算命学余話 #G81 「五行と健康」/バックナンバー
日本語には身体を使った表現が豊富にあります。「腹が立つ」や「足を洗う」、「腸(はらわた)が煮えくり返る」や「目に余る」など、感情表現から婉曲表現までさまざまです。このうち内臓に関わるものを医学的見地から考察した吉野敏明医師の見解が興味深いので、少し引用してみます。
――人は歯を食いしばると脳から鎮痛幸福ホルモンが出るが、これはほとんどモルヒネと同じ作用を起こす。つまり人が歯を食いしばるのは肉体的・精神的ストレスがある時であって、そのストレスを軽減しようとして歯を食いしばっ