見出し画像

白刃きらめく恋しらべ 感想

こんにちは。

やむを得ない、本当に心底やむを得ない事情により音声作品とやらに最近興味が湧いています。

何かこう、緑色の髪をした敬語使いの魅力的なヒロインでそういった類のものが出たとか出てないとか・・・

唐突に何かしら音声作品の感想をアップした暁にはお察しください。

さて、こんな前振りをしておきながらいつも通り普通の感想記事になるのですが、今回喋り倒したい作品はこちら。

CRYSTALiAの「白刃きらめく恋しらべ」です。

私がKATANAシリーズ大好きおじさんのため過去にも感想を上げたりしていますが、本作品も例によってそのシリーズモノの一つとなります。

例によってCRYSTALiA公式Xより拝借

ご覧の通り時系列では一番未来の時間軸での作品で、またヒロインで朱雀院家が登場しないというある意味ではKATANAシリーズらしかぬ作品になるのですが、一方で世界観が同じということも相まって結構過去シリーズとの繋がりがあれこれ見えてきたりします。

そんな感じで、いろいろ書いているとめくらべ単独の感想というよりKATANAシリーズ全体の感想っぽくなってしまいましたが今回も少々お付き合いいただければ。

あ、この辺からネタバレがありますので未プレイの方はご注意を。

※めくらべ(本作品)のみならずかけはなを除く他のKATANAシリーズ作品のネタバレも含みます。※

※かけはな(刹那にかける恋はなび)はこの記事更新の今現在絶賛プレイ中ですが、かけはなの内容は一切知らないテイストで書いてます。※



全体的な感想

「いきます」とか「参ります」の決め台詞が好きなので・・・

まずはじめに、私は一つ文句を言いたいんですよね。
作品にではなく、この作品をイマイチと言っている方に対して。

面白い面白くないはプレイヤーの感性に依存するところが大きいので、面白くないと言っている方に対して私から何も言う権利はないんですが、それを差し引いてもこのめくらべは他のKATANAシリーズ作品に比べて評価が結構低いんですよ。

なんでかなあ、と考えると理由もまあ分からないことはなくて、おそらく一番大きい要因としてはこの作品が刃道ではなく化妖にフォーカスしている点なのかなと。

めくいろや椿恋歌は刃道要素と化妖要素のハイブリッド的なストーリーで、ゆれあかは完全に刃道特化のストーリーなんですけど、このめくらべは完全に化妖特化のストーリーになっています。

そのためKATANAシリーズの魅力の一つである「可愛いヒロイン同士によるスポ根的な要素」が全くなく、これは特に発売順にプレイした方はそうだろうなと思うんですけど、めくいろや椿恋歌をイメージしてプレイし始めるとちょっと同じシリーズのものには感じにくい、番外編のように見えてしまうのかなと。

あとは単純にヒロインが少なく(3人)、それも相まってかストーリー自体もそれほど長くなかったりするので、この辺りが評価を下げている要因なのかと思っています。

しかし!
しかしですね!

めくらべはKATANAシリーズでは現状一番未来の時間軸といったところで、朱雀院家の末っ子であるスーパーお姉ちゃん、もとい朱雀院椿さんやその周りの方々が卒業した数年後のお話になるんですけども、KATANAシリーズファンとしては他作品の関する情報がいろいろと小出しにされてたりもして、かなりニヤニヤしながら進められる内容になっています。

もちろん直接的な名前は出てこないんですけど、こういう過去作品のキャラたちが未来ではどうなっているのか、暗に見せてくれる手法は個人的にかなり好きだったりします。

ただこのめくらべは一番未来の時間軸でありながらもKATANAシリーズでは3番目の作品で、めくいろ→椿恋歌→めくらべ→ゆれあか→かけはなという順序で来ているので、発売時点でいわゆる公開情報になっているのはめくいろ周りのところだけなんですよね。

つまりゆれあかの朱雀院紅葉(朱雀院家長女)や風嶺雪月花、蛍雪、またかけはなの朱雀院撫子(朱雀院家次女)あたりの情報ってまだユーザ側にはインプットされていない状態なんです。

私はゆれあかを先にプレイして戻ってきているので、特に興味深かったのは朱雀院家ではなく風嶺家のほう。

ゆれあかとめくらべの時間軸は、おそらく15年~20年近く離れていると思うんですけど、ゆれあかのときは雪月花と蛍雪が風嶺グループ拡大のために演武祭で朱雀院を倒して優勝を目指すとか、蛍雪が風嶺のトップを狙ってその後グループを大きくしたいとか、どちらかといえば風嶺グループ自体は朱雀院家に後れを取っている貌だったんですね。

