「読解力」の向上は、全ての教科の基礎になるので、「読解力」に特化した勉強をしよう!#解説を読む#おすすめマガジン#当為とは#専門書を読む#語句の意味#指示語#接続語#主題#大枠#木を見て森を見る#要約力
●はじめに:学生が「読解力」向上に取り組むべき理由
私は、AI時代に必要なスキルとして「読解力」というのを掲げているのですが、その理由を端的にいうと、AIの台頭によって、「読解力」のない人間は給料の安い仕事にしか就けなくなる、ということです。(AI時代になぜ「読解力」が重要かについてはこちらの記事を参考にしてください)
また、「読解力」の向上は総合的な学力向上の基礎になります。ある研究によると、読解力テストの成績が高い人は、国語の成績だけではなく数学の成績も相対的に高いことが分かっています。
あらゆる「勉強」「学問」「学び」において、「読解力」は基本となる能力なのです。
しかし、学校では「国語」や「現代文」の授業はありますが、「読解力」の向上に正面から取り組めるような機会は少ないと思います。だからこそ、「読解力」の向上ができれば他の学生との差を付けることもできるといえます。
以上のことを総合して、学力を向上させたいと思っている学生の方は、まずは、「読解力」を向上させましょう!ということを声を大にして言いたい訳です。
●どうやって、読解力を向上させる?おすすめの方法!
では、どうやって、「読解力」を向上させられるのか?いくつかおすすめの方法を紹介します。
1.問題集の解説を自己理解を分析しながら読み込む
学生にとって一番やりやすい方法は、問題集の間違えた問題の解説を読んで、自分がなぜ間違えたのか、正しい解答はなぜ正しいのか、というのを詳細に読み解くことです。問題集はどの科目でもいいと思います。おすすめは現代文(論評)か数学です!
ポイントは、塾の先生や友達に教えてもらうのではなく、解説を元に「自分で」正解を読み解くことです!
通常、問題集の解説は、ある程度の知識があれば、読み解けるようになっています。もちろん、苦手科目で、前提となる知識が足りていないのならば、その知識は補う必要があります。
「そんなことできればやっているよ」と思われている方、「読解力」は簡単に身に付くわけではありません!コツコツ地道に多くの文章に接していかなければ身に付かないのです。
ただし、この方法は、効果も大きく、実際の勉強もしながらできる非常に有益な方法ではありますが、「読解力」向上に特化するならば、効率はあまりよくありません。そこで、以下で、おすすめの効率的な勉強方法を教えます。
2.私の無料マガジンで読解力テストを解き、解説を読む方法!
私がおすすめする簡単で楽しくできる効率的な勉強方法は、私のマガジン内の問題を解いていき、解説を読み解いていく、という方法です!
おすすめの無料のマガジンは↓です。
★無料マガジン:「15歳からの読解力」https://note.com/sanpitaron/m/mf1671bd1eba2
★無料マガジン:「読解力向上のコツ!」https://note.com/sanpitaron/m/m99cb5436029d
★無料マガジン:「読解力問題集!解説あり!」https://note.com/sanpitaron/m/m2e505beba2ab
★マガジン一覧(計10個)↓はこちら!https://note.com/sanpitaron/magazines
学生の方は、一番上の「15歳からの読解力」がおすすめです!今後、一部の記事を有料にする予定ですので、今のうちに積極的に活用してください!
この方法でしたら、読解力を向上させることに特化した解説をしているため、効率的に読解力を身に付けることができます。また、普通の「国語」の授業や教科書では紹介されないような「哲学的な内容」や「言葉の不思議」といった、「読解力」関する深い洞察も解説内に含んでいます。
是非、挑戦してみてください!
・「読解力テスト」の解き方の手順
上でいくつかの無料マガジンを紹介しましたが、どのマガジンにも「読解力テスト」が入っています。
テスト形式にした意図は、読者さん自身の読解力がどの程度あるのかというのが明確になるかな、ということと、実際に思考をアウトプットすることで読解力は大きく向上するから、ということです。
⓪想定IQを目安に問題を選んでください。
➀実際に問題を解いてみる
②分からない単語があれば調べる→それでも分からなければ正解・解説をみる
③正解でも(!)不正解でも解説を読む!
