【670球目】まだまだ
5年。
5年と聞くと短いですか?それとも長いですか?先日、生産推進グループの主任がHR営業にジョブチェンジし、研修に来られていたので少しお話をさせて頂きました。約5年半、生産推進グループとして頑張ってくれていた方です。5年。そこで感じたことを今日は書いていきます。
5年前
5年遡ると2018年12月になります。
日経平均株価は年末で約2万円。ドル円は109円という相場でした。2018年の漢字(日本漢字能力検定協会)は、「災」でした。西日本豪雨や北海道地震、台風21号など、大規模災害が相次いだ年です。
5年前の三陽工業は2018年6月1日にサンテックのM&Aを実施しています。
これが三陽工業としての初めてのM&Aです。この年に多くの仲間・拠点が増えています。ホームページから抜粋した2018年の出来事は以下の通りです。
5年前。
ちょっと前の様に感じますが、随分と前の様にも感じます。今と比較すると、全く異なる会社がそこにあります。5年振り返るだけで、三陽工業は全くの別物なのです。多くの拠点や工場が5年前に誕生しています。多くの仲間が5年前に三陽工業に入ってくれています。営業も管理も製造も、5年前は今と比較するとヨチヨチ歩きの赤ん坊の様なものです。まだまだ。そう感じていますが、伸びしろだらけです。
きっと後5年すると、今もヨチヨチ歩きに見えるのかもしれませんね。それくらい全ての部署、人がシンカをしてくれています。
勢い
5年前の営業。今振り返ると勢いが全てです。
1つも仕組みがありません。勢いだけと言って良いかもしれません。ただし、その時にその行動を取っていなければ、今が無いということは言うまでもありません。営業も管理もサンテックも全てに勢い任せでした。数字も順調に上がっていたこともありましたし、ここが勝負と言わんばかりに拠点が増えていきました。その時は勢い任せだとは感じていません。その時の全力で120%でやりきっています。
まだまだ仕組みが整っていないと先日、弱点として書きましたが、5年前はそれが弱点だとも気づいていない可能性があります。IPO準備という攻めの姿勢から管理部門の充実が生まれています。5年後、今を振り返るのがとても楽しみです。
前例がない
先日、ある人とお話をしていてこんな話がありました。
前例がない。大企業病の1つです。前例がないと言って新しい事をやらなければ企業も個人も衰退していきます。前例があることだけをやっていて成長できた時代がこの日本にはありました。だから、そういう文化が残っている所があります。
前例がないからやるんですよね。
前例がないから、価値があるのですよね。
前例がないからやらない。リスクを極端に嫌っている言葉だと思います。
しかし、前例がないからやらないという意思決定がそもそもこの変化の
激しい時代においては、リスクです。
誰しも過去の成功体験に引っ張られます。そこを置いておいて、今の外部環境、内部環境、経営資源を踏まえた上で最適な思考と行動を取っていくことが経営者には求められます。5年前は勢い任せだった三陽工業が、少しずつ地に足がついてきたのもその際たるものだと考えています。常に変化をしていく必要があります。変化を求めていくので、前例がないことだらけです。
やったことがないことをやってみよう。
それをやり続けてきたから今の三陽工業が存在します。
それをやり続けていくから未来にも三陽工業が存在します。
5年先の未来からの振り返りが楽しみです。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。
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