
「良い葬儀社」の選び方とは?
公益社は「全葬連葬祭サービス安心度調査2023」にて、AAA評価を取得しました。
こんにちは、燦ホールディングスnote編集部の祖父江です。
燦ホールディングスグループの中核葬儀社である株式会社公益社は、全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)が実施する「サービス安心度調査2023」において「AAA評価」を取得いたしました。

本調査は、全日本葬祭業協同組合連合会が、各関係法令・全葬連葬祭サービスガイドラインを遵守し、顧客へ提供している葬祭サービスの安心度の実態を調査・分析・評価するものです。
明確な基準で客観的に評価された結果を用いることで、葬祭サービスの安心度を顧客に対して説得力を持って示すとともに、葬祭専門業者として今後の業務上・運営上の改善・向上に寄与することを目的とした制度です。
採点項目としては、以下8つの項目について10点満点で評価が行われ、合計70点以上を取得した企業がAAAと評価されます。
経営・サービス・顧客獲得
人権尊重・顧客情報の守秘義務
事前相談や遺族の意思の尊重
公正な競争確報・関連法令順守
情報開示・説明責任の担保
料金体系・見積もり・請求
相談窓口設置・苦情処理体制
葬儀施行・アフターフォロー
※合計70点以上が「AAA」、69-55点が「AA」、54-40点が「A」、39-30点が「B」、29点以下が「C」と評価されます。審査については、評価の公平性を担保するため、第三者機関として『三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社』に委託され行なわれました。
「良い葬儀社」の見極めは、事前相談から。
良い葬儀社を見極めるために、前述のような”客観的指標”は一つの目安になりますが、皆様の地域にある葬儀社が必ずしもこのような調査を受け、かつ指標の結果を公開しているわけではございません。
また、普段の生活において"葬儀を依頼する"機会は滅多に訪れることはなく、だからこそ「良い葬儀社を見極める方法」についてもわからない方が多いのではないでしょうか?
そこで、私共がおすすめするのが「事前相談に赴くこと」です。

【手順1】近隣の葬儀社から候補をいくつか選ぶ。
まずは、地域の葬儀社から候補を複数選ぶことからはじめます。
皆様の生活圏内に葬儀会館があるようでしたら、連絡先を調べたうえで、まずは電話やメール・Web経由で問い合わせてみるのがよいでしょう。
(※ アポなしで直接葬儀会館に訪れても不在の場合がございますので、ファーストコンタクトは電話をオススメします。)
また昨今では年代を問わず、スマートフォンやPCを利用してネット検索をすることが多くなっています。検索結果の中には葬儀会社のほか、葬儀の「仲介業者」も含まれることがあります。これらの会社は葬儀を自ら執り行わず、問合せのあった地域内の葬儀社に仕事を依頼する形をとっており、結果的に目的から遠回りとなってしまう可能性があります。
…なので、具体的な事前相談を行う前提であれば、葬儀を執り行う事業者へ直接問い合わせることをお勧めします。
【手順2】事前相談の予約を行う。
電話で予約する場合、通話時の対応もサービスの品質を伺うための手掛かりとなります。ただし、葬儀を行うディレクターの方が必ず電話に出るわけではありませんので、参考程度に留めておくと良いでしょう。
【手順3】希望内容をまとめておく。
この時点で「何を相談すればよいのか?もわからない…」という方もいらっしゃるかと思いますが、何の準備もなく相談をしてしまうと、葬儀社側のペースで進んでしまい、結果的に満足のいく葬儀を行うことは難しくなります。最低限「どこで、どのような規模で」くらいのイメージをもって相談に臨みましょう。
私共葬儀社側の立場としては、以下のような希望内容を事前に仰っていただけると、明確なご提案やお見積りを差し上げることが可能となります。
逆に言うと、これらが明確にならないと、詳細な総額費用を見積もることは困難です。なので、以下のような内容をヒアリングしないまま、画一的な提案をいきなり押し付けたりする葬儀社には注意しましょう。
