三条就活体験記Chapter 0:編入生が官民並行就活したらn回死んだ話
こんにちは。三条と申します。
2018年に中央大学法学部政治学科に入学した後、2020年に東京外国語大学に3年次編入した22卒元就活生です。
1年以上続けてきた就職活動を終えました。山あり谷ありの波乱万丈な就活でしたが、個人的には満足する形で終われました。
就職活動を終えたら自分のやりたいことに思いっきり集中するのは一つの案だと思います。実際に私も旅行の計画を複数立てています(この情勢じゃちょっと厳しそうだけど)。しかし、常に苦闘して時々光が差してはまた闇(病み)に突き落とされる、そんな日々とそこから得たものを後代の皆さんに少しでも伝えたいと思い、キーボードを叩く決意をしました。
三条就活体験記は時系列順で書く予定です。今回はchapter0ということで概要を書いていますが、chapter1は2020年夏休みについて書く予定です。2021年の各月があまりにも濃密なので、全体では20本を超えると思います。記事を上げる度に下にリンクを追加していくので、興味のある話があったら飛んで読んでみてください。
Chapter1︰(民) 就活やりたくねえ 2020年夏休み
https://note.com/sanjo/n/nadbb711cf15d
Chapter2︰(官) やっぱ公務員じゃね? 2020年10月~12月
https://note.com/sanjo/n/n1d0560c3f1f0
Chapter3︰(官) 公務員の勉強をガチる 2021年1月~2月
https://note.com/sanjo/n/n5c0e65ed56f8
Chapter4︰(民) 就☆活☆解☆禁 2021年3月
https://note.com/sanjo/n/n996afad22869
Chapter5:(官民) 就活ってこんなに辛かったっけ…? 2021年4月①
https://note.com/sanjo/n/n4303947420e8
Chapter6:(総) まあ記念受験だからね 2021年4月②
https://note.com/sanjo/n/nb935084068eb
Chapter7:(地) ○民がファーストってわけ 2021年5月①
https://note.com/sanjo/n/n5b0e59376785
Chapter8:(総) 人生で一番勉強した三週間 2021年5月②
https://note.com/sanjo/n/n7f0ee7979f45
Chapter8.5:(民) 僥倖 2021年5月おまけ
https://note.com/sanjo/n/nd4fc0d953ff4
Chapter9:(総) 国はバカなのか?? 2021年5月③
https://note.com/sanjo/n/ne494320e6a4a
Chapter10:(総) 火事場の馬鹿力(国総二次面接試験) 2021年5月④
https://note.com/sanjo/n/na8b4f451fe66
Chapter11:(税) まあこんなもんでしょ 2021年6月①
https://note.com/sanjo/n/n68b435a5e48b
Chapter12:(般) これは受かりたいなぁ 2021年6月②
https://note.com/sanjo/n/na8f8f23bf1d2
Chapter13:(地) 田舎だなぁ 2021年6月③
https://note.com/sanjo/n/nfdae1f4f5b9a
Chapter13.5:(総) 官庁訪問って何ぞや?
Chapter14:(総)
Chapter15:(総)
Chapter16:(総)
Chapter17:(総)
Chapter18:(官民)
※略字は下記の通り
官→公務員全般について
民→民間企業全般について
総→国家総合職について
般→国家一般職について
税→国税専門官について
地→地方上級公務員について
なお、私の就職活動の実績は下記の通りです。
・国家公務員総合職:
記念受験のつもりが最終合格。省庁を3つ回ったが内定は貰えず。試験の席次は大体上位3分の1。政治・国際区分。
・国家公務員一般職:
当初から目指しており最終合格、内定獲得。5機関回り1機関から頂く。試験の席次は大体上位3分の1。
・国税専門官:
最終合格。国家一般職に受かったので採用面接は辞退。試験の席次は半分よりちょい上。
・民間企業:
2月から3月にかけてESを15社ほど提出。書類通過は約半数、一次通過は4社、二次通過・内定獲得は1社。
国家総合職に落ちた後に1社だけ追加で応募し、内定を頂く。就職先。
※内定を貰ったところ→物流業界の民間企業(非上場)、某省の地方部局、日経225企業(就職先)
※落ちた公務員試験→都庁、埼玉県
一目見てお分かりいただけるように、公務員と民間の就活を両方やりました。しかも公務員は国家総合職(一般人がよくイメージするエリート集団的な「官僚」)まで挑戦しました。
ハッキリ言って地獄です
ここまで官民を上から下まで受ける人ってめったにいないと思います。非効率極まりないという自覚は就活中からありました。これから就活する皆さんに関しては、ここまで手を広げてしまうのは心の底からお勧めしません。
しかし、じゃあ自分の就活に後悔があるかと言われれば、終わった現在からすれば皆無です。もちろん就活中の個々の時期に後悔したことは何度もあります。何度も地獄を見ました。こんなに手を広げて無駄なんじゃないか、と思った回数は枚挙にいとまがありません。しかし、終わってから振り返ると、そのような膨大な数の無駄によって得られた経験はたくさんあり、自分の人生の中で貴重な財産になりました。
でも、明らかに無駄が多い
その理由は主に2つあります。1つ目は、自分の人生は自分で切り開くという考え方にこだわったあまり、適切に人を頼れなかったことが挙げられます。もちろん全く話を聞かなかったわけではありません。特に公務員試験を受験しようか迷ったときに先輩方にはお世話になりました。
しかし、それ以外の場面で先輩の話を聞く機会は数えるくらいしかありませんでした。また、大学のキャリアセンターを頼るようになった時期も遅かったです。それは編入のせいで真に頼って話を聞ける先輩が少なかったという事情もありますが、ひとえに私の努力不足が大きかったのは間違いありません。
2つ目は、主に民間企業の情報収集を怠ったことです。私は当初リクナビとマイナビを入れて満足してしまいましたが、それだけでは足りないと感じることが多いと思います。しかし就活アプリって不思議なもので、後になればなるほど新しく入れるのがだるくなります(既にリリースから時間が経っているゲームは強いユーザーがいっぱいいるから入れる気にならない、というあれに似てるかも)。OneCareerとビズリーチキャンパスも早急に入れるべきです。あとOfferBoxもおすすめです(オファーが来るから自己肯定感の滑落をある程度防げる)。
最後に、将来の就活生のためにもこの問題に対する処方せんを述べて、chapter0を終わりにしようと思います。
・少なくとも5人以上の先輩の話を聞くこと (鵜呑みにしろというわけではない)
・大学のキャリアセンターは早めに頼ること (夏や秋は空いてるからとにかく早急に相談のハードルを下げる)
・情報源たる就活アプリは最初に入れること (後から追加で入れるのマジで気持ち的にだるい)
・(特に外大生の場合)他大生の話を必ず聞くこと (敵を知って己の戦略を練りましょう)
Chapter1に続く