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IBSでHSPな私の奮闘記 2
三条さん、参上!
みなさん、こんにちは。
三条と申します。
本日もご訪問いただき、ありがとうございます。
本日は、奮闘記の続きを綴ります。
といっても、今回もまだ過敏性腸症候群になる前のお話です。
自分の過去も整理しながら書いていけたらと思っているので、お付き合いいただけると幸いです。
また前回もお伝えしましたが、このお話は私の主観的な内容です。
全ての方に当てはまるわけではないため、何卒ご了承ください。
▷私がIBSになったお話……?(続き)
さて、中学生になりました。
私が通っていた中学校は強制的に部活に入らなければいけませんでした。
小学生の時のことを考えれば、バスケ部に入部……、かと思いきや、膝を悪くしてしまいドクターストップがかかったため、文化部に入部しました。
同じチームでバスケをしていた同級生は、やはりバスケ部に入部していました。
バスケは好きでしたが、いじめのことを考えるとやりたくないという思いがあったので、入部を断るドクターストップという心強い理由があり、心底ほっとしました。
膝を悪くしたということは本当のことなので、こちらについては治療に専念し、現在では症状も治まっています。
いじめのせいといっても過言ではないくらいに自己肯定感が低くなってしまった私ですが、バスケ繋がりの同級生との縁が少し薄れたこと、そして新しい友達ができたことにより、それなりに楽しい毎日を過ごしていました。
中学生の時にはアニメや漫画にどハマりし、深夜アニメを見るために夜な夜な起きて、リアルタイムでアニメを視聴し、翌朝きちんと起きて学校に行く、という生活を送っていました。
(今その生活をすると、翌朝に起きられる自信がありません。中学生の頃の私の体力と気力が羨ましいです)
この楽しい状況が続くかと思っていたのも束の間。
とある出来事が起こりました。
それは、お腹が鳴るのが恥ずかしい、ということです。
これまでは、特段気にしていませんでした。
お腹が空いた時に鳴るのは自然のことですし、ましてや授業中に誰かのお腹が鳴っていても、特に気にすることはありませんでした。
しかし、授業中に自分のお腹が鳴ってしまったとき、なぜか無性にとても恥ずかしく感じました。
クラスの子に冷やかされたわけでも、何かを言われたわけでもありません。
それなのに、とても恥ずかしく、誰かに何か思われていないか不安で仕方ありませんでした。
それ以降、授業中にお腹がならないようにするためにどうしたらいいのか、たくさん考えるようになりました。
私が通っていた中学校はお菓子の持ち込みが禁止されていたため、授業の合間に何かを食べることができませんでした。
そのため、朝ごはんをたくさん食べる、お腹が鳴りそうになったらお腹を極限までへこませる、それでも鳴りそうだったらペンケースを開いたり閉じたりして少しでもみんなに気づかれないようにする。
様々なことを行いましたが、それでも気にすれば気にするほどにお腹は鳴ってしまいます。
それが本当に嫌で、テスト期間の一番しんとしていて少しの音でも目立ってしまうようなときは、保健室で問題を解かせてもらうようにしました。
テスト期間以外は、お昼の直前の4時間目の時に保健室に行く、ということもよくありました。
さすがに保健室に頻繁に行くので、みんなから心配され、友達や先生、そして両親にも迷惑をかけました。
見かねた母親が、消化器内科に連れて行ってくれ、そこで過敏性腸症候群のことを初めて知ったのですが、それはまた別のお話です。
ひとまず、お腹が鳴る、ということについて話を戻しましょう。
消化器内科に行き、お腹が鳴ることが嫌だ、ということを先生に伝えましたが、「お腹が鳴るのは生理現象だから、仕方ないこと」と言われ、整腸剤を処方されるだけに終わりました。
自分でも理解していたことなので、やっぱりか、という諦めの気持ちしかありませんでした。
整腸剤を服用してからもお腹が鳴ることは止められず、中学校生活が終わるまではこれまでと変わらない、保健室に頻繁に行く、という生活を送りました。
毎日4時間目に保健室に行く、ということはなかったので、成績にはあまり響きませんでした。
4時間目に教室で授業を受けていたときは、お腹が鳴らないように努めていたり、不安や緊張と闘ったりしていたので、授業の内容があまり頭に入ってきませんでしたが……。
とりあえず高校受験も受かったので、良しとしましょう。
▷今にして思うこと
私にとって中学校生活の思い出のほとんどが、お腹が鳴らないようにするにはどうしたらいいか、と考えながら生活していたことです。
お腹が鳴ることは生理現象。
みんな同じ。
それについて冷やかしたり、何か言われたりしたことはありません。
しかし、みんな直接言わないだけで、裏で何かを言っていたらどうしよう。
食いしん坊に思われていたらどうしよう。
いつか冷やかされたらどうしよう。
そんな不安が毎日付き纏い、億劫で仕方ありませんでした。
今にして思うと、教室という閉鎖された空間、授業という自分がやりたいことが思うようにできない時間(トイレに行きたいのに授業中だから行けない、小腹が空いたから何か食べたいけど授業中だから食べられないなど)、それらが不安を加速させる材料になっていたように思います。
また、元来男の人が苦手ということもあり、男女共学だったため、男の人が近くにいるという緊張もありました。
話し合い中心の授業や、体育などの身体を動かせる授業のときは、気が楽に感じました。
座学の授業自体嫌いではありませんでしたが、緊張や不安を感じてしまうことの方が勝ってしまい、授業を受けることが本当に嫌でした。
学校は学ぶ場なので仕方ありませんが、生徒が主体となるような授業が少しでも多くなるといいなと願いつつ、中学校生活を終えられた自分を褒めたいと思います。
今となっては、お腹の鳴りを気にすることは少なくなりました。
もし職場でお腹が鳴ってしまっても、笑って「すみません」、とあまり恥ずかしさを感じることなく言えます。
恥ずかしさを笑って誤魔化せる勇気があの頃の私にあれば、少し違う未来があったのかもしれません。
▷それでは、また次回
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
次のお話からようやく本編に入ることができそうです。
それでは、また次回のお話でお会いしましょう☺︎