しかし、めくらべでは風嶺タワーなるものが建っていたり、風嶺家が化妖討伐に向けたサポートもできそうな雰囲気を漂わせており、割と力があるグループになっている印象を受けました。

そもそもめくらべのメインヒロインが風嶺性ということもあるんですけど。

するとまあ、ゆれあかの最後で蛍雪と紅葉が手を組みそうな感じもありましたし、当時の野望である風嶺家の地位向上は達成できたのかなあとか、年齢的にも蛍雪は30代半ばくらいでしょうし蛍雪がトップに成り上がって仕切った結果なのかなあ、とかいろいろと想像力を働かせられるんですよ、この作品。

そして何よりも面白い、というか気になるのは今作のパッケージヒロインである風嶺茉莉花さん。

風嶺姓ということに加えて体術も操る戦闘スタイルは雪月花と同じですし、また何より蛍雪がゆれあかの雪月花キャラエピソードで、茉莉花(お茶)が一番好きだと言っていた点。

蛍雪の子ども説は・・・ギリギリあり得るかと思っています。

ゆれあかとは15年~20年離れているので、蛍雪が当初は高校1年生ですが、風嶺グループ当主になれたのが高校卒業時と仮定するとギリギリ今の茉莉花(高校2年生)の母が蛍雪でも間に合いそう。

まあ蛍雪もあれで「当主になったので元気なうちに後継が必要でしょう」とかいうもっともらしい理由をすまし顔で並べてやっててもおかしくはなさそうですしね。

蛍雪はゆれあかで個別√はおろかシーンすらありませんでしたし(しつこい)、茉莉花の母が蛍雪として父は誰になるのかという話にもなるんですけど。

とはいえここまでの材料が揃っているとさすがに雪月花や蛍雪と何かしらの関係があるんだろうなと思っています。

また、これまで髪が白いのは朱雀院家姉妹の特徴だったので、茉莉花はその辺も関係あるかなと思ったのですが、これはこれで急に政治的な意図を感じてしまうので一旦置いておきます。

ちょっとKATANAシリーズ全体の話ばかりになってしまったので話題を戻すと、このめくらべという作品は先ほども書いた通り、化妖特化のストーリーになってます。

だからこそというか、目的はどの√でも共通で「化妖のボスっぽいやつをやっつける」というのが最終目標になっています。

あと美少女ゲー観点の仕組みとして面白いなあと思ったのが、この作品はほぼ最初からヒロインが3人とも好感度マックス状態なんですよね。

なので結構早々に個別√に入る貌で、本作品を短いと言っている人はおそらく共通√が短いことに釣られていると思うんですけど、これが結構新鮮でした。

KATANAシリーズは第一作品目のめくいろ以外では割とチャレンジングなことをしているなと思ってまして、通常作品と同じ規模のFDっぽいのを出したり(椿恋歌)、シナリオに個別√を設けなかったり(ゆれあか)、最初からヒロインたちが好感度マックスだったり(めくらべ)、そして最新作のかけはなも男主人公に声がついていたりと、何かしら特徴があるんですよね。

まあこの作品に関しては何よりも朱雀院家のヒロインを出さないという部分にチャレンジを感じるのですが。

さて、ここからは各ヒロインごとの感想になります。
引き続きネタバレありなのでご注意ください。

東雲 瑠璃

東雲と聞くと、めくいろに登場した東雲ひばりさんと親戚だったりするのかなと思いましたが、予想通り別√でそれっぽい匂わせがありましたね。

まあ同じ世界観の作品で苗字をあえて被せてるってことは十中八九そういうことでしょう。

主人公にべた惚れヒロイン第一号という感じで、幼い頃にピンチから助けてもらった縁から紗月に属することになった瑠璃ですが、東雲姓なので札とか使うタイプかと思いきやゴリゴリの近接剣士戦闘スタイルなのが意外でした。

というか、瑠璃√は全体を通してバトルモノの漫画みたいな話でしたね。

強さとは?守るとは?自分は強いのか?守りたいものを守れてないのにただ相手を切り倒すだけが強さなのか?など。

この辺りの悩みを主人公と一緒に解決していくのが瑠璃√の主題でした。

また、瑠璃√は結構過去作品のネタが多かった気がします。

瑠璃の折れたオリガミの修理を三城家当主の刀輝くん(めくいろの主人公)に頼んだというところとかは気になりますねえ。

↑のキャプチャは瑠璃がおっ〇いで刀輝くんを釣ってオリガミを直してもらったという話の流れからの姫芽のリアクションですが、隣にいた恋人の女の子、誰でしょうか。

この台詞の前に刀輝くんが「自分は折れた刀を直す因果があるのか」とか言ってますよね。

めくいろをプレイしたのは随分前なので、桜夜としおんのオリガミが折れたかどうかの記憶がちょっと怪しいのですが、椿お姉ちゃんは葵との試合中に間違いなく折られているのでやっぱり椿お姉ちゃんでしょうか、椿お姉ちゃんですよね。

