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早く行きたければ一人で行け、武相荘へ行くならばみんなで行け。

去年の初夏に富山にある水墨画美術館で「白洲次郎・正子 武相荘折々の暮らし」展を鑑賞してからずっと憧れていた武相荘。東京とは言えども、新宿から1時間半。なかなか足を運べずにいた武相荘。でも、「行きたい行きたい」と言い続けていたらやっと、お友達が一緒に行ってくれた一年越しの初夏のこと。

小田急線と神奈川中央バスを乗り継いで、少し坂を上ったところ。神奈川県町田市なんて冗談を時たま目にしたことがあって。そのときは、いったい何のことだろうと思っていたけれども。でも、行ってみたら本当に神奈川中央バスしか走っていなかったので、それも納得。

「武蔵国と相模国の境に位置すること」と「無愛想」
を掛けて命名された「武相荘」
ふと顔をあげると、窓いっぱいの新緑

台風一過のこの日は、午前中はジメジメしていたけれども徐々にカラッと晴れてきて。窓から降り注ぐ初夏の木漏れ日が気持ち良いのなんの。

どのメニューも美味しそうで全部頼んでしまいたかった。でも、それは流石に食べきれないので。カレーと親子丼とオムライスを。はぁぁ、水餃子もタベタカッタナ。

メニュー表がかわいいのなんの
一緒に行くと、いろんなメニューが机に並んで楽しいね。

お昼をいただいた後はいったんレストランを後にして、ミュージアムの見学を。次郎さんの書斎の本棚にずらっと並んだ蔵書たち。河合隼雄さんの著書などが並んでいて「次郎さんも、わたしと同じような本を読むのかー」とニヤッとしてしまったり。

人の本棚を覗くのって、その人の内面を垣間見れるような気がしてワクワクしちゃう。その反面、わたしの本棚を誰かに見られるときはとてもとてもドキドキしてしまう。好きな人なんかにマジマジと眺められた日には、倒れそうになったな。わたしも好きな人の家に行くと、本棚をマジマジと眺めてしまうけど。

ミュージアムを眺めた後は、もう一度レストランへ。食後に戴くか迷ったスイーツを、やっぱり食べたくて。

当時から使われている刻印の入ったどら焼き
豪華なアイス入り
パンケーキみたいでした
チーズケーキに
テリーヌショコラ

スイーツは、全部頼んでしまった。こんな豪華な頼み方も、一人で行ったらできなかったので。一緒に行ってくれる人、大事。

コーヒーも美味しかった

都心からも離れているし、最寄りの鶴川駅からも距離があるので、たまたまふらっと……なんて行けなかった武相荘。一緒に行ってくれる人との予定が合って、台風も去ってくれて、とても気持ちの良い初夏のお散歩になりました。いつもいつも、ありがとうね。

次郎さんと正子さんの生活を垣間見るたびに、何かを収集するというよりは、日々自分のご機嫌を取れるようなものに囲まれて生活していきたいなぁという気持ちが沸々と湧いてくる。あと、やっぱり、そろそろ旅に出たいです。

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🌻さんまり🌻
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