不便な時代に戻りたくなる|通信制限になったら
もうかれこれ何年もの間、格安スマホを使用しているので慣れてしまったけれど、たまに月の利用量が上限を超えて通信制限が掛けられてしまうことがある。
そうするとネットで調べものもできなくなり、移動中にGoogleマップも使えなくなってしまう。物凄く不便でストレスフルだ。
こういう時に、便利なものを手にした人間はもう過去には戻れないということを痛感する。この時代の流れは不可逆なのだ。
ただ、こうして年に何度か通信制限を味わうと、その時の変化を楽しむようにもなってくる。金を払って解決するその前に、少し頭を使って考えてみると良い。
制限されているのであれば、そんなスマホはポケットから出してカバンの奥底に入れてしまい、街をよく見たり本を読んだりするようにしている。
そうすると気が散ることも減って、集中力が高まってきている実感を得られる。読んでいる本の理解度も圧倒的に高い。
確かにスマホは便利で革命的な製品だが、便利さゆえに必要のないことにも使ってしまう傾向があるのだとあらためて気づくことができる。
スマホやパソコンの中以外にも魅力的なコンテンツはたくさんあるのだから、それらに対してももっと時間を費やしてもいいのかもしれない。
いっそのこと不便な時代に戻ってもいいかもしれない。そんなことを思ったことがある人は、僕だけではないはずだと思う。