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救いの一言なんてない
おはようございます、さんくです。
よく聞く話で、「私は、この言葉に救われました」「この記事を見て、一気に心が軽くなりました」
そんな一発逆転の魔法みたいな言葉あるのかな?と思ってます。
あんなに心が苦しくて、辛いのに、たった1行の言葉、たった数千文字の文章で、グレーな心の霧がスッと晴れるのは、なんだか想像しにくい。
思うに、その救われたと言う人は、自力で心を楽にするところまで登ってこれたんじゃないかなと思ってます。
つまり、救いの言葉が、体にスッと入るメンタルまで自分で頑張ってきたということ。
この言葉に救われた、あの文章が自分を変えてくれたってのは、ただの後付けで、先に心を動かしたのは、文章のそれじゃなく、自分が水面下で心を整えてき表れと感じます。
たぶん、ある一定のところまで心が楽になれば、救いの言葉や文章は何でもよくて、心が復活したサインが形としてほしいから、救いの言葉として認識するくらいの程度じゃないのかな。
そう考えると、本当に心がしんどくて辛ければ、言葉や文章なんて何の特効薬にもならないし、一時的な栄養ドリンクみたいな役目しか果たさない。
では、一発で心が楽になる特効薬はない、栄養ドリンクでごまかしごまかし絶えて頑張るしかないのか?
僕は、ブラック企業で15年、毎日心も体もフラフラになりながら働いてきました。
体はそこそこ丈夫でしたが、なんせ毎日朝起きた時から全部が辛い。
なんとか1日14時間働いて家に帰った後、自己啓発や心理本のそれっぽいやつを見るんですが、見てるその時は、心は超軽い。
明日からなんでも上手く交わせる気がして、会社員もそれなりに悪くないなと思えてくる。
しかしそんなの2、3時間効いたらいいほう。翌朝なんて、結局、本なんて抽象的な事しか書いてなくて、なに1つ救ってくれへんやんけとにわか腹が立ってくる。
もっと、俺に寄り添った具体的な救いの方法を教えろよと言いたくなる。
こんなにしんどくて辛い毎日に、救いと言えるような言葉が刺さるわけない。というか、この状況で、「あなたの一言に救われました」なんて言えない。
俺の気持ちなんて分からんくせに、と朝の用意をしながらずっと思ってました。
そこで僕のとった手段は、それならいっそ、逆転満塁サヨナラホームランみたいな言葉はないと、半ば諦める。
でも、これだけは絶対守る。それは、素振りはやめないこと。
毎日しんどいかもしれないし、一気に心は楽にはならないかもしれないけど、スッと深呼吸して、ホームランを打つイメージをして、ゆっくりでいいから、毎日素振り。
フルスイングじゃなくてオッケー。1日数回でもいいから、頭でイメージして毎日素振り。
素振りとは、何でもいいから心にとって気持ちいいことをする。
自分を責めたり、悲観したり、イライラしたりせず、自分がコレだ!と思うもので心を休めること。(これまでの記事で、自分なりの方法をめっちゃ書いてる!)
この心づくりが、救いの一言を寄せるだと思います。