【812球目】やったことがないこと
先日の日経トップリーダー大学の講義を経て、頭の整理が出来たような気がしています。改めて、私達がやっていること、目指していることを整理してお伝えてしていきます。
日本の製造現場を元気にする
三陽工業は日本の製造現場を元気にする会社です。
何回このフレーズを口にしたでしょうか。三陽工業は製造業と製造派遣業をやっている会社です。こう紹介している時代もありました。
製造業のイメージ。
決まった時間で、決まった場所で、決まった手順通りに仕事を行っていく。片方で日本のGDPの約2割を占めている主要産業であり、日本の製造メーカーが世界を席巻した時代もある。メイドインジャパンは今でもブランドの1つになっている。
戦後すぐの時代はバイクや自動車のメーカーが今でいう所のベンチャー企業でした。戦後飛行機が作れなかった日本において優秀な技術者はバイクや車の製造に集中してきました。本田宗一郎さんのような、世界に通じる技術者も生み出しました。それから70年以上が経過しています。
今の製造業はベンチャーではありません。どちらかと言えば旧体制の様なイメージもあります。若手が活躍するイメージが少し薄かったりもします。
製造派遣業では
製造派遣業においては負のスパイラルを正のスパイラルに反転させていきます。まずは三陽工業から配属する社員が定着をすることによって、その現場の無駄を省きます。教育工数のムダや配置転換で生じるムダ。定着しないことによる現場のストレス、これらを解消していきます。
そこから、次のステップです。
三陽工業の社員が新たな三陽工業の社員を指導できるようになることが理想です。それができると定着率がさらに上昇するのと共に、新たな風が吹き始めます。派遣というスキームではありますが、そこに三陽工業の職場があるかのような体制が出来てきます。しんどそうな人がいれば、声をかけることができます。それによって、離職予防ができます。
具体的なキャリアアップの目標も持つことができます。
より自身を成長させるための動きを取ることができます。
休まない、辞めない。そんなレベルを遥かに超える、製造派遣におけるサービス提供が実現していきます。そうなるとお客様の享受できるメリットはますます増加していきます。増員時には三陽工業が最優先になるため、そこで働く人・派遣先・派遣元の三方良しが成立します。
理想は全てのお客様に対してそれを行っていくことです。
まだまだ試行錯誤が続いていますが、試行錯誤を継続出来れば必ず実現できます。そうやってバイクの仕事は増えてきたのですから。
製造派遣会社
理念・ビジョン・存在意義。派遣会社は無形のサービス提供を行う会社なので、よりそこを意識すべきです。製造派遣は手段であり、目的ではない。何のために、製造派遣事業を行うのか、それを明確にする必要があります。
私達の場合は製造派遣事業を通じて、仲間をより増やし、そこで働く人を元気に笑顔にしていき、その生活を豊かにしていく。お客様も、良い人材の配属と定着を求めています。その価値を提供し続けていく。三陽工業の仲間が増えていくことによって、新たな仲間に寄り添えたり、お客様に寄り添えたり、お客様の期待を超える価値を提供できるようになります。
製造現場において、正社員や外部社員といった垣根を作ることなく自分の配属されている職場をより良くするためにはどうすれば良いかと1人1人が能動的に考えて、行動できる。
そこからは正のスパイラルです。それが継続できると必ずその現場は元気になってきます。私達、三陽工業の目指すべき所です。
社会問題を解決
2025年問題がそこに来ています。
中小製造業において、事業承継者不足、技能承継者不足は喫緊の課題です。
平均年齢32才を切る生産推進グループ、約1,530名全てがその社会問題を解決していく候補者となります。
中小企業には大企業が真似できない力を持っている場合があります。
その力を未来に繋げていく。その未来において、生産推進グループはもっともっと活躍していることでしょう。今のGT製造部の拠点長たちのように。
時給1200円で入った人達の年収が日本の平均年収を遥かに超えています。
もちろん、その道のりは簡単ではありまんでした。きつい時もあったと思います。ただ、その道は間違っていなかった。
多くの人が、それを実現できる可能性を持っています。
三陽工業の可能性は、社員1人1人の可能性の集まりです。
まだまだこれから、もっともっとシンカをしていきます。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。