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「心配事は起こらない」があまり好きじゃない
おはようございます、さんくです。
生きてればやっぱり苦しいことや辛いことはあるわけで、そんな時に手に取りたくなる本が心配事の9割は起こらない系の本。
未来への不安や直近の心配事を内心から排除したくなるのは当然のことで、ほとんどの心配事は起きないと思ったほうが、とうぜん心は楽です。
しかし、被害妄想歴30年の僕から言わせて見れば、その1割に当てはまるんじゃないかと毎日ドキドキするわけですw
たとえば交通死亡事故を見ても、みんな巻き込まれたくないと思ってるし、ヒヤッとする場面に不安を覚えたことはあると思います。
実際99%の人は事故に合わず無事ですが、1%の人は事故に遭ってしまうわけです。それがいつ自分の番に回ってきてもおかしくない。
「それが、被害妄想なんだよ」「99%大丈夫だから心配ないって」と声が聞こえてきそうですが、イヤイヤ僕は逆に、ずっとその不安の中を生きていたいと思うんです。
「事故は99%起こらない」か「事故は1%の確率でも起きる可能性はある」
この二つをならべたとき、真実は後者のはず。
目をそらさず真実と向き合った上で生きていたい。
これはネガティブな考えではなく超ポジティブな考え方です。
不安を感じるほど、今に目を向けて生きることができるんです。
いろいろリスクがある中でも、今こうして大好きな家族と過ごせて、スマホのボタンを押せば親と話ができて、週末には悪友と時間を忘れて酒が飲める。
不安と隣合わせにいるおかげで、日々のあたりまえの生活がいつも特別と感じられる。
心配事が絶えないからこそ、日々の生活をしっかり守ることができる。
紛れもなく不安や心配事が生み出してくれた「幸せになる力」です。
あともう一つ。これも被害妄想丸出しの意見ですが、心配事が的中し1%に該当してしまった時、かなしいかな立ち直れないと思うんです。
会社からクビを切られることはないと、たかをくくってて実際リストラを宣告されたらどうでしょう。
不安への免疫はないし、クビを切られてからの立ち回りも考えてこなかったし、不安と向き合ってこなかった分、一気につぶれてしまう可能性があるかもしれません。
実際心配事の9割は起こらないでしょう。これも真実です。そう思うと心もなんとなく楽になる。
しかし、将来への不安や心配事から目を背けるのは、物事の真理から逃げてるような気がする。
不安で不安で仕方ないこと、怖いこと、先が暗くて見えないこと。全部認めて受け止めた上で、自分は何ができるか考えたい。
心配事を漠然と抱えるなら、こっちから飛びこんでしまうのも一つの手です。
少々、肩の凝る生き方ですが、普段気づきにくい素晴らしき日常を味わうことができます。
大丈夫、きっとうまく回ります。応援してるよ。