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一度だけ頑張れば、あとはゴロゴロしていても大丈夫ですか?

ぼくの人生は、生まれたときからどうしようもないナマケモノ的性質を抱えている。

朝起きられないなんて可愛いものじゃない。小学生の頃から、二度寝どころか三度寝、四度寝がデフォルトだった。母親がせっかく布団をはがしてくれても、もう一度それをかぶり直すことに全力を尽した。結果、毎朝の登校は余裕で遅刻すれすれで、学校に着くと職員室で担任に怒られ、ホームルームに居残りさせられるのが日課になっていた。

家ではさらにだらしなかった。宿題はいつも期限ギリギリ、あるいは過ぎてから慌てて仕上げた。部屋の床にはプリントや教科書が散乱していて、片づけようという気力さえわかず、夏休みの宿題もみんなが計画的に進めている横でぼくはゴロゴロしていた。最終日どころか、始業式が始まってからも「まだ終わってない」と居残りする羽目になった。

中学、高校と進学しても、そのループは一向に断ち切れなかった。授業は居眠り、テスト前に「今回こそは真面目にやるぞ」と意気込んでも、夜更かししてしまい起きられない。部活動でも、初日から「明日も来るのか」と思うだけでため息が出て、「これは性に合わない」とすぐ辞めてしまった。責任感がまるでなく、同級生からは「おまえ、もう少し頑張れよ」と呆れられたこともしょっちゅうだった。

そんなだらしない日々に対して、「このままじゃダメだ」と思う瞬間ももちろんあった。むしろ、何度も「ああ、自分のやる気のなさにうんざりする。もう少し頑張れよ、自分」と自己嫌悪に陥った。今だってそうだ。ところが、その自己嫌悪がさらにやる気を削いでいく悪循環に、いつの間にかはまり込んでしまう。やる気が出ない自分に嫌気がさして、もっと動けなくなる。そのループから抜け出せないまま、気づけばまた部屋でゴロゴロ……。

そんな自己否定のグルグルが、ナマケモノ人生に拍車をかけていたように思う。


ナマケモノがのめり込んだもの

ところが、そんなぼくでも唯一、興味を持てたものがあった。それがパソコンだ。大学生の頃、本屋で何気なく手にした「パソコン1台で稼ぐ方法」という本のキャッチコピーに、ぼくのナマケモノ精神は激しく反応したのだ。

「これさえ分かれば、家から出ずにお金が入ってくるかもしれない!」と。

当然、最初は思い描いていたようにうまくはいかなかった。アフィリエイトに挑戦しては途中で投げ出し、アクセス数が伸びずに落ち込んではまた別の手法に飛びつく……。そんな三日坊主ならぬ一日坊主の失敗を積み重ねては、「もう俺には無理だ」「そもそもやる気なんて続かない」と、またナマケモノ的な自己否定のループにはまり込んだ。

しかし、いくら失敗を繰り返しても、どこかで「きっといつか、自分でもラクに稼げる魔法のような方法があるはずだ」という期待を捨てきれなかったのも事実だ。そんな“逃げ腰の希望”を抱え続けるうちに、いつの間にかぼくはマーケティングの世界に足を踏み入れていた。

マーケティングと聞くと、最初は大企業が大金を使ってやるイメージしかなかった。でも、よくよく学んでみると、その本質は「自分の提供する商品やサービスが、ある程度“自動で”売れる仕組みを作ること」だった。要するに、ターゲットを決め、ニーズを分析し、その人たちの欲求を満たすコンテンツを提供し続けることで、リピート購入や口コミ拡散を狙う。

「一度仕込めば、その後ある程度自動で回っていく」

このマーケティングの考え方こそ、ぼくのナマケモノ魂にガツンと刺さった。たしかに、そこに至るまでは勉強も試行錯誤も必要だ。それでも、ストック型ビジネスを完成させた暁には、自分がダラダラしていても仕組みが働き続ける。最初の“ひと頑張り”は苦痛だけれど、それさえ乗り越えれば未来は少し楽になるかもしれない。これなら自分にもできるんじゃないか、そう信じた。

結果的に、泥くさい努力と失敗を何度も繰り返した末、3億円規模の売上を上げる転機が訪れたときは、さすがに自分でも腰が抜けそうになった。これは決して“魔法”ではなく、あくまで地道なマーケティングの実践の成果なのだと、ようやく理解できた。先延ばし癖の激しい自分でも、「あとでラクするためなら」と意外な粘り強さを発揮できたのは、やはりナマケモノゆえの執念なのかもしれない。


