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#なんのはなしですか 電子書籍化プロジェクト 第2回打ち合わせの様子をお届けします
先日、第2回プロジェクト打ち合わせがありましたので、お知らせします。
前回のド緊張からはかなり肩の力を抜いて、この日はリラックスして過ごすことが出来ました。リュックにパソコンやノート、ファイルを詰め込んでビジネスモードです。
実はこの日までまだ、誰も応募作を読んでいないのです。というのも、集中して作業するため締切までは基本的に私1人で管理させていただいていました。
今回が初お披露目となります。
「全部で何人になった?」「けっこうやばいやつきたんじゃない?」なんて言いながら、わくわくする時間の始まりです。
イラスト・キャッチコピーの共有
まずは皆様からいただいたキャッチコピーの一覧と、イラストが全て一覧になったファイルを3人で共有します。
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「おぉー!」「このイラストすごいね!」「これ書いてくれたんだ?」「キャッチコピー全部使いたいねぇ」「これ全部1人で!?」と、一枚一枚見ていきます。最後まで見終わったらまた最初から。何度も何度も、この日は少し会話が止まったり静かな瞬間が訪れたりするとそのファイルに目を落としたりして、皆様からいただいたものをくり返し3人で眺めました。
トリプルチェック
次は一番大切な作業。
頂いたメール(作品)と、エクセルで管理している作品一覧と、共同編集用のドキュメント画面。この3つについて『作者名』『タイトル』に間違いがないかのチェックです。ここが絶対にずれていてはいけないため、3人で目視と口頭で間違いがないか確認しました。
タイトルを口に出していると「早く読みたいなぁ」「これ面白そう」「気になる」とそわそわし始めるコニシさん。まだ読まずに先にチェックしましょう、という流れの中でたぶん読んでましたね、実は。ところどころ無言でしたもの。
このチェック段階で、各クリエイター様からの依頼内容(ルビ指定やクリエイター名の変更など)の注意書きも漏れがないか確認します。とくに、R18シリーズには入れないで欲しい!という声はチェックの漏れがないようにしました。
約100人分のチェックが終わり、ほっと安堵の息が漏れました。
ここまででわりと時間が経っています。まだまだ決めることは山ほどあります。
R18作品の振り分け
次の作業です。『私がいないとダメね編』いわゆるR18シリーズ収録作の確認です。タイトルからして明らかに、というものもあれば、ご自身で「このシリーズで」と指定してくださっている方もいますので『私がいないとダメね編』に振り分けます。これね、タイトルにR18フレーズが含まれていると私が口に出すのが憚られるんですよ。「この作品」とぼかしました。
中には最後まで読んでみないと分からない「実はR18でした」作品もあったため、そういったものは後から追加することとします。
他のシリーズと比べると明らかに作品数が少ないのが『私がいないとだめね編』です。そこで、コニシさんのコメントだけでなく『変態道』からもコメントを頂戴することになりました。
大事なことなので2回言います。
『私がいないとダメね編』はコニシさんとマイトンさんのWコメントつきです。
収録巻振り分け
どの作品をどの巻に収録するか。これはかなり悩ましいところです。できるだけ路地裏の混沌感も残しつつ、でも……と色々話し合いましたが、とにかくまずは作品を読んでコニシさんがコメントをつけないことには進まない、と判断するに至りました。また、文字数が様々なので、それぞれの作品の文字数を把握して、全体が均一になるようにしないといけないことが分かりました。
まだ文字数のカウントができていないので、この項目は次回の課題となりました。
表紙
こちらもまだ。後回しにすることに。
+α
作業中にも新しいアイディアが生まれてきます。「クリエイターさんのところに○○○をつけたい…」「このキャッチコピーをこうして…」「この作品はあえてこうしてこうしたら面白くない?」
迷ったら面白い方。採用できそうなアイディアはメモに残しておきます。あれもこれもと欲張りすぎて破綻してはいけませんので優先順位もつけていきます。
スケジュール確認
コニシさんと私って、割とゆる~っとしているんです。このプロジェクトの要はマイトンさんです。大事なところをきちっとしめてくれて、危ういところに突っ込みを入れてくれます。
5月の出版目標から逆算して、編集に何か月、構成に何か月…とすると…
「コニシさん、コメント3月上旬までに終わらせてくださいね」とマイトンさん。
「いやっ無理だよ!だってnoteの回収が来週の……」焦るコニシさん。
「でもどんどんやらないと間に合わないですから」厳しいマイトンさん。
コメントが出来たものから五月雨で私の方にご連絡をもらうこととなりました。それなら大丈夫だろうということで、私はコニシさんがコメントし終わった作品をチェックしながら、縦書きにしたときのイメージを作っておくこととなります。
挿絵の挿入位置
たくさんの方がイラストや挿絵を描いてくださいました。作品を読んで、それにぴったり合うイラストがあればそこに入れる、という作業が出来るようにイラストを把握しておきます。
途中でふと漏れる言葉
この打ち合わせは平日の真昼間に行われています。私事で大変恐縮ですがワンオペ育児中のためどうしてもこの時間しか取れず、お2人にはお仕事をお休みして来ていただいていることになります。
「何してるんですかね」「訳分かんないね」「一体何をしているんだろう」「くだらないなぁ最高にくだらない」「そろそろ仕事せなあかんですよね」なんてセリフが時折聞こえてきます。
でも「迷ったら面白い方」「これ完成したらすごいよなぁ」「おもしろいよなぁ」「100人もいるんだもん、信じられない」
……やっぱりそこにいたります。色々な壁にぶつかったり、書けないような色々もね、あったりなかったりらじばんだりするんですよ。でも、楽しい。向かう先があって、同じ方を見ている人がいて。
noteの記事でこのプロジェクトのことに触れてくれているのを見ると励まされます。楽しみにしてくれる声、応援してくれる声、心配してくれる声、どれも全てがチカラになっています。ありがとうございます。嬉しい。本当に、嬉しいです。
こちらに収録させていただいています。
スタエフでも耳にしました。
みんなちょっとは思うじゃん、電子書籍いつかは出してみたいって。でもさ、自分でやるほどじゃないしやり方わかんないし。でも今回みんな一緒にデビューできるわけじゃん。自分が書いたものをさ、電子書籍にして残せるんだから。俺すっげー宣伝するつもり!
これ聞いて私ちょっと泣きました。そんな風に思ってくれたんだって。
ありがとうございます。
出版まで、駆け抜けます。だから皆さま、どうかこれからもnoteにいてください。休みながらでも、居続けて欲しい。
電子書籍の出版記念、みんなで祝いましょう。
コニシさんはもう、どんどん進んでいきます。アイディアも溢れて止まりません。もっともっとおもしろくするために。
私1人では全く無理でした。
きっと、皆様が思っているよりもっとコトは壮大です。楽しみですね。
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