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✈︎travel note✈︎🇯🇵

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旅と写真と文章と。旅をしながらぐるんぐるんと考えたこと。青森・岩手・東京・神奈川・山梨・岡山・仙台・富山・長野・栃木・愛媛・京都・神戸・福岡・福井・大阪・静岡
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#sanmari撮りっぷ

未来の杜せんだい2023 へ行ってきました。

GWの帰省と #未来の杜せんだい2023 がタイミングよく同じ時期に開催されていたので、メイン会場の青葉山公園追廻地区会場、東部エリア会場のせんだい3.11メモリアル交流館、せんだい農業園芸センターみどりの杜の3会場をまわってきました。 どの会場も公共交通機関のアクセスが良かったので、仙台市営地下鉄東西線と仙台市営バスを使って移動しました。ちなみに、仙台市営地下鉄と市営バスは、身体障害者手帳の提示で本人と付き添い者の運賃が半額になります。 メイン会場:青葉山公園追廻地区会

一泊二日 食べてばかりの一関旅

岩手県最南端の地である一関市は、江戸時代伊達藩から伝わった餅文化が受け継がれている自然豊かな街です。祖母が生前この地での樹木葬を望んだので、年に数回お墓参りに訪れている一関市。今回のGWも足を伸ばしたので、その記録を。 仙台駅からは、在来線で1時間半 いつもは新幹線でぴゅんと向かうのですが、今回は時間があったので在来線で向かいました。大学時代、この路線を使って実習に通っていたことがあったので、懐かしい車窓。 景色を眺めたりこの日のnoteを書いたりしていたら、あっという

コスパ最強 京都のサウナ付きホテル sequence KYOTO GOJO

秋といえば、紅葉。 紅葉といえば、京都。 そして、京都国立博物館で「茶の湯展」が開催されているということで、これはもう行くしかないと、ひょいと新幹線に乗って京都へ。 もちろん、みどりの窓口で障害者割引の乗車券を購入してから新幹線に乗り込みます。使えるものは、使っていこうスタイルです。 昔付き合っていた人が京都の人だったり、その後関西の大学院に進学したため、学生時代に遊びに行く場所といえばとりあえず「秋の京都」だったわたしにとって、もう、青春のエモさをぎゅっと縮めたような土

のんびり、箱根・小田原小旅行

「ねぇ、農園で貸し切りBBQしようよ」 なんて素敵なお誘いをいただいたので、ひょいと、秋の箱根・小田原へ行ってきました。 ▫︎新宿からバスで出発 せっかく箱根方面に行くのだから……と少し足を伸ばして「星の王子様ミュージアム」を経由することにしました。交通手段は、高速バス。 ・バスタ新宿からミュージアムまで直行 ・高速バスは身体障害者手帳の提示で乗車券が半額になる! (普通運賃1940円→障割運賃970円) ・トイレ付きの小田急バス ということで、1000円もかからず

しんとした中で空が染まっていく時間が、好きなんだと思う。@小田原・御幸の浜

家のベッドで迎える朝は「あとちょっと……」と一秒でも長く布団にくるまっていたいのに、旅に出ると余裕のある朝ごはんどころか朝風呂や朝散歩に行きたくなるのは、なんでだろう。 朝日が昇ってくるのとほぼ同時に目を覚まして、洗った顔をタオルで包み込む。いつも我が家で愛用している「イケウチオーガニック」のタオルを置いている宿はたいてい大当たりで、この日目覚めたTipy records innも、地元小田原を歩いているとみんなが「あら、Tipyさんに泊まっているのね」とニコニコしていた。

待っていて、わたしがわたしをもっと好きになれるかもしれないから@益子陶器市

と口にして気付く。あぁ、今日のわたしはたった一瞬も「お耳が疲れた」と感じずに、今、この夕陽を眺めているということに。 聴覚障害があるわたしは、きこえやすい左耳に、白い補聴器をつけて生活している。この補聴器、昔と比べるとぐんと性能が上がったんだけれども、つけていれば眼鏡やコンタクトをつけてはっきり見えるようにいろんな音を聴き取れるのかというと、そうではなくて。 例えるなら、撮影した動画を再生したときのような感じで、周りの人の声だったり雑音だったりそんなものがブワァっと耳に入

未知へのロマン@福井・恐竜博物館

高校時代に選択科目で地学を履修していたわたしにとって、古生物やその背景となる地球の歴史はとても興味のある分野で。「福井に行ったら絶対に訪れよう」そう決めていたのが、この福井県立恐竜博物館。 一日目と二日目に訪れた鯖江や武生からは約2時間もかかるうえに、さらに北上するルートになってしまったけれど、なんとかスケジュールを調整して無事に行ってきました。 展示室に入ると、まるで生きているかのように吠えるティラノサウルスがお出迎え。あまりのインパクトに、わたしたちも子どものように大

