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産業精神保健学会誌「特集 働く女性の悩みとメンタルヘルス」

 当研究所副所長の春日と所長の米沢が編集委員を担っている産業精神保健学会の学会誌がオンラインジャーナルになりました。オンライン第1号の特集は、「働く女性の悩みとメンタルヘルス」です。

 『産業精神保健』31巻1号 <特集 働く女性の悩みとメンタルヘルス>
・特集にあたって(加藤 憲忠)
・働く女性と月経前症候群(江川 美保)
・働く女性のワークライフバランスとライフサイクル ~ 復職DC利用者データからの検討~(林 果林、他)
・更年期障害と労働 ~更年期ロスを減らすためのメンタルケア~(小川 真里子)
・子育てをしながら働く女性のストレスとメンタルヘルス(佐々木 那津)
・女性のサステイナブルな働き方に必要なものは何か( 辻 奈津子)
・女性の健康支援と就労の両立支援の視点から(重山 三香子)
・日本人女性の自殺率はなぜ2020年に急上昇したのか ― 自殺率上昇の地域差および性差の把握,要因に関する考察(岡 檀)

 オンラインジャーナルに切り替わったというのは大変意義深いことだと思っております。本号のテーマとは関係ない話ですが、今回のコロナで、世界中の研究者が最新の情報を公開してくれたことで、迅速に妥当な対策を取ることが可能になりました。これらの論文を学会に所属する人しか読めなかったら、と思うと本当にゾッとします。学会費を払っているんだからその人たちが読めるべき、という考え方もありますが、私は最新の知見が広く知られていくことの意義は大きいと思っています。

 一方、より多くの人の目に触れることになりますので、しっかりと書かねばと思います。特にメンタルヘルスの領域は対象者の個人情報の扱いに細心の注意を払わねばなりません。そのことを常に念頭に置きつつ、積極的に発信していきたいと思います。

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