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手羽先、味噌カツ、白ワイン|日本人とカイゼンの未来

先日、出張で名古屋に行ってきました。現地の社員と対面でコミュニケーションを取りマネジメントに繋げることが狙いです。

オンラインではよく顔を合わせていたものの、対面で会う機会はどうしても少ないこともあり、現地社員が食事会を企画して、交流の場を設けてくれました。

名古屋はグルメな街なので、交流としてだけではなく「名古屋めし」も純粋に楽しむことができたのです。

当日は名古屋駅から少し歩いたところにあるモダンな居酒屋で、お酒はワインが豊富に取り揃えられており、食事はもちろん「名古屋めし」でした。

白ワインをボトルで注文し、食事は名古屋出身の現地社員に任せました。白ワインを嗜みながら手羽先と味噌カツを味わっていきます。

一般的なイメージだと手羽先や味噌カツにはビールが合いそうに思いますが、どちらも白ワインとの相性は非常によく、新体験を通して「名古屋めし」を堪能することができたのです。

この時、ワインの様な西洋のお酒を日本のローカルフードに見事に合わせるその発想から、日本人のキャッチアップ力を見出したように感じました。

日本人はこれまでの歴史において、欧米の様に新しい発明をすることができていません。アメリカの様な技術フロンティアの国々と比較され「なぜ日本からはスティーブジョブズやマークザッカーバーグの様な起業家が生まれないのか」などとよく言われています。

しかし、例えば自動車について考えてみると、日本には世界最大級の自動車メーカーであるトヨタが存在します。

キャノンやニコンなど世界的に有名なカメラメーカーもありますし、パナソニックや日立など家電メーカーも世界的ブランドとなっています。

これらはいずれも技術フロンティアである欧米各国の企業が発明をし、日本人たちはその発明に一足遅れたタイミングでキャッチアップすることとなります。しかしその後「カイゼン」を繰り返し、その結果として莫大なブレークスルーを果たしたのです。

日々の生活を続けていると、日本は停滞しているように思いがちですが、もともとは独自の文化が全国に根付いている非常に特徴的な国だと思います。

発明こそできないものの、海外で出現した発明を独自の文化にあわせてキャッチアップしカイゼンすることで、これからの時代でも大きな成果を挙げることができるはずです。

トヨタが誕生した愛知県への出張で得た知見は、日本の未来はまだまだ明るいというポジティブな展望だったのです。

次回の名古屋出張では、赤ワインと名古屋めしをキャッチアップさせたいと今から目論んでいます。

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