第39回 SIDE-B「冒頭の赤ん坊は後の御朱雀天皇・院政の成り立ち」/「光る君へのミラーワールド」

第39回 SIDE-B「冒頭の赤ん坊は後の御朱雀天皇・院政の成り立ち」/「光る君へのミラーワールド」

さんたま(日本史学専攻卒業)/ゆうこ(高等学校国語教員免許保持者)
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NHK大河ドラマ「光る君へ」第39回「とだえぬ絆」
感想ラジオSIDE-B(歴史編)

※一点訂正があります。音声の中で皇位の継承順番を

一条→三条→後一条→御朱雀→後三条

と言っていますが、正しくは

一条→三条→後一条→御朱雀→後冷泉→後三条

でした。お詫びして訂正いたします。

今回は

・冒頭の赤ん坊はのちの後朱雀天皇
・定子様の第一子(内親王)は道長の孫娘を養育し、御朱雀天皇に娶せた。
・院政はどうやって始まった?

について話しております。

【用語解説】
院政(いんせい)
上皇または出家した上皇(法皇)が天皇に代わり政務を行う政治形態を言う。
実質的院政を開始し、確立されたのは白河法皇。

従来は白河法皇が摂関家など関係なしにやりたい政治をするため、8歳の堀河天皇に譲位し、堀河天皇をコントロールするために院政を始めたと言われていた。

しかし、当時の白河にそのような野心はなく、堀河天皇が成人した際の関白・藤原忠実(道長の玄孫)の器量不足により、白河が堀河のサポートに入らざるえなかったのが明らかになっている。

それは堀河の死後、同じく幼帝として即位した鳥羽天皇(四歳)の代になって白河院の存在がますます重要となり、やがて「治天の君」と呼ばれる強大な権力をもつようになる。

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