見出し画像

開催報告「旬なソーシャルワークが聞けるプレゼン会」(2025.2.1)

「世の中のソーシャルワーカーさんは、普段どんな仕事をしているのか、何を思ってその仕事に携わっているのか、話が聞きたい!」
そんなシンプルな気持ちから始めたソーシャルワークプレゼン会。

きっかけは、社会福祉士事務所カラーサ代表の横田一也さんとの他愛ない会話から。
「私たちは、長年ソーシャルワーカーとして働いていて、当然自分の専門分野のことは知っている。でもソーシャルワークは幅広い分野(高齢者福祉、障がい者福祉、子ども家庭福祉、医療福祉など)にまたがっていて、他分野のことはあまり知らないよね」
これは、世のソーシャルワーカーさん共通の思いではないでしょうか。

ソーシャルワークとは、端的に言えば「悩みや課題を抱える個人や社会へ働きかけ、解決へと支援すること」。
ソーシャルワーカーは、社会の中では縁の下の力持ち。
学校、役所、社協、病院、地域包括支援センターなどなど、身近なところで活躍しているにも関わらず、「ソーシャルワーカーって?」と思われがち。

そんなこんなで、ソーシャルワーカーさんに語ってもらう場を作ろうということになりました。


今回のプレゼンター

横田さんと私が
「今、この人の話を聞きたい!」と思う二人のソーシャルワーカーさんにプレゼンをお願いするスタイルです。

今回のプレゼンター以下のお二人でした。

プレゼンター下川 博之さん

社会福祉士
結新会ホームケアクリニック玉造事務長
下川 博之さん
「福祉施設と医療機関、それぞれの現場で学んだ事
〜二つの現場で感じたやりがいと難しさ〜」

下川さんの今後のキャリアに期待です

下川さんは、介護現場を経て現在は医療機関で事務長としてご活躍中です。
介護現場で得たスキルを活かして、今後さらに活動の場を広げられるそうです。
プレゼンの中で「アウフヘーベン」という言葉が出て来て、参加者の関心を引きました。
下川さんの説明によると、アウフヘーベンとは哲学用語で、意見の対立があっても、一方を否定するのではなく、両者の気持ちや強みを引き出して新しい関係を作り上げる思考のことだそうです。

横田さんからは「これはソーシャルワーカーが普段の業務で行っていること」と補足説明があり、より納得しました。

その他にも「デスカンファレンス」という珍しいカンファレンスのお話もあり、限られた時間に普段触れることのない世界の話題が詰め込まれていました。
プレゼンの醍醐味ですね。

プレゼンター鳩岡 尚子さん

社会福祉士
南甲子園つなぐ会 代表
鳩岡 尚子さん
「住み慣れたこの地域で安心した暮らしを」

鳩岡さんの地域への思いがビシビシ伝わってきました

鳩岡さんは、ケアマネジャーをしながら、兵庫県西宮市の補助事業 共生型地域交流拠点のひとつとして「つどいの場はまかぜ」を運営されています。
プレゼンでは、立ち上げまでのご苦労、現在の活動に加えて、鳩岡さんの地域愛をふんだんに語っていただきました。

参加者からは「地域の人が声をかけ合って、つどいの場に足を運ぶようになっているとのことですが、最初はどうやって地域の人に声をかけて参加してもらったのか」という質問が出ました。
「立ち上げまで3年かかり、準備期間中に自治会などと良好な関係を築けたので、そこから自然と人が集まり始めました」と説明がありました。

周囲との関係を上手に構築していることが、順調な運営につながるのでしょうね。

次回のお知らせ

日 時:
2025年8月2日(土) 16:00-17:30

場 所:
cafe JIN 大阪メトロ谷町線都島駅徒歩2分
大阪市都島区都島本通3−16−3パルハイツ1F

対 象:
ソーシャルワーカー
社会課題やソーシャルワークに興味のある方
社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士など

参加費:
1,000円(会場費、ドリンク代を含む)

申込方法などは7月にSNSで発表します。
はる社会福祉士事務所Instagram

はる社会福祉士事務所Facebook

懇親会

話が尽きませんでした

今回は、ソーシャルワーカー以外の職種の方も参加してくださいました。
懇親会も大いに盛り上がり、新しい化学反応があちらこちらでおこりそうな予感が。

プレゼンターのお二人、参加者のみなさん、場所を提供してくださったCafé JINさん、ありがとうございました。

主催:社会福祉士事務所カラーサはる社会福祉士事務所


https://haru-3.com/


いいなと思ったら応援しよう!