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俺か、俺以外か

面白かったROLANDさんについて

俺か、俺以外か。

インパクトのある言葉ですよね。

発したのは、ホスト・実業家のROLANDさん。冒頭の名言以外にも、「病んだことはない。悩んだことはあるけど」などなど、数々のポジティブな言葉を製造しています。

そんなROLANDさんと卓球の金メダリスト水谷隼さんの対談が面白かった。正反対に見える2人に、実は共通点が多かったのです。

自信に満ち溢れているように見えるROLANDさんですが、実際はネガティブ思考の持ち主。それは水谷さんも一緒。

アスリートの水谷さんはなんとなく分かるのですが、俺が俺が見えるROLANDさんも不安を抱く性格だったことに驚きました。グラサンを外した目も可愛いんですよね。

以前、弱みを見せられるようになった、と書いたことがあります。ROLANDさんみたいにホスト界から定期的にテレビはキャラ立ちした人を引っ張るわけですが、今までの方は本当にポジティブなことばかりしか言わず、弱音を吐かなかったように記憶しています。

でも、ROLANDさんは曝け出しているんですよね。接客が苦手だったとか、自分の弱さをカバーするための、敢えてのビッグマウスとか。

これまでの常識を覆してきたROLANDさんだからこそ出来ているのかもしれませんが、彼のスタンス、見せ方からしても時代が変わってきているのだなあと。強さばかりが強調された時代、空気感は、そろそろ終わりを向かるのではないのかなと思ったり、思わなかったり。

強さも必要ですが、価値観が多様化するに連れて、弱さを見せていいという流れ、空気が醸成されているように思います。ボクが最近、愛読している「燃え殻さん」がそうですよね。

生きづらさを惜しげもなく晒しています。やっるぜー!と1ページごとに書いている自己啓発本とは一線を画しています。時期がずれていたら見向きもされなかったかもしれません。それが、今ではみなさんの心の支えに。

添え木のような燃え殻さんの言葉が誰かを救う時代でもあるのです。どこもかしこも生きづらさで溢れていますが、自分をみんなが出せるようになると少しずつ変わっていくのかなと。

ROLANDさんも燃え殻さんも表現の仕方が違うだけで、根底にあるものは同じなんじゃないかなと思った、満島ひかりちゃんのナレーションも素晴らしかった『スイッチインタビュー』でした。

よろしければ、ぜひ。再放送あると思うので。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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