まあその場合、椿お姉ちゃんはプロになっているという情報があるので多少有名だとは思うんですけど、それに対して「隣にいた恋人の女の子」なんて遠回しな言い方するかなあ、とも思ったり。

ただ椿お姉ちゃんがプロになったらアイドル刃道選手みたいに人気が出そうですし(あれだけ可愛いから当たり前)、この辺りのスキャンダルが活動に影響与える可能性を踏まえてあえて伏せている説・・・あるか?

めくいろのグランドエンドということで桜夜の可能性もあるかなと思ったんですけど、別シーンの桜夜っぽいTIPSには桜夜が都子を目標としているような記載があったりするので、あのめくいろの桜夜√を経て都子に憧れを持つか?という観点では疑問。

また椿恋歌、つまりめくいろで椿お姉ちゃんと縁があった世界線ではまさに都子と桜夜が師弟のような関係で絡んでいて上記TIPSとの整合性も取れるので、そう考えるとこのめくらべは椿恋歌を経た後のお話、すなわち椿お姉ちゃんとイチャイチャしている世界線である可能性がかなり高いのではないかと思っています(Q.E.D)。

あとはプロになっても都子が一番強いと思っている椿お姉ちゃんが尊い。
この姉妹の仲良し具合をもっと見せてください!

月橘 姫芽

月橘姓はシリーズを通して初めて聞いたので(たぶん)、めくらべで初登場したお家でしょうか。

織田家に仕える旧家とTIPSで説明があり、天呪特性を持った子どもが生まれる家系らしいので、亡くなったお姉さん(緋呂)が紗月に属していたのも併せて退魔師の家柄なんでしょうかね。

さて、姫芽はストーリーを通して結構温厚なメイドさんという印象を持っていたのですが、途中からいろんな意味での激重感情を見せられて面白さがありました。

先にも書いた通り、お姉さんはこのめくらべの共通目標となっている不浄紅顰(ふじょうべにしかみ)という化妖に殺されたという背景から、姫芽の奥底には復讐のためにその化妖をぶっ殺すという暗い動機があったわけですね。

しかしながら、主人公が最初にその紅顰を倒し切れなかったことで、茉莉花が想定外にその紅顰の一部を助ける貌になってしまったと。

共通の目標を持っていた仲間だと思っていた茉莉花が、姉の仇である化妖を助けたことを不意に聞いてしまった、このシーンの姫芽の慟哭はかなり印象的でした。

私はヒロイン同士のいざこざが起こりそうになると毎回ドキドキしてしまうのですが、結果的には仲直りしてともに紅顰をやっつけることができてめでたしめでたしですと(だいぶ端折ってます)。

私は言わずもがなKATANAシリーズの戦闘シーンが好きなのですが、特に最後の姫芽とミカが力を合わせて見た目が変わるという演出はベタながらもめちゃくちゃ良いなと思いました。

やっぱりどこかジャンプっぽいところがありますね、このシリーズ。

さて・・・・・・・・・CV:くすはらゆいさんですね。

私はまだプレイした作品の母数が少ないので、くすはらゆいさんというだけで「お?妹キャラか?」となるのですが、姫芽についてはこの作品の主題とかビジュアルからもそういうイメージがあんまり湧かなかったんですよね。