RENEWで出会った工房とお店たちの記録@福井・鯖江

「旅の記念に」と駅だったり牧場だったりはたまた博物館だったりにあるスタンプ台を見つけては、立ち止まる。 そのためにメモ帳を持ち歩いてみたりはしたものの、旅から現実に戻るとどうも手持ち無沙汰になってしまって、気付いたらそれらもどこかへ放ってしまったけれども。 それでも、旅先でスタンプ台を見つけると少し立ち止まってまう。今押さないと、もう一生押せないような、そんな気がして。 そんなわたしが旅先の決め手のひとつはやっぱり、未踏の地であること。 そんなわけで、日本全国47都道

お耳の先輩と漆琳堂工房見学ツアーと@福井

なぜだろう。 わたしのまわりは、聴覚障害者であふれている。 いつもnote読んでくださっている方は充分承知だと思うのだけれども、このnoteを初めて読んだ方にとっては初めましてのカミングアウトをすると、わたしは聴覚障害者です。 あの、木曜日の22時からやっているsilentというドラマで、イケメン俳優目黒蓮さんが演じている男の子のように、高校生くらいからぐっと聞こえなくなって、今は補聴器をつけて生活しています。 ちょっと違うのは、家族以外の前でも声を出すこと。あと、口の

歳を重ねて、ほろ酔いで街を歩いて@福岡・小倉

「いやー。僕もね、長いこと教員という仕事をしてきたけれど、君たちの学年ほど大変な学年はいなかったよ。」 この日は、中学校のときの恩師たちと夜ご飯。 わたしの出身中学校はひと学年8クラスもあるようなマンモス校で、その中で彼らはわたしの担任でもなかった2人だけれど。でも、ひょんなことをきっかけにFacebookやInstagramでわたしを見つけて、フォローしてくれている。 そしてこの夏、どうしても会いたくなって会いに行ってきたのだ。修羅の国、福岡は小倉へ。 トイレにタバ

海街、絶対に再訪したいところたち @岡山-倉敷・牛窓-

この夏は、海をみるんだ。 そう思い立ったわたしは、はるか彼方まで広がる太平洋でもなく、荒波の似合う日本海でもなく、静かに穏やかにときが流れるときく瀬戸内は岡山の海街を、旅先に選んだ。わたしの大好きなオトナたちがこぞって「岡山が好き」というのを日々SNSで眺めて、自粛期間も岡山の地とzoomを繋いでツートンラッシーを作るなどしていたので、憧れだけが募っていたあの地へ。やっと。 それともうひとつ。この夏は、わたしのサードプレイス #旅と写真と文章と のメンバーと久しぶりに旅を

旅のはじまり@青森

この旅のはじまりに、青森という場所を選んだのは、必然だったのかもしれない。 盆と正月が近づくと、どちらからともなく連絡を取り合う友人がいる。彼女は大学時代の同級生で、大学と我が家のちょうど中間あたりに下宿していたもんだから、学生時代は家で夜ご飯とお風呂まで済ませてあとは寝るだけ!の状態でお泊まりに行っては夜な夜な彼女の家でお喋りをしていた、大切な友人。 この夏は彼女の仕事が立て込んでいるらしく、「これは憧れのグランクラスデビューのタイミングなのでは」といそいそとチケットを

感覚というものは、なかなか言葉にすることができないから at BE KOBE

女子という生き物は、バッグというものがとにかく好きな生き物だと思う。 その日のコーディネートを考えながら、行く先を考えながら、バッグを選ぶのもコーディネートのうち。通勤用にリュックに、美術館に持っていくようなハンドバッグ、夏のカゴバッグに、アクティブに動く日用のショルダーバッグ、バレエのお稽古に持っていくトートバッグ、あとお着物に合わせる和装バッグ……用途に合わせて最低限しか持っていないつもりだけれど、それでも出かける先を考えながら荷物を移し替える作業が、好きだ。 ハンカ

雨降らば晴れるまで参れ善光寺

一生に一度は善光寺参り そう目にはしたことはあったものの、長野はいつ来ても通過点でしかなかった。 雪まじりの雨がしとしとと降る。 よくよく思い返すと、昨夜から天気予報のマークは雨と雪を行ったり来たりしていたっけ。それでも、やっと長野が目的地になった今回 善光寺には行かねばならぬ! という謎の使命感に燃えつつも、空を眺めてはどんより気分になっていた。 そういえば、初めての長野は湯田中へ行くための中継地点だったな。 そんなことを思い出しながら、運賃が高くて首都圏の引退車