ナマケモノにオススメのnote

そして今、ぼくが注目しているのが「note」というプラットフォームだ。自分が培ってきたノウハウや経験、スキルをコンテンツとしてまとめて公開し、必要としている人に届ける。ひとたび有益なコンテンツができ上がれば、数年後でも誰かが買ってくれるかもしれない。これぞストック型運用の真骨頂。以前のアフィリエイト経験も活きるし、マーケティングの観点もフル活用できる。

ここでぼくは、「10記事で毎月10万円を生み出すアカウントを量産する」というシステムを編み出した。要は、あるテーマに沿った価値あるコンテンツを10記事ほどまとめて提供し、そのコンテンツを必要としている人へ届ける。記事が売れ続ければ、たとえぼくが昼寝をしていても、勝手に収益が入ってくるわけだ。

そうやって、ナマケモノの自分でも細切れの集中を繰り返しながら、コンテンツをこつこつ作っていった。完成したコンテンツが勝手に売れていく可能性があるなら、それは人生最大の“やる気スイッチ”になるのだ。なにせ、「仕込めば後がラクになる」ことこそ、ぼくがずっと求めてきたものだから。

そして今回、そんなぼくの“ナマケモノ人生”を振り返りつつ、これまで学んできたマーケティングやストック型ビジネスの実践ノウハウー
そのすべてを5万字以上にわたってまとめた有料記事を、1週間後ぐらいにbrainでリリースする予定だ。これこそ、ぼくにとっての“ナマケモノの集大成”とも言える内容になるだろう。

なぜ5万字を超えるような長文を書くのか。正直、ぼくも超がつくほどのナマケモノだから、自分でそんな大作をまとめあげるなんて信じられないと思っていた。でも、逆に言えば、それだけまとめる価値があることを自分で確信できたからこそ続けられたのだ。

ぼくは、誰よりも「やる気が出ない」「行動できない」と嘆いてきたし、ナマケモノゆえの遠回りや回り道を嫌というほど経験した。その一方で、そこから学んだことを活かして仕組みを作り、一度は大きく跳ね上がった経験もある。

だからこそ、同じように「やる気が出なくて困っている」「自己嫌悪のループから抜け出せない」という人に向けて、徹底的にラクに稼ぐメソッドを書こうと思った。この運用に至ったエピソードや、うまくいった事例もたくさん盛り込むつもりだ。最初からスマートに成功したわけじゃないからこそ、ナマケモノ仲間にこそ伝わるものがあると信じている。


ナマケモノの君へ

この有料記事は、ナマケモノのあなたに読んでもらいたい。外に出てキラキラ働く人が眩しすぎて、部屋の隅でスマホをいじっているうちに一日が終わってしまう――
そんな自分を責めてしまう日があるあなたにだ。

そして、ぼくは言いたい。

ナマケモノにはナマケモノなりの戦い方がある、と。

  • 最初のひと頑張りができれば、あとは“仕組み”が助けてくれる。

  • 短い集中を何度か積み重ねるだけでも、意外と大きな成果につながる。

  • 自己嫌悪ばかりに陥っている時間を、“後でラクするための研究”に振り向けてみよう。

ぼくが書き上げる5万字以上の大作には、そんなマインドセットから具体的なテクニックまで盛り込まれている。もちろん、それを読むだけで何もしなければ何も変わらない。でも、少しでも「これを機に自分もストック型ビジネスを始めてみよう」「あとでラクするために動いてみよう」と思ってくれるのなら、本当に嬉しい。

部屋の掃除をサボりながらでも、布団から抜け出せなくても、自分が必要だと思う“仕込み”にだけ集中すれば未来は変わる。そう確信するに至ったぼくの体験談とノウハウ。ナマケモノ人生のすべてを詰めこんだ有料記事を、ぜひ楽しみに待っていてほしい。あなたの手の中に、その生き方のヒントを届けられる日が間もなくやってくる。

1週間後、ぼくの「ナマケモノの集大成」を、あなたの目で確かめてほしい。もしもあなたが本当にナマケモノなら、きっと共感できる部分がたくさんあるはずだし、同時に「ナマケモノのままでも、こんなに色々できるんだ」と思ってもらえるかもしれない。

我々はナマケモノであることを否定しなくていい。それを逆手に取り、仕組みを作り、「将来の自分が少しでもラクになる道筋」を探し続ければいい。その長い長い、だけどどこか楽しい冒険の記録が、今まさに形になろうとしている。

ぜひ、楽しみにしていてほしい。

三連休より

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