じて、この姿勢の重要性をぜひ体感してください。これこそが、禅の心を耕し、深める第一歩となります。
生死事大 無常迅速 各宜醒覚 慎勿放逸
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念水庵 正道
にゃんすいあん日記42日目
猫砂を買い替えた。
粒が小さくて軽いものは周囲に飛び散らしてしまう。
そこで少し大き目で重いものに替えた。
とたんに飛び散りが少なくなった。
離乳食にしている生後一年未満用のカルカンが切れた。
明日買いに行くことにした。
カルカンの量を少し減らしていこうと思う。
いずれはドライフードオンリーにしたい。
成猫用のカルカンは液体が多い。
これを子猫用のドライフードにかけたところ
食べっぷりが違う。
毎日の観察、すっかり親の視点。