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#7.再生のよもやま話


再生はパズルのようなもの

事業再生は、一見複雑に見えて、実はパズルのようにパーツを組み合わせていく作業です。個々の要素を正確に把握し、最適な場所に配置すれば、自然と全体が整っていきます。例えば、エクセルでPL(損益計算書)を分析することで、どこに問題があるかを明確にし、次に営業現場を一周して改善の手がかりを探す。このようにシンプルなプロセスを繰り返すだけで、再生の道筋が見えてくるのです。

弱点こそがチャンス

私が携わった企業に偏りがあるのかもしれませんが、ハリボテにもなってないくらい、営業が出来ていない企業。紙と伝言で成り立っている会社。数字に弱い会社。会議が機能していない会社が多いです。
そのあたりを分析して、僕はどう思うかって?
「大チャンスだ!僕が得意な部分が弱点だ!」
それをするだけで大いにプラスになる可能性が高いです。
弱点を見つけて、他で当たり前にやっている事をやるだけでその会社の再生は終了する。なんてことも多いですよ。

パチンコの釘と実際

パチンコの釘の話を良くします。
パチンコ雑誌を見ると、オカルト雑誌以外はどの雑誌でも「釘を見ろ」「千円あたりの回転数を」と書いてあります。
でも、パチンコ屋でずっと眺めていても、誰も釘をまともに見て座る人が居ません。
経営もこれと一緒です。何かのビジネス書に決めて、その通りに実行すればだれでも良い経営は出来ます。

再生はおいしい

再生は、実は非常に「おいしい」仕事です。なぜなら、うまく再生すれば企業価値が劇的に向上し、成功すれば企業も救われ、自分も大きな報酬を得ることができます。再生に成功した経験は、他の経営コンサルティングとは比べものにならない価値を持ちます。

安売り企業だらけ

現在、多くの企業が「安売り」されている状態と思ってください。赤字の企業は、毎月、経営者が過去の貯蓄や年金を入れて企業を維持している場合があります。毎年数千万円が減りながら生き残っている会社もあります。そのキャッシュが尽きる前であれば??実際には経営者は0円でも手放したいはずです。
大チャンスです。

再生企業に2年入って転職、ステップアップ

再生の現場に2年間しっかりと携わり、その後転職する。これを繰り返せば、短期間で大きな経験を積むことができるし、評価も上がります。再生に取り組んだ経験は非常に評価されやすいため、次のキャリアに進む際にも有利です。ステップアップのための転職を繰り返すよりも、再生の現場でしっかりと結果を残す方が、長期的には確実なキャリア構築が可能です。

外側からの評価と内側からの評価

企業の外から見る評価と、内側から見る評価は大きく異なります。外からの評判は良くても社内での会話は非常に劣悪だったりします。後ろ向きだったりも。
そんな中、社内の声を聞いても、赤字の企業の作り方しか聞けないので、僕はだいたい外のお客様や取引先の声を聞きにいきます。

営業は自社でやらなければならない?

再生企業では、営業は自社で行うべきです。営業活動を外部に依存することなく、自社でコントロールすることで、顧客との信頼関係を築き、企業の再生を確実にすることができます。再生の現場では、営業活動の強化が再建の第一歩となることが多いです。
営業が得意な人は、完全に再生屋に向いていると思っていいと思います。

金持ちになりたい奴に聞くな、金持ちに聞け

成功したいなら、実際に成功した人から学ぶべきです。事業再生も同じで、再生の実績を持つ人からノウハウを学ぶことが最も効果的です。経験豊富な再生屋に相談することが、成功への近道になります。
僕は、再生の世界を良くするためであればいつでも皆様の相談に乗ります。

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