ジムサバイバー


これは、わたしが『しごできおーえる』に成り上がるまでの成長を記録したい物語である。

この物語を書こうと思い立ったのが、研修5日目の帰り道。
研修初日から記録する気がない時点で先行きが怪しすぎる物語でもあるから、今のところ記録したいという願望しか言えないのである。

さぁ、自他共に認める箔付きの自己管理苦手マンなわたしに任された仕事は、なんとハウスメーカーの設計管理。

みんながわたしを心配してくれる声と、
わたしと一緒に働くことになる職場の人たちを憐れむような声が聞こえてくるような気がしますが多分気のせいでしょう。

一体どんな毎日がわたしを待っているのか。
4ヶ月ぶりの社会復帰で奮闘する姿を、2本続けて、どうぞ!


〜オフィスカジュアルの正解がわからん。の巻〜

「就業初日は、オフィスカジュアルでお越しください。」

この一文が
とても難解で、どれだけ不安になるかを
どうやったらあなたに伝えることができるだろう。
就業初日の前日、
自分の持ちうる全てのオフィスっぽい服をかき集めてみたものの、「なんとなくコレじゃないんだよなぁ」っていうものばっかりだった時の切なさを
どうしたらあなたにわかってもらえるだろう。

例えるならそうだな、
海外の空港にいる絶対に日本語で話してくれない入国審査官に流暢な外国語で責められている時の感じ。
何を言っているかはわからないけど今自分が絶対に間違ったことをしていることだけはわかるあの感じ。

どう?心細いでしょ。

オフィスカジュアルの定義がわからなくなったわたしはGoogleで調べてみた。

オフィスは事務所って意味で、
カジュアルは気軽にくつろいだ感じであるって意味だった。

なるほどわからん。
もうパーカーで行ったろうかな。

スーツを着る業種の人間とあまり関わったことがない自分なので、オフィスムーブメントの波の乗り方がわからず、ただ飲み込まれてしまう気がしてなんか怖くなってきた。

オフィスカジュアル
それは世の中のOLというOLをOLであらしめる概念。


オフィスカジュアルにあらずんば
しごできおーえるにあらず。

まずは形からOL目指していこうと、
今日も道ゆくOLからオフィスカジュアルを学ばんとするわたしなのでした。


〜シンプルに通勤が一番しんどい。の巻〜  

細かな衝撃を分散し体を安定させてくれる関節、膝。

貴方の働きっぷりはもう少し評価されてもいいと思うよ。
人体の好きな部位ランキングでアンケートをとった場合、上位には心臓や脳などが君臨するんだろうけどさ、
わたしは膝って答えるから安心してね。

そんな重要な膝が、まだまだ伸び切らない今のわたしにとって、通勤がシンプルに過酷すぎる。

階段を二足一段でしか降りられないわたしの後ろから、通勤リーマンの大群が追いかけてきて、そして追い越される。怖いってば。
駅にも、飲み込まれそうになるようなオフィスムーブメントが存在していた。

数ヶ月前は、安全で平和な病院内で車椅子を乗り回していた。
車椅子とは悪魔の乗り物で、怪我人レッテルを貼られる敗北感と体力を引き換えに、変え難い快適さが手に入る。
松葉杖で歩行可能になった後も頑なに車椅子に乗り続けていたくらいヘビロテしていた。
プライドとかない。
いや、車椅子に乗り続けることが怪我人としてのプライドだったのかもしれない。


そんな怠惰な私がちゃんと歩いてるだけでもすごい。
毎日頑張って起きて、歩いて、偉すぎる。
これは多少研修の覚えが悪くても仕方ないってことだなぁ。(誰か違うよって言ってあげてね)

失われてしまった体力回復だと言い聞かせながら毎朝登ったり降ったりする階段も恋しくなる時が来ることを願って、

今日も元気に行ってきます!



いかがでしたでしょうか。

欲張って「2本続けてどうぞ!」なんて言ってしまったばっかりに月曜日に投稿しようとしていたのになんと木曜日になってしまいました。

明日は華の金曜日。
1週間で意外とすぐだね。
今週も後ちょっと、頑張ろうね

次回。

〜日本語って難しい。の巻〜   

〜謎メンタルを手に入れた。の巻〜

お楽しみにね!(多分)

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