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貧すれば鈍する

メンタルとフットボールの相関関係

EURO2024はスペイン代表の勝利で幕を閉じた。ティキタカの黄金期をほうふつとさせる圧倒的な強さを見せつけ、ニコ・ウィリアムとヤマルという次世代のスターが台頭し、再びスペインの時代が到来する気配を濃厚に漂わせた。

フットボールの興奮が冷めやらぬうちに、パリ五輪が開幕した。早速、サッカー日本代表が躍動した。南米の強豪パラグアイ代表相手に5発の大勝である。正直、相手に一人退場者が出て、2点目が決まってからは、前のめりのスタンスはやや落ち着いたが。それでも大量得点はグループリーグ突破には得失点も絡んでくることを考えると小さくはない。

EUROは8割ほど試合視聴が叶い、五輪も寝坊せずにLIVE視聴できている。今日の女子サッカーは後半からの参戦となってしまったが、それでも今までならば起きるのをやめていたことを考えると、サッカーライター時代とそん色ないほどにスポーツ熱が高まっている。

その要因を探ると、日常、特に仕事の充実が挙げられる。以前は仕事でのストレスが多く、また度重なるパワハラに晒されていたことで、スポーツに割く神経も時間もなかった。つまり、メンタル的にきつい状況では、たとえ好きであっても労力を割けないのだ。

仕事くらい?と思われるかもしれないが、ありがたいことに大学を卒業してから書くことだけで生活ができている。もちろん、しっかり食べられるまでには時間を要したが。当時に比べると信じがたいほどに環境は整備されている。

仕事=書くコト=呼吸すること、呼吸するように書いているので、生きる上で大事な呼吸=書くコトが辛くなると、その他にまで気が回らないのだ。「貧すれば鈍する」ではないが、精神的な豊かさがなければ、結局は満ち足りた生活は送れないのである。

そう考えると、現状はとても満ち足りていると言える。日中に書くことで賃金を稼ぎ、夜中から朝方にかけてはスポーツを満喫する。寝不足気味ではあるけれども、ある程度慣れた仕事なのでクオリティは担保できている。

大きなスポーツイベントが終わると虚脱感に襲われるが、今年はEURO、五輪と続くので熱い夏になっている。2大イベントが終わり、その後が不安であるが、先のことは分からないので、まずは目の前の五輪を味わい尽くしたい。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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