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自分を守れないのに戦えるわけない
おはようございます、さんくです。
少し物騒なタイトルをすいませんwしかし、戦い方をミスれば本当しんどいと思うので、これまでの経験から思うことを書かせてもらいます。
僕は2年前までブラック企業に15年勤めてました。1日14時間労働、上司のパワハラ、後輩言うこと聞かん、休日に会社から鬼電。
本当に心は疲弊しましたが、ブラック企業で働いてたというのは僕の主観。
管理職をやってたので、上司を裏切らないよう媚びへつらいながら長時間働いてただけかもしれないし、上司のパワハラは僕への期待だったかもしれないし、休日の後輩からのヘルプの鬼電は、お前らでは頼りないから電話をかけてこいという空気を僕が出してたかもしれない。
僕は、心の底から14時間労働は会社から包丁を向けられてるものと同じと思ってるし、人前での罵声はパワハラと思ってます。
しかし、これがブラック企業かと言われれば、必ずしもそうとはいえない。
働き方の環境は整っていたし(管理職してたらどうしても問題が山積み、一方、一般社員は、かなり働きやすかった!)、業績はずっと右肩上がりだったので、お客さんからの信頼もあつかったのでしょう。
人を大事にする会社でもあったので、僕みたいに合わない人間(刃向かったり意見したりする人間)はボコボコですが、素直でうまいこと交わせる人間は優良な会社だったと思います。
ここまで長いこと説明してしまいましたが、つまり、自分の正義と会社(他人)の正義は合わないということ。
何回も言いますが、毎日朝から夜遅くまで働き、連日上司から思いっきり詰められる。でもこれは、会社は従業員はもちろん、従業員の家族も守らないといけないから、業績、お客さんの為に踏ん張ってくれ、お前の成長が従業員を守るんだ!とも解釈できてしまう。
なんなら、一般の社員はぬくぬく働きやすい環境なもんだから、陰で「なんでさんくさんは、いつも部長と険悪ムードなの?もっと立ち回り覚えなきゃダメよね」と言われる始末。
僕は、労働時間の長さ、平気でプライベートにズケズケ入られるのが苦手でしょうがありませんでしたが、数字の舵を握る者の宿命とも理解してました。
中には、「そんなのおかしい!」「もっと働きやすくする為に上を訴えろよ!」と言葉があるかもしれません。
でも、どうでしょう。テレビやネットを覗けば、過労死した従業員の遺族の方が会社を相手取って今も闘ってます。
自◯した従業員の遺族の方が闘ってるケースもある。
そこには、決して原告の正義を認めない会社の正義がある。
どんなに苦しい思いをして会社で働いてこようが、体も心もズタボロで病もうが、どちらが正しいかを決めるのは司法で、自分の主観ではない。
そう考えてると、自分の考えや振る舞いで会社を動かそう、情をもらおうと思っても無理な話で、というか、そこに注力すればするほど体を壊します。
こっちが泣いて、「大丈夫か?」の声がけをもらう思考は捨てて、いかに自分を守りながら心は健康状態を保ち、相手に「これは違うと思います」「無理なものは無理です」と言える環境をつくれるか。
基本、自分の心が安定してれば、だいたいの問題は対応できますが、戦い方(他人を動かそうとする)を間違えれば自滅しかねません。
まずは自分を徹底的に守る。話はそれからです!
応援してます。