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シークレットラブ(仮) 感想
こんにちは。
積みゲーを捌けば捌くほど積みゲーが増えていくというよくわからないループに入っています。
そんな状況でもやはり新作は鮮度が高いうちにプレイしたいよなあ、ということで今回喋り倒したい作品はこちら。
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HOOKSOFTの「シークレットラブ(仮)」です。
遅ればせながら最近前作の「恋にはあまえが必要です」をプレイしたということもあり、ちょうどHOOKSOFT脳になっていたところで大変助かります。
まあプレイ速度が相変わらずめちゃくちゃ遅いので鮮度が高いうちにと言いながら発売から2か月経過しているのですが。
私は放課後シンデレラをプレイして以降ずっとHOOKSOFT作品が好きなのでこのシークレットラブも待ちわびておりました。
感想を書き始めて早速話が逸れてあれなのですが、
CRYSTALiAの絆きらめく恋いろはが美しょゲそのものにハマるきっかけになった作品とするなら、放課後シンデレラについては、美しょゲはCS版ではなくPC版でやらなくてはならないと思わされた、ある意味このジャンルの深みに嵌るきっかけになった作品なので、好きを通り越したレベルで好きだったりします。
つまりはそれほど私の好みに合う作風をいつも提供してくれるブランドということで、今回も非常に楽しみにしておりました。
というわけで、今回も少々駄文にお付き合いいただければ。
全体的な感想(ネタバレなし)
キャラゲーを追い求めている紳士諸君はとりあえず黙ってプレイしてみてほしい、相変わらずそう思わされる素晴らしい作品でした。
可愛いヒロインとのイチャイチャを堪能したいのであればやはりまずHOOKSOFTです。
本作品はホームページでもサラッと書いてましたけど、他作品に比べて明確に「エロ」に力を入れています。
ではどういう力の入れ方をしているのか?
それは一線を越えないが何かドキッとするシチュエーションがやたらと多い点です。
何か見えそう、何か良い匂いがする、耳元でそんな・・・など。
もはや五感全てで味わうエロとでも言いましょうか。
でも重要なのはその際に一線は越えていないところ。
男子高校生の妄想を具現化したものという表現が一番近いかもしれません。
作品自体の展開としてはいつも通りヒロインとのイチャイチャを優先し、かつ決してシリアスにはなりすぎないという信頼と実績のクオリティ。
いつも褒め言葉として書いているのですが、この作品のシナリオってあってないようなものなんですよね。
話の大きな筋があってその周りでヒロインとのあれこれがあるのではなく、あくまでもヒロインとイチャイチャすることがまず念頭にあってのストーリー展開といいますか。
でもそれでいいんですよね、キャラゲーって。
可愛いヒロインが可愛いことをしてるのを見たいわけですから。
そしてそのヒロインたちがまた今回も素晴らしいんですよね。
まず制服からちょっとおかしいですし、そんなみんな腕上げるか?というレベルで腋を見せてきますし。
共通√の序盤も序盤から視覚で訴えかけられる情報が多すぎて進めるのが大変でした。
あと今回私が驚いたのはシーン数がとにかく多すぎる。
前作の「恋にはあまえが必要です」でも二つの分岐√がありましたが、一つの√につき3つのシーン数でした(ヒロイン一人につき6回のシーン)。
本作品では二つの分岐√があるものの、一つの√につき6つシーン数があるので、つまりヒロイン一人につき12回のシーンが堪能できます。
・・・すごくないですか?
まあCG絵は基本一枚が多く、CG絵の枚数だけで数えると他作品とそれほど変わらないのかもしれないのですが、使いまわしのシチュエーションがなく12回ですよ、12回。
とにかくボリューミーなのが満足度にも直結している気がしました。
というわけで、この辺りからネタバレありであれこれと書いていきます・・・と書きましたがある意味その辺りを気にせず感想記事を読んでも問題ないのがHOOKSOFT作品の良いところの一つかもしれません。
未プレイで気にされる方はご注意を。
共通ルート
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共通に関しては一つだけ言及しておきたいことがありまして、序盤からヒロイン全員が主人公に好意を持って動いているって結構珍しくないですか?
