【158球目】先義後利と三陽スタンダード
昨日のnoteにも書きました先義後利という言葉。
今日はその言葉について少し深く書いていきたいと思います。
(⇩昨日のnoteはコチラ)
まずは、言葉の意味を調べてみると、
道義を優先させ、利益を後回しにすること。
「義」は人として当然あるべき道の意。
「利」は利益のこと。
「義ぎを先さきにして利りを後あとにす」と訓読する。
出典
『孟子』梁恵王・上
とあります。
義は人として当然あるべき道の意を指しますが、私は正しい行動と解釈をしています。
先義
人として正しい行動とはなんでしょう。
お客様や社員を尊敬すること。
笑顔と元気を提供すること。
1人1人の想いを尊重すること。
感謝の気持ちを持ち続けること。
思いやるのある行動を取ること。
相手のことを理解し、同じ目線で物事を考えること。
気づいた人もいますよね。
そうです、上記の行動は三陽スタンダードにある行動なんです。
(⇩三陽スタンダードについてはコチラを参照)
三陽スタンダード=正しい行動です。
それを証明してくれているのが、先義後利という言葉。
多くの企業が、これを理念や社是に取り入れています。
三陽スタンダードは、私が創ったものではありません。
社員の有志が創ってくれたものです。
先義後利という言葉を意識していたわけではないでしょう。
私の依頼は、その時の成果を上げている拠点長数名に対して、「今自分たちが意識をしていることを文章に纏めてください」といったものでした。
そこから三陽スタンダードが誕生しています。
すごいですよね。三陽スタンダードを創ってくれた人達は孟子と同じことを考えていた訳です。
もちろん、この前提には、大きな声で挨拶をするとか、脱いだ靴を揃えるとか、人に不快な思いをさせないとか、様々な行動があります。
役職関係なく、そういった行動を取っていく必要があります。
本来、役職が上がれば上がるほど、謙虚で温和で許容範囲が広くなるべきです。その中で、本質的な行動を取っていく必要があると考えています。
先義。大切なことです。
後利
簡単に言うと、結果はあとからついてくるです。
これもまた三陽スタンダードになりますが、三陽スタンダードの⑩には
「真似できない三陽工業の価値を築いていきます」
とあります。
①から⑨の行動を継続していくと⑩の結果になるんだよ。
三陽スタンダードはそういっています。
これも、作成時のプレゼンで「そう考えて創った」と聞きました。
孟子と同じことをみなさんは考えていた訳です。
すごくないですか??
中津/小倉/福岡の所長、姫路の所長、豊田の所長、米原の所長、神戸のグループリーダーが創ってくれた訳ですが、彼らは無意識に孟子と同じことを考えて行動していた訳です。
すごいですね。
そんな三陽工業を改めて見つめる機会が増えています。
自分の行動はこれに沿っているのか、それが本当に正しいと言えるのか。
自問自答を繰り返している今日この頃です。
まとめ
三陽スタンダードに沿った行動を継続していけば、⑩にある価値を創ることができます。=成果がでます。
なぜなら、製造派遣業界において、この様な考え方を持って行動している人は数少なく、この様な考え方を持って事業運営している企業はもっと少ないからです。
生産推進グループのみならず、HR営業もブランドも経営管理も全ての人が三陽スタンダードに沿った行動を取り続けることが出来れば、個人としての成果も出ますし、チームとしての成果も出ます。部署としての成果も出れば、会社としての成果にも繋がります。
いわゆる製造派遣業界を含む人材ビジネス業界においては、先義後利ではなく、先利の考え方でやっていける時代が長く続きました。
この辺りはまた改めて書きたいと思っていますし、私が感じていた違和感もここから来ていると考えています。
今日は、三陽スタンダードを創ってくれた拠点長有志は孟子と同じ考え方をしていたということをお伝えしたかったのと同時に、無意識にそんな行動が取れる社員を誇らしく思います。
三陽スタンダードはどこかでまたブラッシュアップされていくでしょう。
その時のメンバーは、きっと当時より増えると思います。
これもまたシンカの証です。三陽スタンダード⑥です。
「シンカ=真の価値。変化を恐れずシンカを止めない。だから私たちはシンキング」
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!