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算命学余話マガジン #G31~G40

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中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半…
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記事一覧

『算命学余話』G番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。)  『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につ

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『算命学余話』R番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。) 『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につい

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『算命学余話』U番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。)  『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につ

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算命学余話 #G40 「十大主星に見る性差」/バックナンバー

 今回の算命学余話は、男女の性差について算命学の立場から論じます。というのも、私が常々胡散臭いと鼻白んでいる西洋文明が躍起になって広めようとしている男女平等思想というものが、算命学の是とするところの自然思想に著しく反しているからです。  西洋文明の思想的根幹であるキリスト教つまり一神教の教典には、女性は男性のあばら骨から生まれたという記述があります。こうした記述のある教典を信奉することによって生まれた女性軽視が長らく居座った歴史の上に立つ西洋人なり一神教徒なりが、その反動とし

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算命学余話 #G39 「守護神#17 辛×春」/バックナンバー

 前回の余話#G38では、主星と従星の組合せについて具体的な例を挙げました。昨今はネットでも宿命を自動算出できますし、十大主星や十二大従星の特徴をそれぞれ解説した無料サイトもあるので、算命学素人の方でも、自分の陽占が提示する八つの星の意味するところをざっくり把握することが可能になりました。  しかし主星と従星の組合せについて論じたものはなかなか見当たりません。なぜなら、文章にすると嵩ばりますし、仔細に見れば見るほどその分量は増えて終わりがないからです。とても全部は掲載できない

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算命学余話 #G38 「主星に従星が作用する」/バックナンバー

 算命学余話#G24・#G36の中級編では、地支の組合せが宿命に与える力学について説明しました。そしてそのことによって、その組合せ次第で星々がくっついたり離れたり、強まったり弱まったりするという風景が、漠然と掴めたかと思います。勿論、こうした作用をもたらすのは地支に係る位相法だけではなく、他の技法によっても見て取れます。そしてその作用の種類は技法の数だけ存在し、その技法同士の組合せもまた新たな作用を生み出します。そう考えると、算命学の技法の習得は終わりがないように思われます。

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算命学余話 #G37 「辛丑を考える」/バックナンバー

 2021年の干支歴の年が明けました。ご承知の通り、算命学が使うカレンダーは西暦とは関係のない干支歴です。干支歴では新年を立春と定めています。立春とは、冬至と春分の中間点のことで、冬至を冬の頂点、春分を春の頂点と考えた場合に、そのちょうど真ん中が冬と春の境目であり、ここから春が始まるという理屈から成立しました。「春が立つ」のが一年の更新起点であり、新年初日であり、一年の生命活動の開始を意味します。  日本の伝統行事である節分は、この立春の前日に当たり、本来は大晦日のことです。

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算命学余話 #G36玄 「中級編#2 位相法(散法1)」/バックナンバー

 算命学の宿命診断は、「ある条件」がいくつか重なることによってようやくはっきりした現象が現れてくるという仕組みになっています。例えば、よく雑誌の占いコーナーなどで「鳳閣星の人は大らかだ」とか「牽牛星の人は堅実だ」とかあまりにざっくりした性格判断を見ると、「自分は当てはまらない」とか「人間はそんな単純なものではない」と感じることがあります。その通りで、算命学者から見ても「間違ってはいないが大まか過ぎる」と思いますし、詳細な鑑定ではこうした大まか論から遠く離れた診断結果が出ること

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算命学余話 #G35 「家系の因縁の処理」/バックナンバー

 前回の余話#G34では、他の十干にはない癸水の特性について触れました。しかしこの特性を曲解して「癸水生まれは誰でもこうだ」と思われては困るので、今回の余話はこうした曲解を防ぐべく、説明を補強する内容と致します。そもそも、癸水日が十日に一度巡って来ることを考えれば、単純計算して癸水は十人に一人です。こんなにウヨウヨいる癸水が全員同じ方向を向いて人生を歩むはずがありません。  毎度くどいようですが、常識的に考えて成立しない考えは、躊躇なく捨てて下さい。算命学自身も、「こういう宿

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算命学余話 #G34 「幼い命は救えたか」/バックナンバー

 前回まで二回に亘りコロナ禍考を綴ったところ、意外にも好評でした。前編を読んだ読者が興味を覚えず後編を読まないかもと危惧しておりましたが、ちゃんと両方読んでもらえたようです。有難いことです。ちなみに、コロナ禍考は最初は一回読切りのつもりで書いていたのですが、一万字を超えたので二回に分けました。だから内容はひと続きのものとなっております。  『算命学余話』は、最近では算命学の鑑定技法よりも思想的展開を書いた方が多くの読者に読んでもらえるのですが、筆者としてはテーマ選びが悩みどこ

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算命学余話 #G33 「コロナ禍を考える#2」/バックナンバー

(前回つづき)  新型コロナウィルスの登場は、病原菌という意味ではどうということはなかった。例年の新型インフルエンザより弱毒であることは、正しい情報をキャッチできている人ならよく知っています。その情報自体は隠されてはいません。メディアが故意に取り上げなかっただけで、情報は公開されておりました。今の時代、本物の情報は待っていては手に入らないのです。自分から取りに行かなければ、正しい情報は得られない。このことは後述します。  しかし、「ラクして儲けたい」例えば製薬会社やその利権周

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算命学余話 #G32 「コロナ禍を考える#1」/バックナンバー

 『算命学余話#G29』は副題を「適応に限界あり」とし、人間が生きる環境に適応し得るかどうかの判断や、適応の限界の見極めについて論じました。同じ環境にあっても適応できる人とできない人がいること、あまりに無理な適応を強いると正常な感覚が麻痺し、知らぬうちに自己崩壊へと導かれてしまうことは、特に算命学の知識がなくても常識的に判ることです。しかし昨今の世間が認める人間像は、誤った平等思想の広まりによって、同じ環境にいれば誰もが同じように適応し、或いは逆に誰もが適応しないものであり、

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算命学余話 #G31 「天報星中殺を考える」/バックナンバー

 以前、副題「天将星を基礎から考える」の記事で、「家長である天将星が集団のトップに座れないと、宿命消化が進まずどえらい迷惑を周囲に振り撒くことになる」といった内容を書きました。そして、これを読んだ読者や相談者からは「正にその通りだ」という悲鳴のような感想が寄せられました。皆さん、随分な迷惑を被っておられるようですね。  しかし一方で、天将星が宿命にあってトップになっていないにも拘らず、迷惑も掛けずに活躍しているという例も聞きます。それはもしかしたら、天将星が天中殺を受けている

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