ご安置の場所(葬儀会館、ご自宅、菩提寺など)
葬儀を行いたい場所(葬儀会館、ご自宅、菩提寺、地域の集会場など)
参列者の予想人数(親族、友人、お勤め先の方、ご近所の方、その他)
宗教/宗派
費用感
【手順4】施設をチェックする。
会館での葬儀や安置を前提に検討されているのであれば、実際に一度施設へ赴くのがベストです。施設に関する不満としては以下のようなものが想定されるため、事前にチェックしておくとよいでしょう。
参列者の想定人数に対して、キャパシティが足りていない。
安置施設がない。または安置施設はあるが通夜・告別式までのあいだ、故人と対面することができない。
親族の控室がなく「通夜の寝ずの番」ができない。遠方から来た親族の休む場所がない。
会席室がなく「通夜振る舞い」や「精進落とし」ができない。
交通の便が悪い、駐車場がない…など、親族や参列者の来場に負担を強いる。
親族や参列者のためのバリアフリー設備が不十分である。
【手順5】担当者に相談する。
前述で準備した希望内容を伝えながら、葬儀社のスタッフから、その回答や提案内容を聞いてみます。チェックするべきポイントは、おおよそ以下の内容です。
こちらの希望をきちんと聞いたうえで、それにフィットしたプランや見積りを出してくれるか。
見積もりは詳細な項目まで記載されているか。また、その説明をしてくれたか。
知らないことを教えてくれるなど、適切にアドバイスをしてくれたか。
質問にきちんと答えてくれたか。
スタッフの身だしなみや言葉使いなどは丁寧か。
強引に契約を急かすようなことをしていないか。
【手順6】見積内容を確認・比較する。
複数の葬儀社の見積もりを比較する場合には、その内訳にも必ず注目し、可能な限り同一条件で比較するようにしましょう。
以下、葬儀全体にかかる費用を3つに分類してみましたので、ご参考ください。
①基本葬儀料金
これらの内容は、葬儀社がお葬式全般を請け負い、物品やサービスを提供するためにかかる費用です。人件費・運営管理などの費用も含まれています。
諸手続代行(死亡届、火葬許可証)
式の司会進行
祭壇の飾り付け
棺、骨壺
仏具一式(位牌など)
遺影写真 …など
②変動・オプション費用
これらの内容は、ご遺族によるご要望をはじめ、場所や地域の慣習によって要 or 不要がわかれます。また、人数や日数により金額が変動する項目も含まれます。
会館の使用料
料理・飲み物(通夜ぶるまい、精進落とし)
香典返し、会葬礼状
供花
ドライアイス(ご遺体を保全し、痛みを遅らせるためのもの)
エンバーミング、湯灌 …など
③葬儀社以外への直接支払い費用
これらの内容は、葬儀社を介さずに、直接のお支払いとなります。
火葬場の使用料
宗教者への謝礼(読経や戒名の名付けにかかるお布施)
特に、各葬儀社が用意するパッケージプランでは、これら項目の「含む or 含まない」の基準がバラバラであるため、同列に並べてみないと正しい比較検討はできません。
また、香典や公的扶助、保険金など、葬儀を行うことによる「収入」もありますので、これらも考慮しながら収支のバランスを取りつつ、納得のいく葬儀を計画することが大切です。
【参考】内訳ごとの葬儀費用目安
燦ホールディングスで2023年3月に実施したアンケートでは、葬儀に関するそれぞれの内訳別の平均費用は、以下のような結果となりました。
会場・祭壇・棺・遺影・セレモニースタッフ・車両にかかった平均金額:682,000円
会食・返礼品などにかかった平均金額:178,000円
宗教者への謝礼、お布施、戒名料、火葬費などにかかった平均金額:
277,000円
さいごに
以上、ご参考になりましたでしょうか?
前述いたしました通り、普段の生活において"葬儀を依頼する"機会は滅多に訪れることはありません。また、いざというときが来た際に、検討に十分な時間を取ることができないのも、葬儀というサービスの特徴であります。
ほとんどの葬儀社は「相談無料」です。思い立つ日に人神なし、ぜひ一度事前相談を申し込んでみましょう。