まあ私がプレイした作品数なんて高々数十程度なので、実際そういう作品もたくさんあると思うんですけど、私にとっては初めての感覚でした。
「ヒロインを攻略する」という言葉もありますし、基本的には共通ルートでヒロインの好感度を稼いで個別ルートに入ってから・・・という展開が王道だと思うのですが、序盤にヒロインが主人公に好意を抱くきっかけの部分がサクッと進んだのが新鮮でした。
何なら共通ルートから各ヒロインとのイチャイチャが始まってましたよね。
そしてイチャイチャを堪能したいという思いでこの作品をプレイするわけですから、早々にそれを見せてくれるのが本当によくわかっているなと。
もちろんヒロインが主人公に好意を持つきっかけやその過程も重要なので、その辺りをサクッとしておきながらも決して疎かにはしていないバランスが素晴らしい。
あとは単純に付き合う前のイチャイチャは付き合った後のイチャイチャと大きく異なるわけですから、この展開にすることでヒロインたちの必死なアプローチを拝めるのが良いですし、競争を演出することで付き合ってからの燃え上がり方もまた違ってくるのかなと。
そんなことを考えつつ、今回も例によって私が攻略した順で個別ルートを書いていきます。
名取 美沙
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黒髪清楚系ドスケベヒロインことミサミサ。
もはやこの一言でだけでほぼネタバレみたいなものなんですけども。
私はまずオープン√で全ヒロインを一周して、クローズ√で二周目をするという流れで進めたのですが、最初からなかなかギアが高いヒロインを選んでしまったなあと思ってしまいました(褒め言葉)。
このヒロインだけ〇きゲーからの刺客と言われても納得しそうな感じです。
特にクローズ√のほうは迫る、撮る、送るなどなどもはややりたい放題してたと思うんですけど、とりあえずのツッコミどころとしてはミサミサだけ自撮りの量が多すぎる上に、質が高すぎる。
見せたがりなのか見られたがりなのか、はたまたその両方なのか。
授業中にスカートの中を自撮りして送ってきた写真がなぜか黒タイを着用してなくて、一体バレずにどのようにして撮ったのかがずっと気になっています。
さて、正直このミサミサについてはストーリーがどうとかあまりなくてですね、キャラのインパクトが強すぎるという一点に尽きます。
このシークレットラブという作品は、美しょゲは一線を越えるのが全てじゃないんだぞと、不意のチラリズムこそがグッとくる瞬間でエッッッッッなんだぞというコンセプトを感じざるを得なかったわけなんですけども、どうもミサミサだけは一線を越えることしか考えていないのではないかと、コンセプトを無視した突撃系ヒロインっぽく見えました。
ただ私、ガツガツしてくるヒロイン大好きです。
なんか発言が生々しいのがいいですよね。
変に婉曲させてないというか、ああ本当にこの人発情してるんだなという。
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結局のところ、チラリズムだけでは腹は膨れないわけでありまして、こういったドストレートなメインがあるからこそ前菜のありがたさがわかると言いますか。
そういう意味では最初のヒロインとして選んだのは正解だったのかもしれません。
あとはとにかくデカい。
デカすぎるのが気になるレベルでデカい。
美沙のCVの方は新人声優とXのプロフィールに書いてましたけど、シーン中の声がかなり特徴的だったと思いました。
ナニ声というんでしょうね、こういうの。
ちなみに個人的な好みの話ですが、今回は年上ヒロインがいないという珍しい(?)作品なので、ミサミサが先輩キャラだったらかなり(私が)盛り上がったのではないかと思っています。
こう学年が違うと何か秘密にしたほうが良さそう感がありますよね、知らないですけど。
ちなみにシーン周りだと黒タイ系ヒロインということで一つあってほしいなと期待していたシーンがあったんですけど、残念ながらそれはありませんでした。
なんとなく、本当になんとなくFDではありそうな感じがするのでそこまで取っておきたいと思います。
桃内 楓
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緑髪で、少し生意気で、でもイチャイチャしたがりで、その上北大路ゆきさんボイスの後輩キャラとかそれもう確実に当たりなんですよね。
オドオドするタイプの後輩ももちろんかわいいんですけど、やっぱり後輩キャラはイキってなんぼでしょう(※個人の感想です)。
本作品で唯一の後輩キャラとだけあって、付き合う前の共通√では主人公とご一緒できるシチュエーションがなかなか限定的だったのですが、付き合ってからは他ヒロインと同様それはそれはイチャイチャしてましたし、主人公と学年差があることから大学以降のことも見据えた、とてもいいシナリオ展開だったと思います。
