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【937球目】営業職で役に立つスキルは?

=社長ラジオ【11球目】の内容です=

皆さん、お疲れ様です。三陽工業株式会社代表取締役の井上です。
今日のテーマは「営業職で役に立つスキルとは?」です。営業職って聞くとどんなイメージをしますかね?コミュニケーション力があって、自分の主張をしっかりして、期限管理をしながら自分の思い通りのスケジュールで物事を進めていく。たまにTikTokで某外資系金融機関在籍の人が営業の極意みたいなのを話されたりするんですけど、私は基本的にゴリゴリ売られると引いてしまうタイプです。


▼営業職に必要なスキル

人によっては違うかもしれませんが、あくまでも私の考え方として聞いていただきたいのは、営業職で役に立つスキル、必要なスキルとしてシンプルに一言で言うと、「相手のことを理解すること」これがまず大前提です。

相手のことを理解するって何かというと、その会社の成り立ちや沿革は勿論のこと、その企業がどんな商品やサービスをどんな場面で必要としているのか、今使っている類似の製品やサービスに対して不平不満がないのか、もっとこうしたいという希望があるのか、それを使うことでどんな未来を創造しているのか、などです。

営業って最後は相手に決めてもらわないといけないので、コントロールできる部分を最高レベルまでコントロールする。コントロールできるのは自分の思考と行動です。

▼事例

例えば、過去の経験ですが、とある企業さんと付き合いができるかもしれないという営業に行く際に、その会社の創業者のことをひたすら調べました。大きな会社で、皆さんが知っている著名な人物でしたが、私はあまり知識がなかったので、ひたすら調べて興味を持ち、その企業の方に話をしました。社員さんであってもそこまで意識していないようなことを調べて話すことで、最終的にクロージング(成約)に至り、今もお仕事は続いています。もう20年ぐらい前の話ですが、相手のことを理解することが大切です。

もちろん目の前の方、個人についても同じです。個人情報保護法的な部分であまり根掘り葉掘り聞けない部分もありますが、相手の同意を得た上で質問をしながら理解を深めていく。営業は相手があってこそ成り立つ仕事です。様々な仕事がありますが、突き詰めると営業に集約されると思います。総務のような仕事でも、他部署とのコミュニケーションが必要で、営業的要素が必要です。

▼営業職以外でも

我々の会社でも他部署とのコミュニケーションが必要で、前工程や後工程がある中で営業的感性が必要です。営業的感性とは相手のことを理解することです。

相手がどんな状況でどんな仕事をしているのかを経験するのが一番早いですが、経理の人が営業の経験をするのは難しいので、頭で理解してもらいたいというところはあります。相手があってこそ成り立つ仕事がほとんどですから、相手を理解することで思いやりや気遣いが出てきます。

電話して人の時間を奪うなということもありますが、相手を理解した上での思考と行動は、相手に対してプラスになることにつながります。相手が自分の思いや考えを話してくれるようであれば、それが一番ベストです。できる営業マンはそんなにベラベラしゃべらないと思います。どちらかというと聞くのが上手です。コミュニケーションですからキャッチボールをしないといけませんが、相手の言ったことを受け止めて返すことが営業にとってすごく大切なんじゃないかなと思っています。

本日はこの辺で。安全に。

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井上社長|三陽工業株式会社
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!