④不正解の人は、自分がなぜ間違えたのかをもう一度見直す
⑤解説を読んで、この問題を通じて筆者が伝えたかったことを読み解く
ということを続けていけば、必ず読解力は身に付くと思います!
正解しても、必ず解説を読んでください!
簡単な問題でも、解説を通じて、難しい文章が読めるようになるためのヒント・コツを書いています!逆に、難しいことに興味が持ちやすくなるように、問題を簡単にしているという面もあります。
なので、必ず、解説を読んでください!「読解力テスト」の本質は解説にあります!
ここで、簡単な問題(IQ105想定)を一問出してみようかと思います。
・問題:次の文章は、下の➀か②のどちらに近いか。
天気予報によると明日は晴れみたいだから、明日は子供たちは外で遊ぶべきだ。
➀「価値判断」を表した文章
②「事実判断」を表した文章
・正解
↓
↓
↓
↓
➀「価値判断」を表した文章、に近いです。
・解説
「~~べきだ」だという主張は事実判断ではなく、価値判断だといえます。
確かに、天気予報に基づいて明日は晴れだろうという推測をしたことは、事実判断に基づいている、といえますが、その事実判断に基づいて「子供たちは外で遊ぶべき」と考えたこと自体は、価値判断です。
「晴れているから外で遊ぶべき」というのは、主観的な主張だといえますね。「勉強はしなくていいの」と反論されそうですよね。
さらに、ここでいう「~~べきだ」というのは、哲学や倫理学においては、「当為」と言われます。
「当為」とは、「あるべきこと」や「なすべきこと」のことをいい、事実や自然の法則から対比される「よいとされること」、という意味です。
「当為」とは、その定義上、事実判断ではなく、価値判断です。例えば、上の例のように「晴れている日は子供たちは外で遊ぶべきだ」とか「赤信号は渡ってはいけない」とか「野菜をもっと食べるべきだ」とかが「当為」です。ある主張が「事実判断」なのか「価値判断」なのか、というのは重要な違いです。「日本は少子化の傾向にある」というのは事実判断ですが、「日本は少子化対策をすべきだ」というのは価値判断ですね。価値判断は、主張する人の主観(価値)が判断の根拠に含まれることが多いです。事実判断のみから価値判断を導くことができるか、というのは分析哲学上の重要な論点(自然主義的誤謬)でもあるのです。
解説は以上です!
いかがでしたか?簡単な問題でも「自然主義的誤謬」という難しい内容の解説をしています。「自然主義的誤謬」ということを理解できると、ある主張の根拠が正しいか否かを批判的に考察できるようになり、読解力はもちろん、思考力・クリティカルシンキングも身に付きます!
是非、マガジンを登録して、いろいろな問題を解いて解説を読んでみて下さい!
3.より実務的な内容の読解力を付ける方法?
専門書を読んだり、資格のための勉強をしたりするときに、実務的な内容の読解力を身に付ける必要がある方もいるかもしれません。
基本的には、「読解力」という点では同じですが、専門的な文章となると、より専門的な語彙が必要です。つまり、一般的な「読解力」に加えて、専門的な「語彙力」が必要になるのです。
そのような場合はどうしたらいいでしょうか?
私がおすすめする方法は、いたってシンプルです。専門書や資格のための教科書的な本、をじっくりと読み進める。理解が曖昧な言葉はその都度、辞書を引いて調べる。あとは、通常の文章を読むときと同じことに注意(次の項目で解説)すればいいでしょう。
この方法はいたってシンプルではありますが、非常に効果的な勉強方法です!
例えば、ある哲学者の哲学書を読むときは「認識」「客観」「存在」など、理解が曖昧なものは全て辞書を引いてください。そうすると自分の恣意的な語彙理解というのに気づくと思いますし、非常に正確な理解ができます。
また、資格関連に関しては、専門用語が多く出てくると思います。例えば、プログラミングの教科書的な本を読むと、「エディター」「開発」「環境構築」「ドメイン」「デバッグ」などです。これらの文字をネットでもよいので調べながら読み進めていけば、時間はかかりますが、正確に読み取れるようになると思います!
第3の方法は、専門的な語彙はしっかり調べながら読み進める!ということでした。
●読んでる途中で分からなくなったときの対処法。総合的な「読解力」とは?
