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分かっていても止められない?

焦りが生む恐怖について

ドラッグストアに買い出しに行ってみた。案の定というか、トイレットペーパーとティッシュペーパーの棚が空っぽになっていた。もちろん、マスクの棚は、ここ最近は見慣れた張り紙のみだった。

昨日、政府が心配ないと発表したにもかかわらず、棚には何も残されていなかった。デマだと言われていても、やはり心配や不安は消えないモノなのだろう。

ボクもガラガラの棚を目にした際、ちょっと焦ったのは事実だ。普段あるはずのモノがないと心理的に不安になるのは仕方がない。

いくら国が大丈夫だといっても、デマだと分かっていても、もしかして、ひょっとすると、という思いは消せないのだろう。だから買い占めた人たちを悪く言うつもりはない。

心配で買ってしまったのはボクも同じだからだ。ボクの場合はマスクが不足するのが怖くて、先日買い求めてしまった。

マスクに関しても十分に行き渡る量が生産されていると発表された。けれども、手元に実物が来るまで心の底から安心はできない。仮にドラッグストアに入荷されていたら家族分を買い占めていただろう。

買えるはずのモノが買えない恐怖

当たり前にあるはずのモノが買えない。買えるだけの金銭的余裕があっても手に入らない。その恐怖を痛いほど実感した。

東日本大震災の時もコンビニの棚が空になった光景は目にした。あの時は全部がなくなったから諦めがついたというか、何かが手に入れば最悪は生きていけると思えた。

今回は特定のモノが買えない状況に陥った。だから余計に不安が募ったのかもしれない。供給量、供給状況がリアルタイムで分からないと落ち着かないのかもしれない。日常にSNSがあり、タイムリーに情報が仕入れられる生活を送っていればなおさらだと思う。

情報が以前よりも手に入れやすいからこそ、その機能が働かないことでより一層の不安に襲われているのかもしれない。そこにデマがバラまかれれば過敏に反応してしまうのは無理もないことだと思う(本当にデマなのかはボクも分からないけど。デマであると信じたいとは思う)。

落ち着こう、落ち着け、落ち着きたい。そう思うけど、心が安定するには時間が掛かるような気がする。少しでも早く日常が戻ることを願うしかない。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!


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