THE FIRST SLAM DUNK※ネタバレなし
気が付いた愚かな自分に
観てきました「THE FIRST SLAM DUNK」。中盤からずっと泣いていたので、隣に座っていた女バス5人組が引いていたのは、ボクの記憶の中から消し去りました。
感想を書くのは不得手なので、ボクが響いたコトバを。安西先生の「諦めたら、そこで試合終了ですよ!」が最も市民権を得ていますが、それではありませんでした。花道の「ど素人だからよ」でもありません。
ボクの心にあの時、刺さったのは、ゴリの「ありがとよ」でした。なぜか?ボクが今の会社に移ってから、仕事は入ってくるし、成果は出るし、それなりのポジション(嫌な言い方)を築き上げることが、短期間でできました。
それもこれも入社後間もなく勝った大きなコンペが多分に影響しています。そうなると、分かっていても、人間は成果を欲しがります。意図せずとも、気を付けていても、そうなってしまいます。
「THE FIRST SLAM DUNK」を見るまで分かっていたけど、やっぱり結果でしょ、実績でしょ、という思いは消えなかったし、態度にも出ていたと思います。結果を出し続けているから、多少は会社のルールに沿わなくても問題ないでしょうと。驕りもありました。傲慢ですよね。
そんな時に、ゴリの言葉です。友だちでも、慣れあっているわけでも、好きでもないけど、チームメイトに感謝の言葉を述べたゴリ。
あ、そうだよなって。基本的に今の会社人は、みんな良い人で。ほぼ怒られることも、怒ることもない。怒鳴り声など聞いたことがありません。それが緩い、と感じる人がいるかもしれないですが、パワハラを繰り返し受けてきたボクとっては天国。これ以上ない快適な環境で、はじめて骨をうずめても良いとさえ思っています。
そんないい環境にいながら、ちょっと結果にこだわりすぎていたかなと。デザインに比べると、なぜか企画・コピーって単価が安いんですよ。不思議とボクが暮らしている地域では。
スタートが大事で、そこを担っているのに、なぜかディレクション・コピーよりもデザイン料の方が単価が高い。それはいくら数をこなしても、元々の額が違うんだから差は埋められないですよね。ただ、これはボクが考えて、行動して、改革する必要はなく、上司が取り組むべきなのに、なぜかボクが単価を上げようと営業さんに掛け合っていたのです。
それ自体は悪いことではないし、実際に単価は上がってきているけど、ボクがやるべきではないし、ボクのニーズではないことにきがついたのです。それと同時に、幾分か薄れていた、仕事を取ってきてくれてありがとう、という思いもまた強くなったのです。
だから、ありがとうゴリ!馴れ合いは必要ないし、友だちでもないし、好きではないかもしれないけど、「ありがとう」の感謝の気持ちは常に忘れてはいけないなって。
リスペクトがあってはじめてサッカーは成り立ちますしね。いきなりサッカーの話題ですいません。相手がいて成り立つ以上、クライアントさんの悪口も、本当はご法度。素人だからわからない、と思いがち、口にしがちですけど、クライアントさんが分かっていたら発注しないわけで、素人だからこそ玄人のボクらに委ねているんですよね。そこを忙しかったり、直しが何度もあると忘れがちになりますけど、そこにもリスペクトがないと、やっぱりどこかで歪が出るんですよね。
だから、サッカーのリスペクトの思いは大事。人がいて成り立っていることは忘れない。
おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!
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