金髪でもないですし(偏見)。

ストーリーを進めていくと緋呂が姫芽の姉だということが明かされたので、まあ予想通り家系図上は妹キャラか、という感じで終える予定でした。

そう、終える予定だったのです(過去完了形)。

本当にやってくれましたよ、このシナリオライターさん。

まさか妹プレイで主人公のことをお兄ちゃんと呼ばせるとは。

感服しました、本当に。
全世界が泣きました。
スタンディングオベーションです。

しかもですね、割と真っ当な流れから急にこれに至ったのが面白くて、私としては全く予想していないタイミングでこれを放り込まれたので思わず笑ってしまいました。

正確には笑うじゃないですね、めちゃくちゃ口元が歪んだ、です。
ギリギリケツバットです。

くすはらゆいさんが発する「お兄ちゃん」からしか得られないものがある一方で、逆に妹キャラ以外の演技も見てみたくなりました。

ちなみにこのシーンの直後に、「みんなの前でも間違えてお兄ちゃんって呼んじゃうかも」という盛大なフラグがあったのですが、それについては回収がされませんでした。

ええ、決して欲張ってはいけません。
姫芽が主人公をお兄ちゃんと呼んだのも全く予想していなかったからこそ起こったわけなので、やはり欲張りさんになってはいけません。

あとはスペシャル枠で、ミカ(神様)が姫芽とともに何やら相当不埒なことをしているのがめちゃくちゃ面白くて、なんというか作中でも刃道の開始時の祝詞に八百万神(やおろずのかみ)という言葉が出たりとか、そもそも多神教ゆえにいろんな神様がいる前提のカルチャーであるジャパンという国の風潮というか、神様に何させてんねんというツッコミ待ちかのようなシーンでした。

あ、でもさすがにギリギリ一線は超えていないシーン(※一線の定義から議論は必要)なのですが、個人的にはやるならやる、やらないならやらないという感じでも良かったのかなと思ったりもしました。

風嶺 茉莉花

これは褒め言葉なのですが、KATANAシリーズで真っ当にヒロインをしているヒロインを初めて見た気がしました。

私のイメージだとKATANAシリーズって一癖も二癖もあるヒロインが多いんですけども、茉莉花の場合はかなり王道に近いヒロインというか。

特に瑠璃と姫芽がかなり癖のあるヒロインということもあり、より一層茉莉花の真っ直ぐさや誠実さが際立っていたと思いました。

主人公との関係も他二人は過去からの関係があるものの茉莉花は「一目惚れ」から始まっており、好意を抱くきっかけがちょっと浅いかなとも思っていたのですが、そこはシナリオ中に茉莉花らしい掘り下げがしっかりと成されていたのがさすがでした。

というかこの掘り下げもそうですけど、「仮面」という大ボスの化妖と同じ要素を茉莉花に乗せているのがめちゃくちゃ上手い設定だなあと。

真面目が故に敵に騙され事態が悪化するのもご愛敬。

茉莉花自身が最初は戦闘が得意でなく特訓をしているところからも、めくいろのしおん√を少し思い出しました。

茉莉花は審神者の性質を持っておりそれだけでも特異ではありますが、努力する過程が見られるシナリオ、言い換えれば修行パートになりますが、それが含まれる話は個人的に結構好きだったりします。

そして以下の告白シーンが良かったですねえ。

上から目線というと響きが悪いですが、茉莉花自身の仮面に対する苦悩を読んでからここを見返すと、本当にこれは風嶺茉莉花なんだなあ、と。

ただの告白シーンではなく、物語中の茉莉花を表す典型的なシーンだと思います。

表情という観点では最後のこのシーン、哀れみなのか悲しみなのか、はたまた風嶺茉莉花の仮面を押し出しているのか、いろいろ解釈ができそうな茉莉花の表情がパーフェクト。

あとは茉莉花のタイトル絵。
茉莉花が紗月の服を着て主人公と並んで立っている絵でしたが、将来的に紗月に加入したってことなんでしょうかね。

紅葉も自衛隊(天呪特科)に入るとかって話だったのであり得そうだなと。

基本的に紗月とはミッションが異なりますが、やばいときは天呪特科からも援軍をもらうとストーリー中に説明があったので、やばいときには紅葉と茉莉花の共闘とかもあったりするんですかね。

いえ、これでどうか一ネタお願いいたしますCRYSTALiAさん。

ちなみに、本当は各キャラのタイトル絵キャプチャを小見出しの画像に統一しようかと思っていたんですけど、姫芽のタイトル絵だけ明らかに公序良俗に反しているので諦めました。

プレイしてのお楽しみです。

ちなみにここまで言及してこなかったのですが、シーン周りは茉莉花が断トツで良かったです。

うーん、つまりはギャップなんでしょうかね。

瑠璃は最初からその気がありすぎて、姫芽は体型の主張が激しすぎてといったところで、もちろん良かったは良かったのですが、シーン単体ではなくストーリーの流れでのシーンという観点ではやはり茉莉花が一番良かったのかなと。

