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#16 Sansanの営業をリアルに体験。インターンシップ「Explore」で得た学び

当社では例年、学生向けインターンシップを開催しています。

今回は、営業プロセスモデル「The Model」と顧客開拓のプロセスを学べるインターンシップ「Explore」について、実際に参加した髙橋さんと柴田さん、そして発起人である稲熊にインタビューしました。

「Sansanのインターンシップが1番成長できた」と参加者が語る「Explore」の内容と、そこに込められた意図を聞きました。


髙橋 璃恩 Takahashi Rion(写真左)
関西の大学に所属。ゴルフ部に入部し、初心者でありながら2年生からレギュラーメンバーとして試合に出場。2023年、全国七大学総合体育大会で団体優勝。国公立大学では唯一となる関西学生2部リーグに所属している。「Explore」へは2023年に参加。

柴田 夏海 Shibata Natsumi (写真中)
九州の大学に所属。小学一年生から現在に至るまでの16年間一輪車を続け、西日本演技大会準優勝、九州演技大会準優勝、福岡演技大会優勝の実績を持つ。大学進学後、一輪車の魅力を広めるためさまざまな活動を行う。「Explore」へは2023年に参加。

稲熊 理人 Rihito Inaguma (写真右)
人事本部 採用統括部 新卒採用ビジネス職採用グループ
新卒で大手Slerに就職し、営業や新規事業開発を経験。2021年にSansan株式会社へ入社。フィールドセールスを経験した後、社内公募制度「Jump!」で人事本部へ異動、新卒採用を担当。Sansanのフィールドセールスの強さ、成長できる環境を伝えていきたいとインターンシップ「Explore」を企画。

営業職に生かせるスキルを身につけたい


ーーExploreに参加したきっかけと目的を教えてください。

髙橋:大学3年生の夏に参加したイベントで稲熊さんと出会い、Exploreを知りました。参加を決めたのは、ビジネスの中で最も顧客に近い立場で仕事ができる営業職に以前から興味があったからです。

柴田:大学の先輩から、Sansanのインターンシップについて教えてもらったことがきっかけでした。Exploreの説明から、「参加すれば営業に生かせる自分の強みをさらに高められそう」と感じました。就職活動のために他の就活生のいい部分を盗みつつ、Sansanの先輩社員と接することで会社に対する思いの強さを体感したい、会社知識を深めていきたいと考え参加を決めました。

ーーこのインターンシップのエントリーから参加までの流れを教えてください。

稲熊:合計で3ステップあります。まず書類選考、その後に1次面接と2次面接の流れです。「熱い想いを持った仲間を集めたい」という意志を込めて選抜型にしました。本気で私たちと向き合ってくれそうな学生の方と一緒に、意義ある時間を作りたいと考えていました。

だからこそ、選考は「過去にどんなことに真剣に取り組んできたのか」というテーマで実施しています。これまでの人生で真剣に取り組んできたことがあり、成果にこだわってきた人は他のことをやる時も本気で向き合えると考えています。インターンシップの選考段階でSansanへの志望度は重視していないんです。

ーー参加者として、選考時にはどんな準備をしていましたか?

髙橋:大きな準備はしていませんでしたが、強いて言えば、自分がこれまでやってきたことを伝えられるように整理しました。面接では、小学校や中学校の頃までさかのぼった「過去」の経験と大学で今何をしているのかという「現在」の経験を中心に聞かれたことを覚えています。

今振り返ると、これまでもしっかりと自分と向き合ってきたからこそ本音ベースで自分のことを伝えることができ、評価されたのかなと思います。

柴田:私も、この面接のために準備したことはほとんどなかったと思います。一方、意識したことで言えば「一貫性」です。例えば、「私の強みは愛嬌です」と伝える際には、その強みが身についた背景や強みが生きた経験とともに話すんです。上手に伝えるというよりは、言葉が詰まっても気持ちだけは伝わることを大切にしていました。

多くの刺激とかけがえのない仲間を得た3日間


ーー最終日までの流れを教えてください。

稲熊:インターンシップは3日間、オフラインでの開催となります。それとは別に、インターンシップ当日の約2週間前に事前インプットをオンラインで行いました。これは、インターンシップ当日の詳細やSansanがインターンシップにかける思いの共有、そして参加者同士の顔合わせを目的に行いました。

インターンシップの3日間では、お客さま役である当社の営業マネジャーにヒアリングを行った上で、先輩社員に提案内容を相談し、最後に事業責任者にプレゼンをする内容としました。Sansanの営業の難しさや奥深さを含め、なるべくリアルな営業を体験してもらえるよう心がけました

ーーインターンシップに参加してみてどうでしたか?

