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心がしんどい人に言ってほしい言葉「まあまあやな」
おはようございます、さんくです。
プロフにも書いてるんですが、2年前までブラック企業に15年勤めてました。
曲がりなりにも管理職を12年ほどやってたので、部下という言い方はキライですが、まあ先輩後輩問わず、僕の指示を受けるメンバーはたくさんいるわけです。
なんせブラック企業なので、労働時間は12時間は超えるし、上司からのプレッシャー、強烈なパワハラワードで、後輩たちは当然調子を崩していきます。(僕も大概、病んでたけど、ギブアップの仕方が分からなかった!)
うつ病で休職したものもいれば、そのまま去っていく者、年中マスクをする者(コロナとかない時代、夏にマスクする奴なんていなかった!)、急に泣き出したりする者、みんなギリギリで働いてたんだなと、今ならよく分かります。
そして、休職明けの者が言う、一番こわい言葉。
「もう、体調は大丈夫です。」
いや〜これは、本当に怖かった。100歩ゆずって、こっちから、「調子はどない?」と聞いて、「もう、大丈夫です。」の会話なら何となく分かる。
そうではなく、後輩は自分に言い聞かすように、そして、もう絶対に休職はしないと誓うように宣言するように、もう一度強大なプレッシャーを自ら背負いにいくような言葉。
「もう、大丈夫です。」
いや、ちゃうやん、ちゃうやん。お前に言ってほしい言葉は、そんなんちゃうねん。俺がオマエに言ってほしい言葉は、
「まあまあですわ〜。」
これでええねん!ってか、これしかないわ。
でも、当時の僕は、「大丈夫は違うぞ」と言えませんでした。まだまだ弱かったし、人の痛みや悩みが分かりませんでした。自分も、それなりに病んでたからなんでしょう。
大丈夫と言った後輩は、復帰してから一度風邪で休み、一度、昼から出勤してきて、一度、勤務中にしゃがみ込んで、復帰してから2ヶ月くらいで辞めてしまいました。
また、僕を支えてくれてた部下にあたる先輩は、一度1〜2 ヶ月休んで復帰した時は、テンションが高く、無理してるとかではなく、お酒を飲んだときみたいうるさかった。(うるさかったけど、おもしろかったな!)
今の僕なら、この人、また休むんじゃないかなと分かるけど、当時の僕は、うるさいもんだから病み上がりの事なんてすっかり忘れ、いつも通り仕事を振ってたら、また来なくなってしまいました。
今の僕なら、当時のあの人に「そんなに飛ばさなくええから、とりあえず確実にいきましょうや」と言えたでしょう。
調子が良くなったとはいえ、心がまだまだ不安定の時に、強い一喜一憂は避けたい。
特にその人は、調子が良くてテンションが高くて、もう何もかも大丈夫と思った時は、宝くじ1等を当てたかのように、ずっと気持ちが高揚していて、はしゃいでるように見えました。
ちゃうねん!病み上がりの◯◯さんは、1等当てたらアカンねん。5等の100万くらいにして、嫁さんに言わず黙ってポケットに入れて一人コソコソ何を買おうか考える高揚感くらいでええねん!
心の病気にかかってしまって、気分がマシになってきた時も同じ。
周りに大丈夫ですとか、一時的な気分の良さにワーワー言うんじゃなくて、一人で100万を何使うか周りにバレないように、コソコソ楽しむくらいのマインドでいい。
そして周りには、どんなに気分が良かろうと、適当に「まあまあですわ〜」と言ってたらいいんです。
それなら、気分が沈んだ時、テンションが高い時のギャップにさほど焦らなくなるし(まだ調子が戻ってないのかと焦らなくなる)、周りを心配させないように無理やり元気になる必要もない。
◯◯さん、聞いてるか!アンタのことや!
頑張ってね。応援してます。