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学びや気付きが流れていかないように。「記憶脳」から得た気付き

昨年あたりから急激に読書量が増えた。これはこの歳になって読書が楽しいということに気づいたからだ。読書の時間を捻出する為にスマホからSNSを全部消去してからメンタルの調子もいいしムダな消費も減った。いつだって「これ欲しいなあ」という気持ちを駆り立てるのはXやインスタグラムだった。今ではかなり「主体的に」欲しいものが選べるように戻ってきた。

読書量が増えたものの、学びや気付きが断片的にしか残っておらず自分のものにしきれていないことが気になり始め、メモの取り方や読書方法についての本を意識的に手にとるようになった。その中でも最近読んだ樺沢紫苑著の「記憶脳」から得た気付きを紹介する。この本は、脳へ物事が記憶される仕組みや、効果的に記憶を促す具体的な方法がたくさん書かれている。

殴り書き記憶術

「殴る」という言葉のインパクトもあって印象に残った。人間の脳は、情報をインプットして20分後たった頃にはその情報の42%も忘れてしまうらしい。なんとも悲しい事実。なので映画を見たり読書をしたり、気づきや学びのインプットがあった際は即殴り書きでメモを取ろうという内容である。「殴り書き」はその瞬間の自分の感情や記憶の一部そのものであるため、「知的財産」として残っていく。今までは読書が終わって後からまとめようとしていたが、初速を重視してこの「殴り書き記憶術」を実践してみようと思う。少し大きめのノートを買ったので、どんどんカチコミしていきたい。

B5のつばめノートを買った

寝る前15分は記憶のゴールデンタイム

眠りに入るまでの15分間は「記憶のゴールデンタイム」と言われ、その間に記憶したことを寝ている間に脳が定着させようとするらしい。今まではそのゴールデンタイムにスマホでSNSをチェックしたりAmazonを覗いたりしていたが、とても勿体無いことをしていたようだ。寝る前の時間はスマホを起き、今日一日を振り返る日記を書いたり、読書をする時間にして、記憶に残したいことを摂取するようにしたい。
逆に朝は脳が整理された状態なので、文章を書いたり、高度な思考を巡らせたりすることに向いている。朝は考え事をしたり重いタスクを片付けて、夜は記憶に定着させたい自己啓発事なんかに集中しよう。

「外化」で自分の考えや気付きを定着させよう

「外化」とは自分の中にある考えやアイデアを文章や図などで外部に表現し、客観的に閲覧できるようにすること。「外化」を進めることで自分を客観的に理解でき、自己洞察が深まり、自己成長に繋がる。自分の考えや体験が外化によって記憶にも深く刻まれる。その日の日記を書く習慣を持つことは、外化の方法としてとてもよい。日記をつける際は、ポジティブな内容を書くことを心掛け、ネガティブな内容もできるだけポジティブに変換して捉えて書くようにすると気持ちが前向きになってよい。
このnoteもその一環で、本を読んだら要約をここにまとめることで記憶に定着させることを期待している。外化された情報は、人に見せたり話すことでさらに効果的になる。

樺沢紫苑さんの著書で「読書脳」という本もあり、こちらは読書に対するモチベーションを上げてくれる本で、もっと本が読みたくなる本。合わせて読むとインプットとアウトプットの方法に関するヒントがたくさん得られると思うのでオススメです。


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