髙橋:純粋に楽しかったです。正直、つまずくことや苦労することも多かったのですが、本当に多くの刺激をもらった3日間でした。振り返ると、私が所属していたチームでは会話が多かったと感じます。「この言い方の方がお客さまに刺さりやすいのでは」「ここをもっと省いてシャープにしよう」など、ひたすらにディスカッションをしてプレゼン内容を磨いていきました。最後にプレゼンの順位が発表され、私たちのチームは優勝できました。

柴田:Explore以外にもたくさんのインターンシップに参加しましたが、お世辞抜きにSansanのインターンシップが一番成長を実感できました。そして、インターンシップの後も一緒に切磋琢磨できる、自分の人生においてなくてはならない仲間とも出会えました。私たちは優勝できず悔しい思いをしましたが、チームメンバーと議論した過程が貴重だったと感じます。

鋭いフィードバックから、成長への気づきを得た

ーー3日間で最も印象に残ったプログラムと、その理由を教えてください。

髙橋:お客さま役への「ヒアリングタイム」がとても印象に残っています。というのも、全くうまくいかなかったからです。ヒアリングタイムとは、最後に行うプレゼンのために、お客さまが持っている課題の仮説を立てその検証を行うものです。自分たちの中では完璧だと思って臨むのですが、予想していた回答が得られなかったり、鋭いフィードバックをいただいたり。きちんと厳しく向き合ってもらえたので日を重ねるうちに質問力や質問の精度が磨かれた実感がありました。

柴田:最終日のプレゼンでもらった「シャープじゃないね」というフィードバックコメントが強く印象に残っています。3日間を通して、情報のインプットはできていても、アウトプットをする時に相手の体験を想像できていなかったと感じました。それは私個人もそうですし、チームの中でも大きな課題点でした。

フィードバックをいただいた時はショックでしたが、その経験のおかげで今でも「相手にとって必要な情報を選別して伝える」ということの大切さを意識することができています。プレゼンを作る時も、何かを発信するときも常に「シャープに」という言葉が浮かびます。

Exploreには営業を通した成長と、仲間との出会いがある

ーー立案者としてインターンシップ参加者に伝えたかったことは何ですか?

稲熊:一番は「リアルな営業を体験してほしい」ということです。私自身、過去の経験や学生の皆さんから聞いた話から、インターンシップで体験できる営業はリアルな営業と程遠いと感じていました。実際の営業現場では資料準備から始めなければいけませんし、学生同士で話すような緊張感のない状態で商談に臨むことはありません。営業の難しさ、おもしろさが十分に伝わるインターンシップを開催したいと考えました。

その上で、当社の営業を通した成長と、仲間と出会うことの大切さを伝えることも意識しました。当社の事業内容は、学生の皆さんからすると想像しにくいと思っています。採用担当として学生と話をしていても、当社の営業を通してどう成長できるのか、イメージがついていないような印象だったんです。ですが、私自身異なる業界から入社しSansanで営業を経験した時に、Sansanの営業の難しさを感じました。だからこそ、成長できる環境があると自信を持って言えるんです。言葉では伝わりにくい部分があるので、実際に経験してみてほしいと考えました。

最後に仲間の大切さです。私自身、新卒で就職活動をしている際にインターンシップで出会った人たちと今でも交流があるんです。業界も職種も異なる仲間って貴重ですよね。だから、仲間との出会いを大切にしてほしいと考えました。

ーーSansanのインターンシップに参加することのメリットは何でしょうか?

髙橋:ロジックとパッションの大切さ、両方を学べることです。相手の心にしっかりと価値を訴求するには、ロジックだけでは難しいと考えています。相手の事情や気持ちを理解しようというパッションがとても大切になります。それがヒアリングや最終プレゼンを通してリアルに体験でき、学べたのはSansanのインターンシップならではでした。実際の就職活動の面接にも役立ちました。

柴田:自分に足りないものを知ることができることです。3日間という限られた期間の中で成果を出していくためには、自分の強みを活かしながら、足りない部分は人に頼ることも必要になります。そういった過程で自分に足りないところを認識することができました。

ーーインターンシップに参加した後、すぐに当社の選考にもエントリーしてくれました。

髙橋:Sansanであれば自分が成長できるという確信が持てたからです。自分の素を認めて、応援してくれる環境があることをインターンを通して感じました。「世界の人の出会いを本気で変えようとしている会社」という言葉も印象に残っていて、日本だけではなく世界を見ているという壮大なミッションへの共感もありエントリーを決めました。

柴田:Sansanの人たちがキラキラして見えたからです。Exploreの企画から運営までとても大変だったはずなんですが、笑顔で、本気で楽しそうにしている社員の方ばかりだったんです。そんな会社員の方に今まで出会ったことがなかったので驚きました。私もここの一員になりたい、この人たちを越えていきたいと思い、すぐにエントリーを決めました。

ーー最後に、Exploreにはどんな人にチャレンジしてほしいですか?

稲熊:成果にこだわって、コミットしてきた方をお待ちしています。というのも、Sansanがそういう人の集まりだからです。何かの成果にコミットするにはつらい経験も乗り越える必要があると思っていて、仕事でつらいことや自分の思い通りにいかないことが起きたときに、その経験が役に立つと考えています。

それから、営業の経験を通して自分や仲間と向き合い、成長したい方にも応募してほしいです。Exploreは、間違いなくその経験を得られる場所だからです。

ーーありがとうございました。


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