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特にクローズ√に関しては、私がイメージしていたシークレットラブってこれだよこれという印象でした。
たぶん他にもそう感じた方がいると思うんですけど、意外とオープンとクローズに差がないのでは?と感じる瞬間がありまして、じゃあ何がそう思わせるのかというと結局オープンにするもクローズにするもそれはただの決めの問題になってるからだと思うんですよね。
同級生3人組なんかは多少なりとも秘密にしたい事情があれども、結局はどっちでもよくて、秘密にする?どうする?という付き合った直後になされるある種のイチャイチャプレイを見せられているに過ぎないわけですよ。
一方で、この楓に関してはキャラ設定のレベルから自然と秘密にする理由があるのが大きいと思ってまして、やっぱり身分の格差と言いますか、まあそこまで大層なものでもないんですけど、お嬢様キャラと普通の主人公が付き合うのってこれだけでも割と秘密にする理由になるかなと。
本当に秘密にしないとやばい感が他ヒロインに比べて大きく、秘密でこそこそやってる背徳感のようなものがより感じられる√だったと思います。
他ヒロインも秘密にする動機付けが作品内でもっとなされているとクローズ感が溢れたかもしれないですね(美沙以外)。
そして私は後輩ヒロインが優位に立つ系シチュエーションが大好物ですので、オープン√の3つ目のシーンとかドストライクでした。
他3人が強すぎることもありスタイルは比較的控えめな楓ですが、逆にここまで差があるとアクセントになってむしろ良いと思いました・・・思いましたよね?
ヒロインが複数がいる場合スタイルも多種多様、というかもはや小→大のグラデーションかのように全体のバランスが見られてることも多いですが、この作品はその辺りを度外視して癖(ヘキ)を前面に出しているのが良いですね。
佐和 ちあき
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さて、幼馴染枠です。
昔は一緒に遊んでいたのに気付けば疎遠になり、高校で偶然の再会を果たしたらグラマラスになっていた幼馴染です。
結論から言うと幼馴染ヒロインにハズレなし!
存分に、昔からの思い出を振り返り、お互いの成長を感じつつイチャイチャしてくださいと言わんばかりにイチャイチャしていて大変満足でした。
また、ミサミサやハルと一緒にいるから麻痺してますが、ちあきもとんでもないスタイルをしてますよね。
顔とスタイルのイメージが一致しなさすぎてそのギャップがやばい。
あと下着の色のチョイスが個人的にはエッッッッッという感じでした。
もうちょっと見せてくれ。
他にちあきの面白い点として、髪だけでなく脳内も意外とピンクなんですよね。
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遠慮がちだったヒロインが1回目のシーン後からタガが外れるパターン、大好きです。
ちあきはまさにその系譜でしょう。
ちなみにちあきとのシーンについては私が期待していたドンピシャのシチュエーション(クローズの3回目)があったので100点満点です。
同級生の幼馴染って精神年齢の差からか主人公に対しての面倒見の良さが目立つことが多いじゃないですか(唐突)。
でも想いを秘めた段階だとそれはただ面倒見の良い幼馴染であって、物理的な距離は近いが故に心的な距離はめちゃくちゃ遠かったりすると思います。
幼馴染という関係性がある意味邪魔するわけですよね。
クラスメートのヒロインのほうが心的距離は自然なのでまだ近い気がします。
ただ思いの丈は高校で出会ったばかりのぽっと出ヒロインに比べてめちゃくちゃ長いわけで、その辺りの我慢していた欲望を一気に解放した結果、存分に甘える(甘えさせる)だけでなんかこう一線を越えた感が出るんですよね。
なんでしょう、幼馴染に甘えるってそれだけで十分シチュエーションになると言いますか。
で、その甘え方、甘やかし方の最大限の表現が私はこのクローズ√3回目のようなシチュエーションだと思うわけです。
とまあかなり婉曲的な表現になってしまったのですが、一言でいうと幼馴染とか関係なく全ヒロインとも一回はこのシチュエーションでやってくれ。
ちょっと何の話をしてるのか分からなくなってきたので一旦止めます。
赤塚 ハル
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クラスの中心的ギャルの真面目な部分を知ってしまったらなぜか僕と付き合うことに?!
