サスペンス本とモラリストの名言
熱が下がってきて、まだ長時間はキツいけど、やっと少し活字を読めるようになってきた。
就業してから、こんなに長い休暇を取った記憶がないので、病気療養中(たかがインフルエンザだけど 苦笑)でも、出来る事を楽しみたい。そう、人生の時間は有限なんだ。
と、最もらしい事を言って、ただの貧乏性の言い訳をしている。
おはようございます、sanngoです。
#挨拶文を楽しもう (久しぶり)
二冊読了すると段ボールに詰め込んである父からパクった蔵書の中へ戻して、また二冊そこから抜き取って来るのが、いつもの私のパターン。
でもnoteへ来てから本は読まなくなっちゃったな。皆さんの記事で満足している日々を送っている。いや、それさえ全く追いついていないのが現状だけど。
やっと読み終わった本二冊。
「避けた瞳」
20年以上前のサスペンス。情景描写がとても美しい。プロローグから始まる伏線がラストで全て回収される結末にすっきりとした。
こちらは先にドラマを観ちゃったので、関心が薄れて読み終えるのが、とても遅くなった一作。
途中放棄してたから(苦笑)
上記の「避けた瞳」と違って、本格的な報道関係を描いたサスペンスなので、文章は堅い。
あっ!と思う結末を先に観ちゃったのが、悪かったと思う(苦笑)でも、この結末はテレビドラマならいいけれど、小説としては、ちょっと卑怯な手口なんじゃないかな〜?(な、なんて事を口走る 滝汗)
ま、一回だけなら許せるよね(おーい!何様?!)
因みに、テレビドラマの感想の方はこちら ↓
段ボールを開けて、当時の自分の偏った本の選択に我ながら驚いた。
殆どがミステリー、サスペンスなのは仕方ないとして作者さえ偏っていた。
当時は逢坂剛、大沢在昌がかなり好きだったらしい。
父は新刊本が出る度に買っていたから、桐野夏生、宮部みゆき、小池真理子…などの私が好きな女性作家の新刊本が殆ど揃っていたのに(泣)
もう読んだから売っちゃったのかな?ブックオフに(笑)もったいない事をしたと後悔している。
さて、ヘッダーの二冊は、右がずっと読んでいる睡眠薬代わりになっちゃった(いや、面白いのよ、面白いけど寝る前に読むから寝ちゃう 笑)乃南アサ「凍える牙」と新しく出してきた楡周平の「クラッシュ」
その「クラッシュ」の冒頭に面白い名言が書いてあった。
「自惚れと好奇心とは我々の心の二つの災渦である」 モンテーニュ
「あぁ、その通りだな」と頷いた私が居た。
ある程度の探究心は必要だが、不必要な好奇心は人を不幸にする。知らない方が幸せなことが、この世にはごまんとある……な〜んてね(苦笑)
モンテーニュは、皆さんご存知のように16世紀のフランスを代表する哲学者だ。その彼の名言の中に現代の日本にぴったりなものがあったので、ご紹介したいと思う。
「孤独な生活の目的とは、もっとゆうゆうと、もっと気楽に暮らすというただ一つであると私は信じる」
どう?
まるで「風の時代」に対しての賛美のように私には思えるのだけど。
もう一つ笑ってしまったものを
「王国を統治するよりも家庭内を治める方が難しい」
この言葉を家庭を持つ全ての人に捧げたい(笑)
特に尊敬する大好きなnoterのこの方に ↓
yamaneさん、ご迷惑でしたら削除させて頂いますので、コメント欄からお申し付けくださいねm(__)m
さて、モンテーニュに従って孤独を楽しむとしよう。
じゃぬーん♪