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よっこいしょういち!うなるシニア

無意識に自分もしていることについて

カフェなどでシニアの方と臨席になることがある。昨日も70歳くらいの男性の方が隣に座られた。

お互いに読書をしているのだけど、一区切りつくと必ず「はー!」「あっ!」「はっはっ!」とおっしゃられる。発する、というよりも、うなる、と言った方が正確かもしれない。

それがおじいちゃんのタイミングで発せられるので、こちらとしては気構えがないからビクッ!となる。せっかく本の世界に入り込んでいるのに、唐突に発せられる声で我に返ってしまう。その繰り返し。落ち着かなかった。席を変えればよかったのだけれど、生憎の満席で身動きが取れなかった。

お互い様の精神がやさしさにつながる

でも、ボクも人のことは言えない。遠い、遠い、はるか遠くにあるモノだと思っていた。でも、それはやって来てしまった。

「よっこいしょ!」「よっこらしょ!」「ふっ!」「はっ!」

座っている状態から立ち上がる時に発せられるボクの声だ。幼い頃にじいちゃんの口から聞こえてきたコトバを、今は自分が発するようになってきた。寄る年波には勝てないのだ。

先ほどシニアの方を批判的に書いたけど、おそらくボクも公共空間で気が付かずに何かしらの声を発している可能性がある。そう考えるとお互い様なのだなと思った。もしかすると同じ空間にいる若い学生たちは、ボクの発する声に辟易しているかもしれない。申し訳ない。もう少しだけシニアの方のうなり声、ひとり言などに寛容になりたいと思う。

人の振り見て我が振り直せ!少しは気を付けてみようと思った。いつの間にか「よっこいしょ!」が、ビートたけしのギャグ「よっこいしょういち!」になっていたら目も当てられない。

さて、出掛けようか。よっこいしょ!

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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