というなぜかラノベっぽい表現になってしまったのですが、ギャル良いですよねえ。
幼馴染にハズレなしと書いたところですが、ギャルもハズレがないと思います(自明)。
個人的にはあんなきっかけでギャルが自分のことを好きになるか?とツッコミを入れていたのですが、好きになるのは主人公のことなので自分は関係ありませんでした。
さて、ハルはとにかくスタイルがよろしいという話なのですが。
美沙やちあきもスタイルは非常に良いのですが、それよりもデカいという感想が真っ先に出てくるんですよね。
でもこのハルはスタイルが良いんですよ。
「美」です。「美」。
その結果何が起こるかというと、この作品のコンセプトでも秘密のアピール、つまり不意にドキッとさせるような行為の破壊力がとんでもないことになっていると思いました。
脱いでも美しいのですが脱がなくても美しいといいますか。
もはや立ってるだけで全編エッなシーンでしょう、これ。
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というか、今回の制服の恩恵を一番受けていたのがハルだと私は思います。
ふとももとか。
ふとももとかね!
でも私服が一番好きだったのもハルなので、結局スタイルが良いギャルはなんでも似合うということですね(偏見)。
ストーリー的にはギャルの部分よりも真面目な部分をトリガーに仲を深めることもあって、「自分しか知らない」的な意味での明確な秘密要素があったのが大変良かったと思います。
この点に関しては付き合ったことを隠す、隠さないに関係なくありましたか ら、ある意味一人でずっとシークレットラブをしていたとも言えます。
あと個人的には創作彼女の桐葉ぶりにCV夏峰いろはさんのキャラを攻略したのですが、良い声ですよね本当。
特に好きなのがちょっと低音感が出る瞬間で、普通の会話で喋っているトーンよりちょっと低くなることがあると思っていて、その感じがたまらなく好きです。
全体を通して
普段はどちらかといえばストーリーやキャラ設定の話について書くことが多いと自分では思っているのですが、今回は作品が推していることもありR18の部分に言及せざるを得ないレベルで実用的だったと思います。
ここまでに書いてなかったですが個人的には各個別√内で校内を探検する選択肢で、シーンではないがちょっとイチャイチャする的なシチュエーションが非常に良いと思っていて、この部分こそがシークレットラブのコンセプトを象徴するところだと思いました。
先にも書いた通り、美しょゲは一線を越えるのが全てじゃないんだぞと、不意のチラリズムこそがグッとくる瞬間でエッッッッッなんだぞというコンセプトですね。
それにしては一線を越えているシーン数も膨大なのがさすがのHOOKSOFTクオリティで、痒い所に手が届く感じでシチュエーションが幅広かったと思います。
あとはアイリーンやまふゆ、なつめあたりのサブキャラたちと何かあればガチのシークレット感が増した気がしてやみません。
いえいえそんな、シーンが見たかったとか、そういうのではないです。
最後に、なぜか幼馴染ヒロイン負けイベント集みたいな感じでちあきのキャプチャを結構撮ってたのですが、使うのが面倒になったので一枚だけ供養しておきます。
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シナリオ外での時間軸から主人公に好意を抱いていたヒロインが選ばれなかったときのリアクションはいつも切なく感じ、なぜか気にしてしまうタイプです。
このちあきの表情とかもめちゃくちゃ絶妙ですよね。
さて、HOOKSOFTなのでおそらくオープン√とクローズ√でそれぞれFDが出るであろうと思っていますが、個人的には将来結ばれるエンドが大好物ですので、FDではぜひ学園生活後の描写まであることを期待しまくっています。
ではまた機会があれば。