災害前に備えておく6つのこと/防災ガイド
災害が起こる前に、いかに『備え』ておくか、これが生死を分けることにもなります。
頭では分かっていても、何をどう『備え』ればよいの分からない。
そんなあなたのために、日頃から備えておくべき事を、いくつか絞ってお伝えします。
この記事を読んで分かること
災害へ備えるために、日頃から行っておくべき6つのことが分かります。
1.家の中の家具の配置を見直す
震災が起きると、家具の下敷きになったり、家屋の倒壊により避難経路が塞がれる事態が予測されます。
足元にモノが多過ぎても、避難の際に足を取られて転倒の原因になるので注意。
最悪は命を落とすこともある、とても重要な部分になります。
優先順位の高い項目から、気をつけるべきポイントを挙げていきます。
2.胸より高い位置にモノを積まない、高さのある家具を置かない。
高く積んだモノが落下したり、背の高い家具が転倒すると、ケガをしたり、避難経路を塞いでしまいます。
今いちど、家の中を見渡して、胸より高い位置にあるモノを下ろして、背の高い家具をやむを得ず使う場合は、『転倒防止のツール』で固定したり、滑らないようにしておきます。
もうひとつ重要なことが、避難経路のそばには、邪魔をする可能性のある家具やモノを置かないことです。
注意!!
本が飛び出してしまう本棚は、入口より遠い位置へ移動します。
3.自宅周辺の避難場所を知っておく
あなたの地域の『ハザードマップ』をすることはもちろんですが、大事なのは『実際に自宅から避難場所へ移動してみる』ことです。
途中、ハザードマップでは分からない問題が見つかる場合があります。
実際に、後の項目で出て来る『非常持ち出し袋』を持っての移動を経験しておきます。
思っていたより坂道がきつかったり、足元が滑りやすかったり、増水する可能性のある河川の側を通らなければならなかったり、重い物を持って徒歩で行ける距離でなかったり...
できれば、雨天時や夜間も想定して考えておきます。 事前に分かっていれば、準備の方法も変わります。
頭では分かっていても、震災が起こるとなかなか冷静にはいられません。
思わぬ問題が起きてイライラすれば、なおさら冷静さを欠いてしまいます。
『備えあれば憂いなし』です = 普段から準備をしておけば、いざというとき何も心配がないということ。
4.外出先では非常口と非常階段の場所を確認しておく
外出先では『非常口』と『非常階段』の場所は把握しておきます。
特に2階以上の建物では、エレベーターが動かなくなるので、非常階段の位置を知っているか知らないかで生死が分かれます。
建物に入ったら、今いるフロアの案内板や、非常口案内灯を確認する習慣を。
分からない時は店員や関係者へ聞きましょう。そうすると覚えますね。
お子さんや高齢者が一緒の場合は、手すりの有無や滑りやすい場所を把握しておきましょう。
5.初期消火の方法を知っておく
出火原因となりやすい3つのパターンがあります。
それぞれの初期消火の方法を覚えておきます。
①カーテンから出火
『水』『消火器』で消化します。
②電気タップから出火
タコ足配線などで過剰な電流が流れて出火したり、延長コードからの出火は、水をかけると『感電』の恐れがあり危険です。
コンセントを抜く、またはブレーカーを落とした後は、水をかけても大丈夫です。
ブレーカーを落とすか、コンセントを抜き、消火器があれば『消火器』で初期消火をしましょう。
③鍋の油から出火
揚げ物用の油や、石油ストーブなど、油が原因の出火の場合は、水をかけてはいけません。
加熱された油の中に水を入れると、水が一気に沸騰して火柱が高く上がり、天井や壁に引火したり、熱により水が蒸発し水蒸気爆発を起こす恐れがあります。
最悪、着ている衣類へ火が移って大やけどをしてしまいます。(ナイロンを含む衣類を着て火に近づかない)
『消火器』『砂』『消化シート』で消化します。
6.非常持ち出し袋を常備する
上記を満たした市販の『非常持ち出し袋』『防災バッグ』はなかなか無いため、各自で不足分を補って揃えて欲しいと思います。
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