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【イベントレポート】個人事業主の悲喜交々 #2 『みずきちゃん、どうしてゲストハウス始めたの?』

こんにちは!1166バックパッカーズスタッフの村上(スーさん/SUE)です。

2/2(火)にオンラインにて開催された、「個人事業主の悲喜交々 #2 『みずきちゃん、どうしてゲストハウス始めたの?』」のイベントレポートを書かせていただきました。

「個人事業主の悲喜交々」はその名の通り、ゲストハウスオーナー等の個人事業を営む方の想いや苦労に迫るイベント。毎回ゲストをお招きし、お話を伺っています。オンラインでは今回が初開催となりました。

※下記にて掲載している画像は、当日の資料より抜粋をしています。

今回のゲスト・高橋瑞季さん

今回のゲストは、長野県飯田市で『yamairo guesthouse』を営む高橋瑞季さん(以下、瑞季さん)。

飯田市出身の瑞季さん。10代で地元を離れ、海外での生活や県外での就職を経験したのち、再び飯田市に戻り2018年にyamairo guesthouseを開業しました。

そんな瑞季さんのゲストハウス開業までの道のりや、地元・飯田への想いに迫ります。

10年のあがきグラフ

参加者同士のアイスブレイクの後、まずは瑞季さんの自己紹介からスタート。

自己紹介では宿の紹介のほか、10年のあがきグラフと題して、学生時代から宿の開業を決意するまでの浮き沈みを示しながら、これまでの経歴を紹介。海外に飛び出した10代、自問自答を繰り返した美大生時代、「完全に自分を見失った」会社員時代と、いくつかの節目があることがわかります。

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中盤以降のインタビューセッションでは、それら一つひとつの節目について、深堀りしていきました。

海外で鍛えられた10代、自問自答の20代前半

10代の頃から海外に強い関心のあった瑞季さんは、周囲の反対を押し切り高校を中退。単身ニュージーランドへ渡ります。10代と言えども、海外では一人前の大人扱い。慣れない海外での日々に鍛えられたといいます。

ニュージーランドで2年ほど生活し、帰国。デザインに関心を持っていたこともあり、美大の夜間部に進学。いわゆる”大学生”に限らないあらゆる年代・職業の仲間たちと触れ合い、自問自答を重ねます。そんな日々のなかで、多様な人生を歩んだ大人たちが集まり、自分探しを行う大人の保育園という場づくりのコンセプトに行き着きます。

卒業後は設計事務所に就職するも、ここで壁にぶつかります。仕事に忙殺されるなかで「完全に自分を見失った」といいます。会社を退職し、今度はドイツへと渡りました。

ドイツでの日々を経て、改めて自分のやりたいことを見つめ直した瑞季さん。そこで、自分がやりたいのはゲストハウスなのではないかという結論に至ります。

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地元・飯田での縁から宿の開業へ

ドイツからの帰国と同時に、ゲストハウス開業に向けた準備をスタート。まずは東京都台東区のゲストハウス『toco.』での勤務を経て、地元である飯田市へ。

地元の創業塾を受講し、開業に向けて物件探しを始めた矢先、現在の物件に出会います。地元の方々に大切にされてきた建物。その想いが感じられる分、大変だったと振り返ります。7か月に渡る改装では、100人以上の方々が作業に協力してくれたそうです。

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飯田が地元でよかったと、”私が”思いたい

瑞季さんはなぜ地元の飯田市で宿を開業したのか。

瑞季さんも地方出身の多くの若者と同じく、元々は「飯田には何もない」と思っていた一人でした。自分が宿の開業を通じてまちの魅力づくりに関わることで、「飯田が地元でよかった」と思ってくれる人を増やしたい。そうすることで瑞季さん自身が「飯田が地元でよかった」と思いたい、という思いがモチベーションになっているといいます。

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コロナ禍の難しい状況下ですが、地元への熱い想いと確かな自信を胸に挑戦を続ける瑞季さんに、今後も期待です。

次回の「個人事業主の悲喜交々」

次回の「個人事業主の悲喜交々」は、福井県福井市のゲストハウス『SAMMIE'S』の森岡咲子さんをゲストにお迎えします。

◇個人事業主の悲喜交々 #3 『さっこちゃん、あなたの「夢中」教えてください』
日時:2021年2月16日(火) 21:00〜22:30
定員:20名
参加費:1200円
配信方法:Zoom(開催当日までにメールにてURLなどをお知らせします)

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