朝から泣かせてくれるじゃねえかよ!!

涙なしには語れない話について

我が家の子どもは春休み。休み期間中は妻の実家に預かってもらっている。

今朝は土日と遊びまくったので、いつもの起床時間には起こさずにそっとしておいた。

いつもより一時間遅く起こしたので愚図らないと思ったら大間違い。信じられないほどモンスター化した。

「パパのせいだ」、「ママのせいだ」、「眠い!」と散々暴れ回った挙句に、ようやく起きたものの、こちらの話には耳を傾けない。

仕方ないので自分の支度をするべく、まずはトイレで大を済ませた。すっきりしてリビングに戻ると、なんと!なんと!そこには驚くべき光景が。

我が子が一人でお着替えをしているじゃあーりませんか!

どうしたの?と聞いてみると、ボクを見つめてこう話してくれました。

「うん。4月から〇〇組さんになるから一人でお着替えするんだ。これからはパパが手伝わなくてもいいからね」

目に涙が浮かんだのは、花粉症のせいではありません。まさか、こんな日がやってくるとは。朝から泣かせてくれるじゃねえかよ!!

義母宅に預ける時間が遅くなると覚悟していたボクは、出発時間ぴったりに仕度を済ませた我が子を称賛せずにはいられませんでした。

昨日まではトップスとズボンを脱がせるのにも一苦労。いちいち言い訳をつけては着替えるのを拒否していたのに。一晩でここまで劇的な変貌を遂げるとは。子の成長はオトナの物差しでは測れませんね。

あまりにも嬉しすぎて、ご褒美の約束をしたのは妻には内緒だ。

子の存在が痔ろうのショックを和らげる

昨年の8月に続き、またしても痔ろうの手術をすることが決まった。一度目とは反対側に、また痔ろうができていた。先生は一度、見ていたのに、うやむやにされてしまったのには納得がいかない部分もあるけど、まあ仕方がない。医者も人間だ。見落としもあるさ。

とはいえ、手術だ。肛門への注射はインフルエンザなんかとは比べ物にならないくらいに痛い。悶絶とは、まさにあのことを言う。人に見せられない姿、人には聞かせられないほどに吠える。抱き枕がないと耐えられない。これは大袈裟ではなく本当だ。

あの経験を短期間でまたするとは……。分かってはいたものの気持ちは沈んだ。でも、今朝の我が子の成長を間近で見届けたことで、そこまで落胆しなかった。

このタイミングだったのだろう。このタイミングが後々、振り返るとベストだったのだろう。そう思うように、ポジティブに事態を受け止めることにした。

思考を切り替えられたのも我が子のおかげだ。一人だったら絶望して逃避行に出ていただろう。妻と2人暮らしだったら悲観的になって顔に縦線が入ったまま体育座りをしていいただろう。

我が子とはいえ、他人だ。いろいろとある。愛しすぎることもあれば、ケンカをして憎らしくなることもある。でも、やっぱり「ボクたちの元へやってきてくれてありがとう」と感謝の思いは尽きない。

手術とはいえ20分足らずだ。手術前の浣腸も嫌だけど。まあなんとかなるだろう。だい痔だ!

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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