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なぜ老人ホームの料金は、これほど差があるのか

老人ホームの料金、特に入居金は0円~数億円と大きな違いがあります。
月額利用料も、10万円台前半〜50万円と差があります。
例えば、関西屈指の高級住宅地にある2つの老人ホーム。わずか300mしか離れていませんが、片や入居金が5,000万円以上、もう一方は入居金は数万円。
なぜこれほど料金に差があるのでしょうか?


料金に差が出やすい3つの要素

1.立地条件が良い

最寄駅から徒歩圏内だったり、ターミナル駅から近かったりと、利便性の高い地域にある老人ホームは高額になりやすいです。
また、人気エリア(関西の場合、阪神間の一部の地域など)になると、グンと料金が上がりやすくなります。

2.居室の広さ

介護付き有料老人ホームの場合、18㎡から24㎡ぐらいの居室が多いですが、ご自宅と比べて狭いと感じるのではないでしょうか。
実際、はる社会福祉士事務所の老人ホーム見学ツアーに参加されたお客さまがおっしゃるのは
「収納スペースが狭い」
「思っていたより狭い」
「ほとんどの物を処分してからでないと、入居はできない」
という感想です。

居室の狭さは、入居へのハードルとなりやすいです。
もちろん、80㎡を越えるような老人ホームもありますが、数は少なく高額です。

3.料金に含まれるサービスの範囲

先日、お客さまをお連れした老人ホームは、沿線の中では高額でしたが、「通院の送迎、付き添い」「年2回の居室の大掃除」「毎月大掛かりなイベント」などが料金に含まれていました。
この中でも「通院の送迎、付き添い」は、多くの老人ホームが、ご家族が対応するか、追加料金が発生するオプションサービスとしています。
それどころか、オプションサービスにも入っておらず、ご家族か外部サービスの利用のみとしている老人ホームもあります。

入居者へのサービスは多岐に渡っているため、料金に含むのかそうでないかを、パンフレットに細かく記載することはできません。
ご自分にとって必要なサービスが、料金に含まれているかどうかの確認は、必須です。

料金に反映される要素は多数

私が登壇している「かしこい老人ホーム選び講座」では、サービス内容に見合った料金かどうかがわかるためのオリジナル資料を配布しています。

はる社会福祉士事務所オリジナル資料
料金に反映される要素は数多くあります

見学をした時に、「安いし、お得な料金だ」と感じても、この資料に書き込んでいくと…実はそうでもないということに気付くお客さまもおられます。
「確かに安いけど、安さには理由があるな。お得感はない」と、判断されます。
見学件数が少ない時期には、書き込めないお客さまが多いのですが、数件見学した後には相対的に評価できるようになり、に正確に書き込めるようになります。

ご自分にとって必要なサービスが料金に入っているか、またサービス内容と料金が釣り合っているのか、判断する力を付けてからの入居契約をお勧めします。

見る目を養う 老人ホーム見学ツアー

老人ホームを見る目を養うには、「良質な情報」「見学」が外せません。
入居後に後悔しないためには、ご自分で選べる力をつけることが一番です。

パンフレットや老人ホームの営業担当者の話は参考にしつつも、それ以外の正しく公平な情報を取り入れる大切さを知っていただきたくて、はる社会福祉士事務所では、オリジナル企画老人ホーム見学ツアーを毎月開催しております。

講座受講済みの方を対象としております。
はる社会福祉士事務所のLINE公式アカウントにご登録いただくと、講座の最新情報が届きます。
こちらもご検討ください。

漫然と見学していては見えてこないポイントをお知りになりたい方は、ぜひ老人ホーム見学ツアーにお越しください。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
はる社会福祉士事務所 代表 佐々木さやか


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