「大好きな映画」で自己紹介
結末は分かっているのに何度も観たくなる映画の一つや二つ、誰でもあると思う。
今日はマニアックな私(変人とも言う)が選ぶ大好きな映画を2本ご紹介させて頂きたいと思う。でも別にこの2本がBESTと言うわけでもないんだよね。
所謂、今日の気分ってやつ?(笑)
まぁ、私と言う人間を知る上で(知りたくもないって? 笑)趣味嗜好が分かり易いと思うから自己紹介もどきでもある。
先ず一本めは
「ガタカ」
DNA操作で生まれた『適正遺伝子』を持つ者だけが優遇される近未来を描いたSFサスペンス。
主人公ビンセント(イーサン・ホーク)は自然分娩で生まれた劣性遺伝子を持つ青年だが、宇宙飛行士になると言う野望を抱いていた。
一方、優秀な遺伝子を持ちながら事故で下半身不随となったジェローム(ジュード・ロウ)は虚しい日々を送っていた。
そんな二人が出会う事から、この物語は始まっていく。主人公の恋人役は「キル・ビル」のユマ・サーマン。
とにかく大好きでDVDを購入して、いつでも観られるように持っている。
SFサスペンスドラマと言うよりも、人の生と近未来の格差社会を描いたヒューマンドラマだと私は思う。
遺伝子操作によって優秀な人間だけが誕生すれば「差別」は生まれないのか?と言うとそうではない。
最後まで人種差別が悲しくのし掛かる。
本来は自然であるべき生命の誕生に愚かな人間が操作を加えたために起こる悲劇を是非、その目で味わって欲しい。
若き日のジュード・ロウが、とにかく哀しく切なく美しいのも見もの。
二本目は
「アカルイミライ」
こちらも古い。
脚本、監督は黒沢清
昔、私が好きでヤフオフか何かでDVDを落札して、密かに観ていたら、ダーちゃん(主人)が
「これ!最高だよな〜」
って勝手に夜中に観て感動してた思い出の一本。
題名は「アカルイミライ」なのに、ちっとも明るくない不思議な空気が全編通して漂う作品。
今で言うブラック企業の工場に勤務するヒムロ ユウジ(オダギリジョー)とアリタ マモル(浅野忠信)
直ぐにキレるユウジを先輩のマモルが抑えながら、淡々と生きている。
ところがそんな中、事件は起きる。
若きオダギリジョーの熱演と浅野忠信のひょうひょうとした演技がいい。
マモルの父であるリサイクル店の店主の藤竜也が、またいい味を出している。説明のしようがないくらい不思議な世界観の虜になると思う。
この映画で私はクラゲが好きになった。
うーん、上手にお奨め出来ないのが残念(泣)とにかくいいんだから(笑)
感性の鋭い人に観て欲しい一作。
多分、青豆ノノさんと明媚は好きだと思う(笑)