【50球目】野球人口
野球人口が減っています。
大学以外の世代では確実に減っており、10年前との比較では3分の2になっているというデータもあるくらいです。
それと逆行して、プロ野球の観客動員数は伸びています。
DeNAや楽天といった企業が球団を持ってから、それが加速しています。
球団の親会社も、時代によって様変わりしますよね。
ダイエー、近鉄、阪急、南海。
私が少年時代には球団を持っていた企業です。懐かしいですね。
興行としての野球は人気があるけど、やる人は減っている。
そんな状況が、今の野球が置かれている立場です。
野球って、ルールが難しいと言われます。
ストライク3つで1アウト。
ボールは4つで1つ進塁。犠牲フライに振り逃げ。
難しいですよね。
ちなみに振り逃げは、3ストライク目を捕手が直接捕球できない時にアウトが成立しないルールですが、この3ストライク目はスイング時だけではなく見逃しのストライクにおいても成立です。
最近プロ野球でありました。
見逃しの振り逃げ。
珍しいですけどね。
こういうのが難しいかもしれません。
でも、まだまだ人気があるスポーツの1つです。
今のうちに行動すれば、野球をする人は増えるはずです。
でも行動しないと減る一方。バイクレースの世界で色々とそういう話を聞いていると、今のうちに動くべきだと強く感じますよね。
そんな野球ですが、私にとってはかけがえのないものです。
なので今日は、私が感じる野球の良い所と足りない所を思いつくままに書いていきます。
野球の良い所
まずは、個人競技と団体競技両方の要素が含まれている所です。
1対1の勝負が重なってチームの成績になる。
しかし、1つ1つの勝負は連動しています。柔道や剣道の団体戦のように1つ1つの対戦が独立していなくて、次へとつながるチーム力も問われます。
自分の力で誰かのミスを補うことができる。
逆に、自分のミスを誰かが補うこともある。
でも、1つ1つのプレーは独立しており1対1。
それが連動している所が、最も楽しい要素かもしれません。
天気の良い日に、仲間と共に広いグランドで1つのボールを必死に追いかける。
これこそが、野球の一番の楽しさかもしれません。
それを3年ほど前の岩手県で再認識させてもらったので、今も野球を続けています(⇩こちらの記事をご参照ください)。
そして、その為に、時間のある限り走ったり、バット振ったりしています。
野球の悪い所
考え方が古い。
と思います。あくまでも私の私見ですし、そうではない部分もあるとは思いますが、昭和を引きずっているよう気がしますね。
高校野球の丸坊主の強制。
声を出して足を揃えてのランニング。
理不尽な年功序列。
まだまだこういうのがありますよね。
全て昭和の軍隊が基になっています。
いま、令和ですよ。
昭和生まれの野球人としては、自分が通ってきた道ではありますが、もうよくないですか?
丸坊主は、したい人がやればいい。
足がそろって野球は上手くなるのか?
実社会は確かに理不尽なこともありますが、部活動は元来楽しむものではないの?
私の根底には体育会系のノリはあります。
先輩後輩は大切にしようと思います。
しかし、理不尽であっちゃダメです。
合理的であるべき。
最近は、高校野球の強豪校でも先輩にタメ口で話す。
そんなことも聞いたことがありますが、両者が良ければ良いのでは。
そして、社会に出ると通用しないよと理解させてあげれば、それもまたヨシでしょう。
野球のみならず
今の世の中、様々なことが多様化しています。
こどもがスポーツやるにしても選択肢が多いです。
私が少年時代は、サッカーをしていた子たちはそこそこいました。
でも、大人のサッカーは人気がなかった。
今はどうですか?
どちらも人気スポーツです。
そこまでいくには多くの人が行動を起こしています。
他のスポーツでも、そのスポーツを普及させようと様々な活動が行われています。
野球が取り残されないように。
野球で様々なことを学んだ私としては、とてもそれが気になります。
スポーツを通じて学べることも多いです。
どんなスポーツでもいい。文化的なことでもいい。
それに夢中になることで、学ぶことは人生の糧になります。
誰しもが、そんなことを経験できる環境があればいいですよね。
本日もありがとうございました。