あ、姫芽の妹プレイは別です。あれは良い悪いではなくそういうものなので。

その他

「え?!〇〇のシーンは?!」という感想を毎回書くのも芸が無いので、喉まで出かかっているのを引っ込めるのですが、みくるがとてもいいキャラだと思いました。

KATANAシリーズの特徴であるヒロインの可愛い髪飾りとみくるの黒髪ショートという組み合わせがめちゃくちゃ似合ってるんですよね。

個人的に今作品で一番好きなCG絵はみくると主人公が手合わせをするシーンでみくるが構えている絵だと思っています。

立ち絵でも可愛いですが、立ち絵よりめちゃくちゃ可愛く見えますね。

なんなら、戦闘シーンに限って言えばこの主人公とみくるの手合わせがこの作品で一番面白かったまであります。

外国の血が混ざってるから天呪関係が一切無理ということで、そういえばめくいろのシアもそんな設定があったようなと思い出したのですが、ゴッドスピード絡みの家系だったりするんですかね。

またみくるは三島姓ですが、三島というとゆれあかで雪月花が使っていた体術に「三島流」があったのも気になるところ。

以下はゆれあかのものですが、天呪特科にも三島流はいるらしい。

一度公式でこの辺りの相関図とかデータブック出してくれないですかね。
課金してでも買いたいです。

そして相変わらず女ヒロイン→女ヒロインの感情が重めのシーンが。

ゆれあかのヴィッキー先輩と雫先輩のが典型的かと思いますが、結構この構図がKATANAシリーズでは今後も出てきそうだなと。

ちなみに、願望も込みですがこの構図の究極系は都子→椿お姉ちゃんです。

根拠はないですが、絶対にそうだと思っています。

みくるのCV:みたかりんさんはかけはなにも出演されるので従者とは違うキャラでどのような演技をされるのかが楽しみです。

全体を通して

最初にも記載した通り、一般的な評価は他のKATANAシリーズに比べるとそれほど良くないらしいのですが、これは紛れもなくKATANAシリーズの作品の一つで面白かったです。

刀、バトル、可愛いヒロイン、勧善懲悪、この辺りをしっかりと詰め込んだ、刃道とは異なる面でのKATANAシリーズらしさがありましたね。

また時間軸がKATANAシリーズで一番未来にあることもあり、過去時間軸の他作品との関係性も垣間見え、KATANAシリーズ大好きおじさんとしては大変楽しむことができました。

唯一の不満点はシーンのCG絵が1枚ずつしかない、つまりシーン数と同じという点くらいでしょうか。

スペシャル枠を含めると5シーンずつあるので一人当たりCG絵が5枚になるのですが、例えば紅葉とワンルームや旭とワンルームでは3シーンに対してCG絵が5枚なので、規模的にはFDと変わらないんですよね。

個人的にKATANAシリーズの楽しみはここがメインではないのですが、とはいえさすがにもう少しあったら嬉しいなと思いました。

あとこのめくらべはFDが出てないんですね。
公式的にも売れてない扱いなんでしょうか・・・

また、今後はめくらべよりも更に未来の話も期待したいですね。

やばい事案での紗月と天呪特科の共闘とかあれば紅葉と茉莉花が見れますし、刃道観点でも椿がプロになっており撫子が高校生時点でプロなので引退していなければその絡みとかも見れそうで、そもそも風嶺絡みで茉莉花と雪月花、蛍雪の関係なども。

TIPSによればしおんは退魔師になっているので、化妖絡みの話だと登場の余地があるかもとか。

最終的には朱雀院四姉妹で刃道の戦いをする作品がみたいですね。
誰が朱雀院家当主になるのかを決めるみたいな建付けで。

まあこの主題だとKATANAシリーズ最終回みたいになりますが。

最後に余談。

巫琴先生、それ九鬼旭さんと朱雀院紅葉さんのこと言ってます?
彼女たちが在学の頃からいるので絶対思い浮かべてますよね?

まあこれは冗談ですが、どうしても「鬼女」と書かれるとゆれあかで梨々夢が旭に向かって呼んでいた「おにおんな」という読み方をしてしまいそうで少し面白かったです(めくらべ上は「きじょ」読み)。

しかもその後ろに続くのが紅葉ですからねえ。

もう1点余談。

これは朱雀院家のTIPSなんですけど、一番最初に書いてあるのが長女の紅葉ではなく次女の撫子なんですよね。

だから何、という話ですが撫子が当初は長女の予定だったんでしょうかね。

私は設定厨なのでこういうことを意味なく考えるのが結構好きだったりします。

最初に記載の通り、この記事をアップしている時点ではまさに撫子がメインヒロインのかけはなをプレイ中なので、そちらもまた適当に感想を上げたいと思っています。

なお、プレイ時間確保に苦戦中。

ではまた機会があれば。

いいなと思ったら応援しよう!