見出し画像

10月13日「多文化共生の鍵は、内なる多様性か」府中Indiaバザール特別対談開催への思いを語ってみた。

昨日まとめましたが、以下のような特別対談が開催されます。

今日は10月13日(土)に府中で開催される府中Indiaバザールの中の、特別対談なのです。

実際、今回のイベントの基調対談のような位置づけです。

結論から言うと私たち一人ひとりの中にある多様性に光を当て、多文化共生についての本質であり、同時に一人一人の豊かな生につながる可能性を共に探究する場です。

インスタライブ

この特別対談への思いをインスタで喋ってみました。

改めて文章でも纏めてみます。

対談者のご紹介

この特別対談には豪華なゲストが登場します。
まず、東京外大でベンガル語を教えているタリク先生。彼は日本とインドの言語や文化を深く理解しており、言語を通じた異文化理解に詳しい専門家です。

そして、マインドフルネスを実践し、多様な人々に心のケアを提供している島田啓介さん。彼の視点から、内面の多様性と他者理解について語っていただきます。

また、普賢寺の住職である小野常寛さんがファシリテーターを務め、議論を進行します。仏教の知恵が活かされる対談になりそうですし、そこも楽しみです。

最後は、参加者全員で考える場として、活発な意見交換が期待されます。

インドと多文化共生の関係

インドは、カレーやチャイ、ヨガ、アーユルヴェーダなどの文化で私たちの日常と密接に関わっていますが、実は多文化共生を考える上で非常に重要な国でもあります。

インドは何千年もの歴史の中で、多様な宗教や文化が共存してきました。特にそのダイナミックな社会は、他者とどう共存するかを追求してきた「多様性の大先輩」ともいえる存在です。

また私達日本人にとっては多くの人が「インドに行くと人生観が変わる」と言われる国であります。それだけ僕たちとの違いが大きくて他者の象徴のような場所です。だかこそ、自分自身と向き合うことを強いられるからかもしれません。

この二つの理由、ダイバーシティの大先輩、他者の象徴、からインドを見つめることで他者とどう向き合うのかが見えてくるのではないか、そんな仮説を立てています。

内なる多様性とは何か?

「他者とどう向き合うか?」を考える際、外側の他者だけを理解しようとするのではなく、自分の内側にも多様な側面があることを認識することが重要ではないでしょうか。

タリク先生は「言語相対論」という理論を通じて、言語や文化が私たちの世界観に与える影響について語ってくれました。例えば、英語を話すときと日本語を話すときに、少し違う自分がいる感覚を持つことはありませんか?同じと思っている日本語でも標準語を話すときと関西弁を話すときでは自分の有り様にも影響がありそうです。

これは、私たちが話す言語やその文化が、私たちの「内なる多様性」を形作っている証拠かもしれません。

「インディビジュアル」ではなく「文人」という考え方

ただ、自分達の世界感や有り様に変化を与えるのは言語だけでは無さそうです。

ところで、現代社会では「個人」という概念が重視されていますが、実際には私たち一人ひとりの中には多くの側面があります。

作家の平野啓一郎さんが提唱する「分人」という考え方や、仏教の「インタービーイング」の概念が示すように、私たちは他者や場所との関係性の中でその存在が変わるのです。自分自身を一つの固定された存在として捉えるのではなく、状況や相手によって変わる多様な存在であることを理解することは、多文化共生の第一歩と言えるかも知れません。

豊かさは多様性の中に

そうなってくると他者を理解することと、自分自身を豊かに生きることが密接に繋がっている可能性が示唆されるようです。多文化共生やダイバーシティのテーマは、グローバル化が進む現代社会において非常に重要です。しかし、それは単なる社会的な要請としての理解にとどまらず、私たち自身の人生を豊かにするための鍵にもなるのでしょう。

イベントの詳細

この特別対談は、10月13日(土)13時から府中の普賢寺で開催されます。約1時間半の対談を通じて、多文化共生や内なる多様性について一緒に考えましょう!参加者の皆さんには、新しい視点や気づきを得る貴重な時間となるはずです。興味のある方はぜひお越しください。✨

詳細は以下から。

📅 日時・場所

  • 日時:10月13日(土) 13:00〜14:30

  • 場所:普賢寺(府中市)

多くの皆さんのご参加を心よりお待ちしております😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?