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憂鬱な朝を乗り越える工夫3選

僕は基本的にはポジティブな性格をしており、憂鬱な気分に陥って思い悩んだまま時間を過ごしてしまうようなことはしない。人生はあっという間に過ぎていくので、落ち込んでいる暇はないのだ。

しかし、そんなポジティブな考え方を持っていても、どうしても憂鬱な時がある。それも、思ってもいないのに死んでしまいたいような暗い気持ちになっている、重度に憂鬱な状態なのだ。

僕にとってそれは朝なのである。朝というか、寝起きと言った方が良いかもしれない。

どんなに楽しい夜を過ごしても、どんなに深く眠ることができても、寝起きの瞬間にはとんでもなく憂鬱な気分になってしまう。

自分の人生はこれでいいのだろうか、大したことしないままこの年になってしまった、また今日も仕事に行くのか、こんな平凡な生活を続けてだんだんと老いて死んでいくんだろうか。寝起きの瞬間には、ベッドのなかでそんなことを考えている。

普段、自分が人から相談を受ける時は「そんなことで悩まなくても良いのに」と思うものだが、朝に限ってはまさに自分がそういう状況になってしまっている。

これはもう数年以上に渡ってこういう状況なので、いくつか工夫をして何とか乗り切ることにしている。こんなネガティブな朝が死ぬまでにあと何千回と続くと思うと気が遠くなるが、朝は必ず来るものなのだ。

そこで、憂鬱な朝を乗り切るために僕が実践している工夫を3つほど書いてみることにした。ちなみにどれも本当に大したことはない工夫だ。

しかし、だからこそ誰にでも真似ができる。同じような人がいたらぜひ参考にしてみてほしい。


前夜にコーヒーを仕込む

コーヒーには結構うるさく、昔はハンドドリップでコーヒーサーバーにお湯をくるくると注ぎ、自分で淹れる習慣があった。立ち昇る香りを楽しみながら自ら淹れるコーヒーは、ネガティブな朝を乗り越える力を与えてくれる。

しかし、絶望的なほどに気分が落ち込んでいる朝に、お湯を沸かしたり器具をセットすることは物凄く腰が重い。セットしてお湯を注ぐところからは素敵な時間だが、いかんせんそれまでの手数が結構多い。

そこで、長年の習慣を変えて、コーヒーメーカーを購入した。

そのコーヒーメーカーには、前日のうちに挽いた豆と水をセットしておく。

豆は基本的にキーコーヒーのスペシャルブレンド。スターバックスの様に本格的なエスプレッソもいいが、毎朝飲むなら贅沢なものより庶民的な方が落ち着く。

こうして、翌朝はボタンを押すだけでコーヒーが出来上がるように仕込んでおいて、眠りにつく。朝起きてボタンを押すだけでコーヒーができあがる準備ができた。

どれだけ憂鬱な朝だろうと、さすがにボタンを押すだけなら何とかなる。

ポカリを飲む

これは一番簡単で効果があった方法かもしれない。朝起きてすぐに水分補給をするのだ。

どうやらミネラルというのはメンタルにおいても大切な成分らしく、ポカリスエットにはそれが豊富に含まれている。

人間、寝ている時に汗をかいており、朝は脱水状態になっていることが多いらしい。ネガティブな朝というのは、何も気持ちの問題なだけではなく、単なる水分不足やミネラル不足がもたらしている現象である可能性だってあるだろう。

だから、朝起きたらすぐに冷やしてあるポカリを飲むようにしている。朝起きた後に飲むポカリは物凄く美味しく、生き返った様な気分にしてくれる。

朝用の音楽を用意|プレイリスト作成

コーヒーを用意して、ポカリで水分とミネラルを補給したら、ようやく朝の時間を優雅に過ごす準備ができたようなものだ。

出来上がったコーヒーを飲みながら、ぜひ音楽を流してみてほしい。おすすめはやはりクラシックで、僕はピアノの曲をよく聞く。

モーツァルトでもショパンでも何でも良い。人類が長年受け継いできた芸術を無料で聞くことができる現代に感謝しながら、至福の時を過ごしてみれば憂鬱な気分はどこかに行ってくれるだろう。

気分にあわせてプレイリストを作成しておくと、更に便利で楽しくなる。僕は憂鬱な朝に聴きたいプレイリストの他、貧血の時に聴きたいプレイリストまで用意している。ぜひ、自分のケースにあわせたプレイリストを作ってみてほしい。

まとめ

こうして振り返ってみると、本当に大したことない工夫ばかりだが、どれも暗くて憂鬱な朝を乗り越えさせてくれた習慣ばかりだ。

気分が暗くなっている時は、人生の展望も暗く生きる活力も乏しい状態になってしまう。そんな気分ではとても幸福な人生を送ることはできないだろう。

しかし、気分が暗いのは何も本当に人生がうまくいってないからではない。僕の場合は朝に気分が落ち込む傾向があるというだけで、ちょっとした工夫で乗り越えれば、そのあとは活力に満ちた一日を送ることができている。

人生は短い。だから、憂鬱な時間よりも活力に満ちた時間を多く過ごすべきだと思う。

自分の特性や状況にあわせた工夫を見つけて、余計な時間を過ごさないようにうまく生きていこう。

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