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ITZY『Imaginary Friend』が見せる強さの変容【1人アドベント2日目】

12/2、推しを語る1人アドベント2日目です。

1人アドベントルール設定(読み飛ばしOK)

  • ムリしすぎない、かけたら満点

  • 書いて読ませたい相手は未来の自分

  • 固有知識すぎるものにはWikiで調べた程度の情報を付与(信憑性は劣後

  • 楽しみながら書く苦しみを思い出す


強い女=ITZYのイメージ

今年、KARAや少女時代ぶりにK-POPを聴きました。キッカケは日プ(PRODUCE 101 JAPAN the Girls)

このときの1話で衝撃だったのがITZYの「Wannabe」を歌う海老原鼓擁するアオハルのパフォーマンスでした。

この話はいずれするとして、この時にかっけえ女性像がコンセプトとしてめちゃくちゃ伝わってくるな!?と思いました。

I do what I wanna
平凡で何が悪い?
私の人生 私のものなんだから

https://www.uta-net.com/song/310330/

(ここ海老原のドストレートな歌声で来るとシビれる)


こっちが本家

正直全員の名前も覚えていないにわかですらないのですが、この曲は何度も聴きました。本家はやっぱかっけえ。

誰が何と言おうとも 私らしくいたいの
誰かになる必要ないよ ありのままでいいよ

https://www.uta-net.com/song/310330/

ITZYはITZYとして強いし、自分のことは自分で決めるから、あなたも周りの声じゃなくて、自分の声を聞いてありのままの自分でいなよ。十分魅力的だぜ、と言われているような気がしました。

再生回数の高いITZYの楽曲を何曲か聞いてみたのですが、どれもカッコよくて背中で語る理想の女性像がすぐに沁みてきて、元気がなかったりムカつく仕事を蹴飛ばしたい気分のときに聞いていました。


しかし私がK-POPを聞き出したこのころ、ITZYのメンバー・リアがお休みをしていました。ちょうど日プやオーディション番組がひと段落したあたりで、にわかでなくても心躍ったものです。

『Imaginary Friend』との出会い

しかし、ちょっとワクワクしながら待ったカムバック。じつは表題曲GOLDはそんなに刺さりませんでした。ごめんなさい。
ただ、ITZYが5人でまた活動しているのは嬉しいなあくらいに思っていたとき、ITZYの曲がチャートを逆走しているというショート動画が流れてきました。


サビを聞いたときにゾクッとしました。


これは今までの強くて、ハードルや中傷を蹴飛ばして突っ走っていく勝ち気なITZYとは違ったのです。


『Imaginary Friend』の衝撃と内向きの強さ

サビ前に、ITZYから私たちに優しく語りかけてきます。

Call out my name in the middle of the night
(真夜中に私の名前を呼んで)
왜? 두려워 마 call out my name yeah
(なんで?怯えないで 私の名前を呼んで)
Call out my name in the middle of the night
(真夜中に私の名前を呼んで)
왜? 두려워 마 call out my name yeah
(なんで?怯えないで)

Youtube字幕より(翻訳は一部手動)

いやいや、幻想から生まれてきた得体の知れないお前を深夜に呼べるかーい!って1回目のCall out my name〜では思っていたのですが、優しく語りかけるように2回繰り返されるサビ前。

なんでか大丈夫な気がしてくるな?そんな気持ちにさせられて、少し警戒していた力が緩んで、ささやくような歌声に少し心のガードが和らいでからのサビ。


You know, I‘m your imaginary friend
(ほら、私はあなたのイマジナリーフレンドよ)
You know, I’m 너의 밤이 되어줄게
(ほら、私が)君の夜になってあげる

Youtube字幕より(翻訳は一部手動)

つらい時、くるしい時、自分で自分を抱きしめて孤独や悲しみから必死に自分を守っていたYou(これはきっと曲を聴いている私たちにあてて)へ、ITZYが夜の帷になって守るからねと力強い歌声で宣言してくれる。


When there‘s monsters on your ceiling
(天井に怪物がいたとしても)
I’ll keep you safe and 꿈을 꿀 수 있게
(私はあなたを安全に守るわ)夢を見るように

Youtube字幕より(翻訳は一部手動)

今まで「小言 Stop it, 放っておいて」なーんて外野に向き合って発言していたITZYではなく、そんな有象無象の第三者を排して「私がいるから大丈夫よ、心配しないで」と強さも優しさもベクトルがすべてYouに向いている。

大きな愛に包まれるようなそんな感覚でした。


ITZYが完全体になって、ファンであるMITZYに対して「私たちはいつだってあなたたちの傍にいるわ。安心して、不安なときはいつだって私たちの曲を聴いて」と囁いているように聞こえました。

それは、MITZYではない私に対しても。「不安なとき、孤独なときは私たちがいるわ」と、ありのまま、肩肘張らずに優しく語るんです。

MVのダンスとか、ダンサーさんが後ろでイマジナリーフレンドとしての動きをしてくれているんだろうなとか、闇にとけるような衣装とか思うことはたくさんあるものの、ベクトルが内に、Dear誰かに向いたITZYの強さにときめきました、というお話!


夜に眠れないときや、小説を読むときに音量を最小にして、間接照明だけつけて聞いて欲しい推し曲でした。


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