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ベトナムの伝統デザート“チェー”の魅力

みなさん、こんにちは!

ベトナムでは1月末に旧正月を迎えました。年明けの南部は、朝晩は少し肌寒く、日中は快適な気候が続きます。そんな時期にぴったりなのが、ベトナムを代表するデザート“チェー”です。

皆さんは“チェー”を食べたことがありますか?

“チェー”は、日本でいうところのぜんざいやフルーツポンチに似た甘いデザート。温かいものから冷たいものまで種類が豊富で、地域ごとに異なる特徴があります。今回は、ベトナムの伝統デザート“チェー”の魅力をたっぷりとご紹介します!



チェーの種類と楽しみ方

ベトナムでは、チェーの甘さや食べ方が地域ごとに異なります。南部は一年を通して暑いため、甘いココナッツミルクを使ったチェーや氷と一緒に楽しむチェーが人気。一方、北部では、寒い冬に温かいチェーを食べるのが一般的です。

チェーの基本3タイプ

  • 濃厚で甘いタイプ(ココナッツミルクたっぷり)

  • さっぱり系(豆やフルーツが主役)

  • 氷と一緒に食べる冷たいチェー

甘さは、ヤシの木から取れる砂糖、氷砂糖、サトウキビ砂糖などを使い分け、風味の違いを楽しむことができます。


地域ごとの“チェー”の特徴

1. 北部のチェー:素朴で繊細な味わい
北部のチェーは、シンプルな調理方法で、自然の甘さを生かしたものが多いのが特徴です。特に有名なのが、緑米(コム)を使ったチェー。ハノイの秋の名物で、香ばしい緑米の風味とほんのり甘い味が絶妙です。

2. 中部のチェー:宮廷料理の洗練された甘さ
フエ(中部)のチェーは、王宮文化の影響を受け、繊細な盛り付けと高級食材が使われるのが特徴。特に有名なのが、蓮の実と龍眼(リュウガン)を使った宮廷チェー。この組み合わせは「王室の果実」と「王室の花」とも呼ばれ、上品な甘さが楽しめます。

3. 南部のチェー:フルーツたっぷり、カラフルで楽しい!
南部はフルーツが豊富なため、バナナのチェー、ヒシのチェー、グレープフルーツのチェーなど、カラフルでバラエティ豊かなチェーが楽しめます。サイゴンのチェー店では、フエ風のチェーや北部のチェー、中華風のチェーまで、さまざまな味が楽しめるのが魅力です。

↑↑チェーの種類:ミックスのチェー、豆チェー、芋類チェー、果物チェーです↑↑

写真は南のチェーです。値段は日本円で100円~200円ぐらいです。


人気のチェー3選

① コーンのチェー(中部発祥)
コーンの自然な甘みを生かしたチェー。ココナッツミルクを加えると、より濃厚な味わいに。ゴマをトッピングすると、香ばしさが引き立ちます。

② グレープフルーツのチェー(南部で人気)
グレープフルーツの果肉の食感を楽しめるチェー。インゲン、タピオカ粉、パンダンリーフ、砂糖、ココナッツミルクを加えて作ります。爽やかな甘さで、暑い日にぴったり!

③ 緑米のチェー(北部の伝統的なチェー)
緑米(コム)を使った秋限定のチェー。ほんのり甘く、ハノイの秋の風物詩として知られています。


ベトナムのチェーは、地域ごとに個性豊かなバリエーションがあります。温かいチェーでほっと一息ついたり、氷と一緒にさっぱり楽しんだりと、季節や気分に合わせて選べるのも魅力のひとつ。
ベトナムに訪れた際は、ぜひいろいろな種類のチェーを試してみてくださいね!


↓↓ここからは「最近のベトナムトピックス」をご紹介します!

ベトナム経済の躍進とビングループの存在感

近年、ベトナム経済は驚異的な成長を遂げています。特にIT産業、製造業、サービス業など、多くの分野で飛躍的な発展が見られ、世界中の投資家からも注目されています。その背景には、政府の積極的な経済政策や外資誘致の推進、市場の開放が大きく関わっています。

その中でも、一際目立つ存在が 「ビングループ」 です。この企業は、不動産、商業施設、教育、医療、自動車産業など、多岐にわたる事業を展開し、ベトナム国内のみならず国際的にも影響力を持つ企業へと成長しました。

億万長者ファム・ニャット・ブオン氏とビングループ

ビングループの創業者であり、ベトナム初の億万長者としても知られる ファム・ニャット・ブオン氏。彼の手腕によって、同グループは驚異的な成長を遂げ、今やベトナム経済を牽引する存在となっています。

*ファム・ニャット・ブオン氏

フォーブスのデータによると、2024年のベトナムの米ドル億万長者ランキングでトップ1の座を維持している。その資産は4.1ビリオン米ドルである。彼はベトナムで最も裕福な人物であり、世界長者番付では712位にランクされている。

ビングループは、高級住宅地の開発やショッピングモール「Vincom(ビンコム)」、さらには病院や学校といったインフラ整備にも積極的に関与し、多くのベトナム人の生活に密着したサービスを提供しています。近年では、電気自動車ブランド 「VinFast(ビンファスト)」 の展開にも注力し、EV市場にも本格的に参入。海外展開も進めており、ベトナム発のグローバルブランドを目指しています。

今後のベトナム経済とビングループの未来

このような大手企業の成長は、ベトナム経済全体の発展に大きく寄与しており、特に若年層の雇用創出や技術革新の促進といった面で重要な役割を果たしています。今後もビングループの動向は、ベトナム国内外の経済界において注目されることは間違いないでしょう。

ベトナムは今、さらなる発展のステージへと突入しつつあります。その成長の鍵を握るのは、政府の政策や外資の流入だけでなく、こうした国内企業の挑戦と成功にあるのかもしれません。

(ご参考) ビングループが最近発表したレポート

2024年のビングループは、前年比19.0%増の192.159ビリオンベトナムドンの連結純収益を達成する予定であり、グループ史上最高の収益計上が見込まれています。これは、電気自動車セグメントの目覚ましい成長と並行して、特にビンホームズ ロイヤル アイランドなどの主要プロジェクトにおける不動産ビジネスによるものです。

それではまた!


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