文章を読んでいると、途中で、「あれ、何がどうだっけ?」というような、暗礁に乗り上げる経験をしたことはありませんか?そのような場合、どのように対処したらよいでしょうか。
そのような場合は、①語句の意味が不明瞭、②接続語や指示語を追えていない、③話の流れについていけていない、ということが多いです。
➀語句の意味が不明瞭な場合
➀の語句の意味が分かっていなければ、文章を理解できないのは当たり前だと思うかもしれませんが、「明確な語句の理解」ができている人は意外と少ないです。
とくに「○○ではなく、××だ」というような説明がなくただ「××」とだけ記述してある場合、語句の意味を捉えきれない事態がでてきます。
例えば、「手が届きそうな虹」というときの「虹」は、空に掛かっている橋状の「虹」ではなく、植物に水を上げるときのシャワーの横にできてた「虹」という意味の場合があると考えられます。単に「虹」といっても、実は、「虹」という言葉が指す事象は私たちが想定するより広範に及んでいます。
このように、語句の意味を正確に理解していなければ、文章の理解がままならなくなる場面というのは出てきます。そのような場合は、一度文章を読み返して、自分が一つ一つの語句を正確に理解しているか、見直す必要があるのです。
②接続語や指示語が追えていない場合
接続語とは、「しかし」「それと」「したがって」「だから」などの、語句と語句や文と文の関係を表す言葉です。
指示語とは「それ」「あれ」「それら」「以上のように」など、ある言葉や意味を示した言葉になります。
接続語がどのような意味と意味を繋いでいるかやどのような関係を示しているか、あるいは、指示語がどの言葉や意味をさし示しているかを追えていなければ、読解の途中で趣旨が分からなくなってきます。
途中で集中が切れて、なんとなく読み進めてしまっていると、接続語や指示語の意味を曖昧なままに文字列を追ってしまっていることに気が付くと思います。
しっかりと接続語や指示語の意味を理解しながら読み進めていきましょう!
③話の流れについていけていない?
➀や②で、「語句」「接続語」「指示語」の意味合いをしっかり理解しながら読み進めましょうと言いました。
それらの意味合いが理解できていても「話の流れについていけない」場合がます。
それは、「木を見て森を見る」ということができていない場合です。
「語句」「接続語」「指示語」を「木」だとすると、文章全体が「森」です。文章にはある主題があって、それについての説明がなされる場合が多いです。文学においても、今はこういう場面で誰がこう思っている、というのがあると思います。そのような、大枠(森)を捉えきれていないと、細かい内容(木)が理解できていても、何の話だったか分からなくなってしまうことがあります。
そのような場合には、大枠や主題(森)が何だったかを見直しましょう。目次があれば、目次を見直してもいいかと思います。また、読み進めている内に主題が分からなくなりそうでしたら、本に主題をメモしておくのも非常に有効です。主題を捉えることができたら、それを覚えるかメモするという作業を癖にしておけば、主題を捉える力や要約力が付きますし、本を読み直すときにも便利です。
読解力が優れている人は、大枠を常に記憶しながら読んでいます。特に、記憶力が優れている人は、森の構造まで頭に入れながら読み進められるので、具体的な木を観ながら、その木の全体的な位置づけを瞬時に理解できるのです。
このように、文章の大枠を捉えられなければ、話の流れにはついていけません。大枠を理解しながら、細かい文章の内容を理解するようにしましょう。そうすれば、おのずと読解力は向上するはずです!
そのような大枠を捉えてた上で、「語句」「接続語」「指示語」など細かい文章の内容を理解できることが「総合的な読解力」ということだと思います。
●まとめ
読解力を付けたい!頭が良くなりたい!と思う方は、是非、私のマガジンを読んでください!
本文中には書きませんでしたが、要約力も読解力の要素の一つです。この記事を見直して、自身の力で要約してみて下さい!タイトルごとに内容はまとまっていますので、タイトルごとに内容を思い起こすだけでも読解力は相当鍛えられます。アウトプットも重要ですよ!
今は、全記事無料ですが、今後は有料にしようと思っています。
なので、お得な今のうちに是非↓マガジンを登録して下さいね!
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記事は以上です。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!
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