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秋が冬に変わっていくこのトキを、Naot CLAUDIAと共に。

また、秋によろしくね。

5ヶ月前、そう声を掛けてそっとシューズクローゼットにしまったショートブーツ。我が家にお迎えしたのは、確か去年の、秋も深まったある日のこと。
ロングブーツには早いけれど、日常遣いできるショートブーツが欲しくて、やっとのことで巡り会うことのできたNaot のCLAUDIA。

秋が冬になって、冬が春になる。

パーカーにロングスカート、マフラーが大好きなわたしの大好きなその季節の移り変わりを、一緒に過ごしたショートブーツ。

流石に夏の間は履けなくて、靴箱の中でゆっくりお休みをしてもらっていたその相棒を出す日が、やってきた。

曇天続きでどうも朝起きた気がしない日が続いていた中、久しぶりに窓から太陽の光がさしてきたその日。

よし、今日はあのショートブーツをだそう

そう心の中で呟いて、勢いよくベッドから飛び出す。

朝の用意を終えて久しぶりに履くそれは、なんだか記憶と違くて。
買ったばかりの頃のような硬さとひんやりとした感じ。

5ヶ月近くもシューズクローゼットで眠っていたから、なまってしまったのだろうか。
革は生きているというけれど、本当に拗ねてしまったかのようにひんやりとしていて。

革は生きている

なんてことを革が好きな友人から聞いたことはあったけれど。いざ自分に革製品の相棒が出来てはじめて、それを実感したような気がする。

ショートブーツを出して数週間。雨の日は避けながらだから、履いて出かけたのはほんの数日。それでも確実に、日々馴染んできている。

わたしの足にも。そして、秋物のお洋服たちにも。

まだまだ国を超えることは現実的ではない。それでも、日々の暮らしで、ちょっとのお出かけで、今年もまた秋・冬・春と、よろしくね。

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