谷根千もぐもぐウォーク
先日、お友達と初めての谷根千散歩に行ってきました。歩きやすくて気持ちの良い街だったので、忘備録というか備忘録としてnoteを。
○檸檬の実
ぐんと冷えた週末の昼下がり。「ねぇ、ちょっとおいしいものを食べに行かない?」と久しぶりに集ったのは、ヒカリの綺麗に入る古民家の2階で。
トーキョーのど真ん中にあるというのに、シーンとした静けさとキラキラとさすヒカリがとってもとっても綺麗なこのお店を見つけてくれた友人は、お料理のお仕事をしている。
「賑やかなところだと、聴き取るのがしんどいのよね」とポロっと話したら、ここにしよう‼︎と思いついてくれたらしい。わたしと話すときは、いつも絶対にマスクを外してくれるし、聴き取れなかったときには何度も同じ話を繰り返してくれる。そういうお友達がたくさんいること、本当にありがたい。
途中、外から「ゴー」っていう音がしたから「ここにいても、電車の音がするんだね」とびっくりしていたら「あれは、バイクの音だよ」と教えてくれた。バイクって、「ブーン」みたいな音のする乗り物だと思っていた。
焼きたてのパンも、ピリ辛ハラペーニョのソースも全部全部、あったかくておいしかった。おいしいものをのんびりと、気持ちいいヒカリの中でモグモグするのは至福でしかない。
ちなみにここのランチは、「気まぐれ定食」という名前がついているくらい毎日メニューが変わるらしい。また、何度も通いたいな。
○グルグルジェラート
ランチだけでのんびりと居座ってしまったので、デザートは少しお散歩をして食べることにした。近くに「谷中銀座」があるとのことで、ぷらぷらと。
「やなか珈琲」とかで名前は聞いたことのある街だったけれども、足を運んだのはこの日が初めて。美味しそうな珈琲屋さんに、素敵な飴細工屋さんに、かわいらしいトルコランプのお店に……。この街を歩くためだけに一日使うことができそうな商店街でわたしたちが入ったのは、「グルグルジェラート」。
朝晩は肌寒くても、ホットなランチを食べてお散歩したんだから、ジェラートも悪くないよね。
北海道生まれのお店と書いてあったので、ハスカップ味にしてみました。濃厚だけれどもスッキリとした後味で、ぺろっと食べれてしまう。お友達は、チョコ味を食べていました。甘くて濃厚で、こちらも最高。
○ひぐらしガーデン
そのまま日暮里駅の方へ歩いて、最後に辿り着いたのは「パン屋の本屋」さん。その名の通り、本屋さんとパン屋さんが併設された小さな小さな商業施設。
こちらで、本を一冊とパンを2つ、そしてホットジンジャーをいただきました。パンは、あの有名な絵本ノンタンシリーズのノンタンとタータン。
ノンタンの妹タータンはお耳のきこえない女の子で、実はノンタンの物語の中には手話も出てくるのです。知ってましたか?
お耳のきこえない登場人物の出てくるお話は、「わたしたちも、この世界の一部でいていいんだな」とどこか安心できるような、そんな気持ちになるので不思議。
テラス席があるので、ここもマスクを気にせずにお友達の口の形を読み取りながらおしゃべりを。
千駄木→谷中→日暮里と、気付いたら3駅も歩いてしまっていた。お外だとマスクも外してお喋りできるし、この通りはずっとお店が並んでいてとてもとても楽しかった。
マタイキタイナ。